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何故ですか?

A 回答 (8件)

暦を定めるには、精密な天文観測と、それに基づく複雑な計算が必要です。

必ず端数が出て、処理しなければならないので、文科系だけでは成り立たず、理科系の知識がものを言います。日本で独自の暦を運用していた時代、幕府には天文方(てんもんかた)がありました。
現在では、日本の「元号」は独自の暦と言えないと思います。年の数え方が外国と違うだけで、中身はグレゴリオ暦です。グレゴリオ暦とは、1582年にそれまでのユリウス暦から改めたもので、1年の長さを365.2425日としています。3300年累積して約1日の誤差しか生じません。

「西洋の西暦・グレゴリオ暦と、日本の年号・旧暦との違いは、たとえて言うなら英語と日本語との違いである。本来優劣はない」。そう説明する人がいますが、たとえが間違っていると思います。グレゴリオ暦は太陽暦、旧暦は太陰太陽暦で、そもそも基準からして異なってはいるものの、精密さでグレゴリオ暦の方に軍配が上がります。そして、暦は精密な方が優れています。
西洋でも昔は天動説なんか信じていたわけですが、当時から詳細で正確な天文データを蓄積していました。天文学者のティコ・ブラーエは天動説の人で、その助手だったのがケプラーです。やがてケプラーは、コペルニクスを擁護して地動説を完成します。ケプラーは、ティコ・ブラーエによる高精度の観測データを、地動説と楕円軌道で合理的に説明したのです。

要するに何を言いたいかというと、明治の初めにさっさと旧暦からグレゴリオ暦に乗り換えた日本人は賢明だった、ということです。グレゴリオ暦はローマ教皇が制定した暦で、制定時には既にプロテスタントが存在しました。激しく対立して宗教戦争まで戦います。それでも、カトリック国以外の諸国も次第にこれを導入して行き、ほぼ世界中に広まりました。「キリスト教何するものぞ」のイスラム圏でさえ、(イスラム暦と)グレゴリオ暦を併用しているそうです。
前述したように、現在、元号の併用は「年」の言い換えに過ぎなくなっているので、「明治の初めにさっさと……」の日本人の賢明さに反しません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/22 08:00

産業革命などに始まり近代の文化は、根本は西洋から派生したからです。

またそこから西洋諸国の経済的、産業的優位性は現在まで続いており、西暦を使うことが最も合理的なのです。
これは西暦の年号に限らずあらゆるものにおいて同じような事が起こっていますし、西洋の中でもいろいろあります。cm,g,cc,kmなどに始まって、産業用機器、道具、インターネット規格、など最初に産業を作り規格を造った者が、その世界の計りとなりうるという訳です。世界の共通語は英語と言われはじめたのは英語圏が最も産業が発達し豊かな国であったからです。
一寸二寸では相手にしてもらえませんから、郷に従い商いをするという事です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/22 08:00

そんなの世界中で英語が使われているのと同じです。


ドルが基軸通貨なのと同じです。
英米が世界を牛耳っているから。

でも世界中で共通で使われていても、
自国のものもちゃんと使われますよね。

日本人なら日本語を話すし、ドルよりも円だし。
暦だって日本なら平成なんかの元号もあれば、干支も使われています。
干支があるのは東アジア、東南アジア、あと何故かロシアにもあるそう
です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/22 08:00

要するに、お互いに相手の元号を使っていたら色々不便だから、という、ただそれだけに過ぎません。


例えば北海道と沖縄では正確には2時間ちょっとの時差があるのですが、日本標準時(JST)を共通して使っています。これは、その方が便利だからという以上には意味がありません。同様に国際取引などでは世界標準時(WST)を使う方が便利なので使うことが多いです(相手の現地時刻に合わせた方が便利なときは現地時刻を使う)。

単純に、それだけの話です。


これと同様の例はメートル法にも当てはまります。
日本は、昔は尺貫法でしたが、西欧諸国はヤードポンド法でした。これを統一したのがメートル法です。
とはいえ、西欧諸国はメートル法導入を日本に迫っておいて未だに例えばアメリカ国内ではヤードポンド法を使っている(例えばジーンズのウエストがインチでかかれていますよね)という、国内ルールがあったりしますが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/21 10:17

太陽暦は、一年を一番正確にまた簡単に測定できる暦だから、都合が良いので世界中で採用されています。

世界共通暦としての意味があるのです。しかし民間では未だに太陰暦が使われている国も多く有ります。中国人の行事は未だに太陰暦です。勿論イスラム暦は宗教上揺らぎもしていません。

 日本は明治維新直後に太陽暦を採用しましたが、それ以後馬鹿馬鹿しくも、歴史の暦は以前の太陰暦をそのまま読み替えず使っています。つまり太陰暦と太陽暦がごちゃ混ぜなのです。歴史学者が太陰暦と太陽暦の読み替えの能力が無いので、こんな事になります。
 
 地球の公転と自転とで太陽暦は成り立ちます。楕円軌道の地球の公転では、太陽の正中時は一定ではありませんが、これを平均して太陽の正中から正中までの平均を24時間とします。これが平均太陽時と呼ばれる太陽暦となります。そして一年を公転の一周とします。そして太陽暦の基準点はグリニッジの春分点なのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/21 10:16

>宗教の違いがあっても世界中で西暦を使う理由


英語が殆ど世界公用語になっている理由とほぼ同じでしょう。

イギリス紳士が世界各地で
現地民を殺戮し植民地を作ったためですな。
でなけりゃ、あんな北の島国の言葉をわざわざ勉強しなくてすむのに。

「日本人は天皇の名において人を殺しまくった。
 だから私は元号を使わない。西暦を使う。」
なんて阿呆が時々いますが、大笑いです。
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欧州のほとんどはキリスト教国である


これらが植民地獲得目的で世界中に手を広げた
これらは西暦を採用しており宗主であったからこれを植民地に押し付けた
こいつらと交易を行いたければ植民地でなくても奴らと同じ暦を使わざるを得ない
イスラム国でさえ国際面では西暦を採用している
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わかりやすいから。


A国とB国の人が話し合う時に日にちの指定が2つあったら面倒で手違いも起きやすいからではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/21 10:14

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