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英語の動詞、形容詞は、後にどういった語をとるかで、下位範疇化できます。(例えば、give[---NP NP]、afraid[---PP]など)
このように、動詞、形容詞は、下位範疇素性があると思いますが、名詞は、下位範疇化ができず、下位範疇素性は無いのでしょうか?
大学の通信課程で現在英語学を勉強中なのですが、どうしてもこの部分が分かりませんでした。
ご教授頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

名詞の下位範疇素性ですか。

英語でいえばargument strcutureですよね。動詞なら、
 put (DP_ DP PP)のように、二重目的語をとるように。
これに意味論的にthematic roleを加えるといいです。
put (AGENT, PATIENT, GOAL)のように。
で名詞はあるかというと、素性でいえばありますもちろん。
 fish (Phi: 3rd.SG, uCase:)
のように。これは生成文法の考え方です。
phiとはphi-featuresの略で、gender, number and personのことで、ギリシャ語から取ってあります。名詞には必ずこのphi-featuresがあります。それでuCaseですよね。これはまだマッチされていないCase featureのことで、
この単語がほかの単語と結び付くとCaseがあたえられて、たとえば主格とか目的格がそこに入ります。
結構細かいです

意味論的にいえば、fishは魚で、生き物です。ですから+animateのようにこのような意味論の性質もあります。
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old waterはごめんなさい、言えますね。

「年を取った水」の用に考えてしまい、つい、言えないとしてしまいました。

でも、形容詞の下位範疇素性と取るか、名詞のそれと取るか、微妙な部分がありますね。
「年を取った水」がだめなのは、「水」に「生きる」とか「年を取る」という素性がないと考えるか、「年を取った」という形容詞に「生き物」という下位範疇素性があると考えるか、微妙ではあると思います。

ともかく、普通の形容詞を後置で使うこともよくあるので、そう言う場合を考えれば、名詞に下位範疇素性がそれこそふんだんにあると言えると思います。
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この回答へのお礼

詳しい回答を頂き、ありがとうございます!
確かに、old waterの例のように意味論的素性まで考えると、名詞の下位範疇素性というのは、数えきれない程あるということになりますね・・・

統語論的素性に限って考ても、例えば形容詞afraidだと、[―PP][―S]という2通り位しか無いと思いますが、名詞は、例えばwaterだったら[―PP][―VP][―S]など、結構たくさん考えられてしまって、キリが無いんですね・・・

もう少し自分でも調べてみて、また補足の質問をさせて頂ければと思います。
どうもありがとうございました!

※ちなみに、おっしゃる通りで、大学の参考書やインターネットなどでも、下位範疇素性についての記述が、ほとんど形容詞と動詞の下位範疇素性についてしか無かったので、疑問に思い、質問させて頂きました。
現在このあたりのテーマでレポート作成中です。

お礼日時:2008/10/24 04:23

No.1です。

肝心なことを忘れていました。

例えば、an old dog とか、old paper とは言えても、old water とか old electricity とは言えないなどのカテゴライズ化は出来ます。まあ、これのことを形容詞の下位範疇素性があると言うのでしょうが、これらの形容詞を後置修飾として使うことも出来て、a dog sleepingとか、a plane flying とか、a stone very old のように使うことも出来ます。でも、これらは統語論というよりは意味論的な話なのでしょうね。

ただ、something old とか、a picture displayed とか、sentences above のような例があります。
こちらは、統語論として処理ができるはずです。
something old のような場合、よく、すでにsomeが付いているから前置修飾が出来ないと説明されますが、間違っていると思います。
somethingなど の場合、そのものずばりの形体が認識できないので、前置修飾が出来ないのです。前置修飾するためには、そのものずばりが全体として認識出来ていることが必要です。
たとえば、白くて小さい犬がいるとします。全体が見えれば、a small white dog と普通は言えるでしょう。でも、その犬が箱に入っていて、その箱にあいた小さな穴から体のホンの一部分しか見えないとしたら、既に犬とは分からないので、「何か白いもの」つまり、something white のような表現しか出来ません。
反対に、心象風景として、何か白いものを思い浮かべた時、そして、心象風景として、「僕はその物体が見えた。それは何か白いものだった」のように言いたいとき、I saw the thing. It was a white something. のような表現ができます。
同様なことは、赤ちゃんについて性別を言う時、 a baby girl/boy の様にいうこと、つまり、赤ちゃんについては見た目で性別が分からないとか、
位置情報は多くの場合後置されること、これも、そのものずばりだけを見ていても位置情報は見えないので、a picture displayed となり、a displayed pictureとならなず、位置情報が後置されるとか、
幾つか例があります。
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教科書に記述がないから、自分で疑問に思っていると言うことですか?



普通、名詞について下位範疇化ができるかどうかなど、あまり疑問に思わないのですが、なぜ、こんな疑問を抱かれたのですか?

名詞の下位範疇化については、一応、次のパターンがあるはずです。

1.もとの動詞とか形容詞の形に従う:
  I wish to go there. から、 a wish to go there となるなど。
2.名詞の具体的内容を示す形:
  the fact that S+V とか、the rumor that S+V など、
  この時、普通は、the fact doing/to do のような形は取らない。
3.その他については、決めることが出来ない。
  なぜなら、動詞や形容詞が持つような文脈決定力のようなものが
  名詞には普通ないから。

でも、以上のことは、自分の感覚ですから、1と2以外にも下位範疇化ができるのかも知れません。
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