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距離をあらわす「近くの」と「近い」はとても似た言葉ですが、意味や使い方に違いはあるのでしょうか。
とりあえず「近く」は名詞なので、限定詞がつくときは「~の近くの」となり、「近い」は「~から近い」「~が近い」「~に近い」「~の近い」など助詞が多彩だ、というくらいしか思いつきませんん。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

二つ指摘します。



いきなり「近い」で始まる文が不自然なのに対し、「近く」で始まる文は自然です。
近いデパートへ行こう。・・・不自然。文法的に間違ってはいない。
近くのデパートへ行こう。・・・自然。

#4、5のお二方の問答に関連して。
すべての形容詞連用形が名詞に転成するわけではありません。
連用形から名詞に転成する形容詞に特徴的なのは、時間、空間などにおける長短、遠近など、延長を持つ概念の、ある区切られた範囲を実体として切り取って表す、ということです。「近く」は「近所」、「遠く」は「遠方」、「早く」は「早朝」、「遅く」は「夜中」、というように言い換えることができます。「近い」の場合関係概念でしかないのに対し、「近く」の場合延長をもった実体概念としてイメージ(認識)される、といえないでしょうか。

もっともらしいことを書きましたが、いずれも私的な感想です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>「近い」の場合関係概念でしかないのに対し、「近く」の場合延長をもった実体概念としてイメージ(認識)される、といえないでしょうか。

そのとおりだと思いました。関係概念の故、「近いデパートへ行こう。」が不自然なんですね。関係の実質的拠点がない。

すっきりしました。

お礼日時:2007/03/24 02:00

 もともと本来の質問とは関係ない、いわば派生的な便乗質問なので、これ以上続けるのは止しておきましょう。


 実は、形容詞の連用形から転成した名詞は少ないことは、ある程度理解していました。現代語と古語を同列に扱うのは問題かも知れませんが、ご存じのとおり「岩波古語辞典」では動詞に関して使用頻度が高いこと、また転成名詞に使われるという理由で、連用形で項目を立てていますが、形容詞の場合は「終止形」で項目を立てています。この違いも係わりがありそうに思えたのです。
 ちょっと考えたのは、形容詞の場合、「語幹+接尾語」の形で名詞を作れる事にも関係がありそうですね。No.5、No.6の方、また機会があればご指導ください。
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#4の方への回答です。



動詞の連用形は名詞になりますが、形容詞の連用形が名詞になるという一般的ルールはないと思います。形容詞の連用形が名詞になるのは、場所とか時間などに関連した一部の形容詞のみだと思います。

(例)朝早くがいい。
(例)夜遅くがいい。
(例)古くからある。
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 質問者の意図とずれるのですが。


No.2の方の回答を読んだ直後は、「近く」は「近い」という形容詞の連用形から転成された名詞だと、一旦は納得しました。ところが、しばらくして「ん?」と首をひねりました。「近くの」「近くが」「近くを」という形が作れる形容詞は「近い」「遠い」「多い」以外に考えつかないのです。しかも、「多くの」「多くを」はあっても「多くが」は「(人々の)多くが」以外にちょっと考えられない。もっとも、徹底的に探し回ったのでは無くて恐縮ですが。これはどうしてなのか、どなたか教えていただけませんか。
 便乗質問になって、済みません。
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「近くの○○」は、確かに「近い」という内容も表わしていますが、それよりも後に続く○○を表現することに重点が置かれているように思います。


それに対して、
「近い○○」は、「近い」という内容に重点が置かれているのではないでしょうか。

「家の近くの海で毎日泳ぐ」は、「海で毎日泳ぐ」ことに重点が置かれているのに対して、
「家から近い海で毎日泳ぐ」は、「わざわざ遠くの海までは出かけない=近いところで泳ぐ」、という意図を込める時の表現だろうと思われます。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私もhakobuluさんの感覚に共感します。
A「家の近くの海で毎日泳ぐ」はとても自然な日本語で、B「家から近い海で毎日泳ぐ」はなんとなく不自然な気さえします。自分なりに考えて見たのですが、Bは「近い」に重点があるために「海」に現実味がなくなってしまう、それなのに「毎日泳ぐ」という現実味のある言葉が続いているためでしょうか。


1.「駅に近い物件」(を探しています。)
2.「駅の近くの物件」(から順番に見ていきましょう。)
では「駅」も「物件」も2のほうが現実度というか、具体性がぐっとあがるような気がしますね。

お礼日時:2007/03/21 22:05

#1です。



>「家の近くの畑」とは言えます。これは、「家から近い畑」とどのような違いがあると思われますか?

同じことを言うのに形容詞を使うか、名詞を使うかの違いです。「白色の花」も「白い花」も意味は同じです。すなわち、「近く」は「白色」と同様名詞であり、「近い」は「白い」と同様、形容詞です。同じ理由で、「家の近くで遊びなさい」とは言えますが、「家の近いで遊びなさい」とは言えません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/21 21:39

「近い」は「距離」の形容であり、「近くの」は「場所」の形容であるという違いがあります。



例1
(1)近い畑。  (畑は距離でないので不可)
(2)近くの畑。 (畑は場所なのでOK) 

例2
(1)家から近い畑。  (「家から<距離が>近い」の意味なのでOK)
(2)家から近くの畑。 (「家から」は距離を暗示しますが、「近くの」は場所を形容するので、不一致となり、不可) 

例2
(1)両者は近い距離にある。 (距離を形容しているのでOK) 
(2)両者は近くの距離にある。(距離は場所ではないので不可)

「近くの」は「付近の」に置き換えると、「近い」との違いがわかりやすいと思います。

この回答への補足

ありがとうございます。
距離と場所の概念、なるほど、と思いました。
ただ、まだなんとなく漠然としていてとらえがたいので補足質問させてください。
最初の例2ですが、
(2)家から近くの畑 とはいえないですが、
「家の近くの畑」とは言えます。これは、「家から近い畑」とどのような違いがあると思われますか?

補足日時:2007/03/21 03:53
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