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カースト制度は日本にとっては階級による差別制度の代表格のように扱われて、実際悪いイメージしかありません。しかしカースト制による厳格な職業の割り当てが行われて、人々は自分のカーストに合う仕事が守られるという管理社会的なものもあると聞きました。そのためインドはあまり失業が少なく、餓死する者も少ないようです。この管理社会的な面が社会の安定を生んでいるのは日本の江戸時代の士農工商にも言えることなのでしょうか?

A 回答 (2件)

カーストは本来、同じ生活様式や言語などの文化や宗教などを共有するコミュニティのことを指します。

まずカースト別があって職業が決められているのではなく、まず職業を含む生活様式等を同じくする集団があって、それをカーストと呼ぶようになったのです。カーストは今でも、多様な民族と宗教文化を含む複雑なインド社会の秩序を保っている重要な要素です。「管理社会的な面が社会の安定を生んでいる」のではなく、「自治管理的な面が社会の安定を保っている」のだと思います。

しかしながら、人が集団を作ると、その集団の結束を高め、他の集団との差別化を図り競争するために、その優劣を争い結果階級らしきものができてしまいます。それを管理しやすいように制度化したのは外からの侵略者ーイギリスなどの欧米国ーです。

それに比べて、日本の士農工商は「管理社会的な面が社会の安定を生んでいる」という意図の下、押し付けたもののように思います。
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この回答へのお礼

なるほどカーストとは外国が勝手につけたようなものであって、本来は自然発生的に作られたものなのですね。  江戸時代の士農工商は上から押し付けられたもの。

自治管理社会と
管理押付会社との違い

ということですか

お礼日時:2008/12/25 23:18

江戸時代の身分制度って, 基本的に「士農工商のどこかにいなければならない」というものではあるけど「どこかにいればいい」というものでもあります. つまり, 「その身分にずっといなければならない」というものではないらしいです. また, 結婚についても「身分を越えた結婚」というのもしばしばあったようです. 例えば, 「農家に生まれて商人のところに丁稚にいき, そこで才覚を認められて娘婿となりあとを継ぐ」ことは可能です.


そういう意味では, インドの (いわゆる) カーストとは全然違います.
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