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私はある程度の楽器暦、音楽暦(サックスを10年ほど、エレキおよびウッドベースを6年ほど)はあります。また、ジャズやクラシックに接することが多かったので、所謂バークリーメソッドのような音楽理論や楽典、和声、基本的な編曲なども独学ですがある程度は習得しています。

ですが、これらの経験を重ねていく過程で鍵盤に触れることがほとんど無く、鍵盤を使って何かを演奏するという事が全く出来ません。

鍵盤が全く出来ないことで色々と不便な思いをしてきたことがあるので、ここらで一つ鍵盤もある程度までは出来るようになろうと決心したのですが、具体的にどの様な練習をしていけば良いのかが分かりません。
「コード譜があれば簡単なバッキングは出来、24のキーで自由に演奏できるようになる」のが目標です。
ハノンのようなメカニカルな練習はどんなんであれ必要だろうと考え、そのような練習はしているのですが、もっと実践的なコードの押さえ方の練習などをどの様にすればよいのかで困っています。

アドヴァイスお願い致します。

A 回答 (1件)

エレクトーン暦20年、ピアノ暦3年程度のものです。


音楽教室やバンド演奏での伴奏、またイベント施設などでステージを行っていた過去があります。

即興で鍵盤でコードを押さえて伴奏したりというのは、
感覚的なものが強く、「慣れ」かなぁ・・と思います@@;
Cが見えたら、指が勝手にその配置に行く・・みたいな。
特に即興の演奏中は頭で考えている暇などありませんから、
やはり、まず基本パターンを習得しつつ、コード演奏に慣れていくことが大切かなと私は思います。

鍵盤がバリバリ弾けてもコードが苦手なかたはいらっしゃいます。
なので、上手に弾けることと、「コード譜があれば簡単なバッキングは出来ること」は少し見方を変えて考えたほうがよいかもしれません。
ハノンはハノンで、そのまま続けられたら良いと思いますがb

クラシック系のピアノ出身のかたは、比較的コードが苦手な方が多いように思います。
楽譜通りにしか弾けない方が結構多く、長年ピアノをされていても、「コード譜が読めない」と言われるかたも割といらっしゃいます。
逆に、ギターやポピュラーピアノや電子オルガン(エレクトーンなど)をされているかたは、コードに強いかたが多いです。
やはり、楽器や演奏ジャンルの特性によるものかと思います。

鍵盤楽器を練習するのでも、「バッキング演奏が目標」であれば、
一般的なクラシックピアノの練習よりも、
ポピュラーピアノやキーボード、オルガンなどの方面の練習を意識して望まれるほうがよいと思いますよ。


基本的には、ベース音を左手で、構成音を右手で弾くわけですが、
コードの構成音は、ギターでお分かりになるかと思いますので大丈夫ですよね。
例えばハ長調ならハ長調の基本コードをまず覚えます。
まずは、なるべく鍵盤上での動きを最小限にとどめた形でいきます。

1度  左→C  右→ソドミ(C)
4度  左→F  右→ラドファ(F)
5度  左→G  右→ソシレ(G)
7th  左→G  右→ソシレファ(G7)
1度  左→C  右→ソドミ(C)

上記のコードを使い、
C(4拍)-F(4拍)-[G - G7(2拍ずつ)]-C(4拍)のように4小節パターンとし、
メトロノームやリズムを鳴らしながら、コードを意識して練習していくとよいと思います。

ハ長調ができたら、今度はイ短調、ヘ長調、ト短調などという具合に、
調号(変化記号)が少ない順にいくと、やりやすいと思います。

慣れてきたら、
今度は 回転系もやってみると良いです。
例えば、Cコードの右手で「ソドミ」と弾いていたところを、「ドミソ」や「ミソド」に変え、続く他のコードもそれに沿って回転させたりといった練習です。

左手で伴奏を弾きながら、右手でメロディを奏でる形というのは、
こういったコードの基礎が頭に入って、その応用だと私は思います。

質問者様は、ご存知のことだと思いますが、
ベース音は曲の流れによってさまざまな動きをしますので、
Cコードだからといって、ベース音がCとは限りませんし。
例えば、コードはCでも、ベースはEを押さえたり、Gを押さえたりすることもあるわけです。
響きが変わりますよね。
コード表記的には、分数表示で、C/Eとなっていたら、
分子のCを右手で押さえ、ベース音には分母のEを演奏します。

上記の基本パターンに付け加える形で、少しずつ練習に取り入れていきます。

ハ長調です。()内は拍数の目安。すべて4小節でできます。
◆C/Gを取り入れた形。
 C(4) - F(4) - C/G(2) - G(1) - G7(1) - C(4)

◆C/GとC/Eを取り入れた形。
C(2) - C/E(2) - F(2) - Fm(2) - C/G(2) - G(1) - G7(1) - C(4)

◆ベース音が、ド→ シ(b)→ ラ → ラ(b) →ソ と順に下がるパターン。
C(2) - C7/Bb(2) - F/A(2) - Fm/Ab(2) - C/G(2) - G(1) - G7(1) - C(4)

他にも、sus4、ディミニッシュ、オーギュメント、9th 11thなどなど、
いろいろコードの種類や進行には、ある程度パターンがあるわけですが、
とりあえずは、最初にお話しした基本パターンから徐々に慣れていくのが良いと思います。
基礎が固まっていると、あとがラクですb
パターンは、楽譜に書き出してから、それを見ながら練習すると、
頭の中で整理もしやしく、覚えていけると思いますよ。

ネットで検索すれば、コードの情報はいろいろでてくると思いますよ^^
教則本であれば、
ポピュラーピアノの子供向けの教則本あたりを探れば、いろいろ出てきそうな気がします。
エレクトーンの教則本も使えるかもしれません。
というか、私は子供の頃エレクトーンから入りましたので(笑)
その場合は、ベース(足で演奏する音)を左手、下鍵盤(左手で演奏する音)を右手で演奏するようにすると良いかと。

あとは、コード表示の載った楽曲の楽譜を 実際に弾いてみて、
とにかく鍵盤でのコード演奏にとことん慣れていくことかなと。

参考になったか分かりませんが、
頑張ってくださいね^^
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>まずは、なるべく鍵盤上での動きを最小限にとどめた形でいきます。
これが中々難しいんですねー・・・。ですが、このコードの構成音は云々といった理屈はある程度頭に入っているので、とにかくこの「動きを最小限にとどめる」手の形を覚えていこうと思います。
とりあえず教えて頂いた基本パターンの練習をしつつ、ジャズのリアルブックとかを見ながら、キーをCに移調して、一個一個押さえ方を考えてという感じで練習してみようと思います。

非常にご丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/07 13:41

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