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肺塞栓症においては、低酸素、低炭酸ガス血症が認められるそうですが、下記(■)について教えてください。

低酸素の状態は、「肺から血液への酸素の供給ができていない状態」かと思います。そうすると、肺での酸素と炭酸ガスの交換がうまくいっていない状態かと推測でき、炭酸ガス(CO2)は「血液から肺への移動ができていない状態」のはずであるため、高炭酸ガスの状態になるのか自然なのではないでしょうか?

■肺塞栓症において、「低酸素、高炭酸ガス」ではなく、「低酸素、低炭酸ガス」になる理由(簡単なメカニズム)を教えてください。

A 回答 (2件)

専門家ではありませんが。

Marinoなど参照してください。

低酸素の原因は分からないことになっているんですね。それは知りませんでしたが、PaO2が落ちているのにPaCO2が正常に保たれる理由はV/Q不均衡、拡散障害、シャントいずれも特に変わらないと習いました。これはガス交換の性質によるものです。

肺塞栓はV/Q不均衡を引き起こすわけですが、不均衡部位においてはやはり血液は高炭酸ガス血症となっています。ところが低酸素血症に反応して過換気が起こると、二酸化炭素の交換は拡散に依存するので、V/Q正常部位の肺胞におけるガス交換によりどんどん肺胞気を入れ替えればすぐに正常に戻るのですが酸素の交換はヘモグロビン依存性であり、PaO2が70mmHg-100mgのレベルでは酸素との親和性はほとんどかわらず、容易に回復しません。すなわち、肺胞気が大気から正常に取り込まれていさえすれば、呼吸疾患のみで高炭酸ガス血症となるのは相当重度の病態だということができます。肺胞低換気となる喘息などは肺胞気そのもののCO2濃度が上がっており拡散がうまくいっていないわけです。
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この回答へのお礼

メカニズムのイメージが掴めました。
なるほどです!
ありがとうございました!

お礼日時:2009/02/06 21:16

実際のところ、どうして低酸素になるのかの理由が分かっていません。


http://www.lifescience.co.jp/cr/zadankai/0211/3. …
私達は、スワンガンツで肺動脈をバルーンで閉塞しますが血圧は低下しませんしSpO2も低下しませんし患者さんはそしらぬ顔です。
でも肺塞栓だとスワンガンツのバルーン程度の血栓でも患者さんはショック寸前になります。不思議です。
低炭酸ガスになるのは、苦しくて過呼吸になるからです。
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この回答へのお礼

「過呼吸」も低炭酸ガスの要因なんですね。
早急なご意見ありがとうございました!

お礼日時:2009/02/06 21:12

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