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資本主義、民主主義が主流を占める世の中ですが、そのなかからの問題もよく指摘されているように思います。

そんな中、私の尊敬する教授の方から、これからはファイズムが主流をなす時代がくると言われました。

なかなか衝撃的な言葉だったのですが、その時はそのまま流してしまいました。一度説明を求めて聞きにいったこともあるのですが、いまいち理解ができませんでした。

そこで皆さんへの質問はファシズムとは何か?とゆうことと、
そこから、その教授の言っていた、これからの主流ファシズムとは一体どのようなものか?といったご意見、ご教授等いただけたら幸いです。

まとまってなくて申し訳ないですが、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 ファシズムとは、次の三要素からなっていると言ってよいでしょう。


1、長期安定政権→一党独裁
2、資本主義経済
3、民族主義

1、戦後日本が先陣を切って、長期安定政権が経済成長の要点であることを示し、アジア新興工業国がその路線をたどって、経済を発展させました。

2、社会主義(共産主義)による経済発展では限界があることが明らかになりました。

3、第二次世界大戦後、「民族国家」がスタンダードとなりました。

 ですから、民族国家が長期政権のもとで資本主義経済を続ければ、先進国レベル近くまで経済発展できるという公式が出来上がり、多くの国がその路線で経済開発を進め出しました。

 その最大例が中国です。
1、一党独裁
2、資本主義経済
3、民族主義
 政権党の名称は共産党ですが、実態はファシズム国家です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!参考にさせていただきます。

お礼日時:2010/02/03 10:00

平沼騏一郎で調べてみてください。


戦前検察トップで後に総理大臣になりました。平沼赳夫のじいさんです。

権力が暴走してメディアがそれに加担する構造です。
戦前の検察ファッショも彼らの意図かどうか知りませんが結局軍隊暴走
の遠因になりました。

今の状況についてはあなたの先生の私見も入っているでしょうが、歴史
的事実は知っていてもいいと思います。

この回答への補足

その方は知らなかったです。今度文献あさって読んでみます。

補足日時:2010/02/03 10:00
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ファシズムというのは、第一次世界大戦(以下WW1)後、最初にムッソリーニのもとイタリアで成立し、その後ドイツでもヒトラーの手によって成立した政治思想・体制を指しています。


「ファッショ」とは古代ローマの官吏がたずさえた一束の棒で団結・結束を意味し、そこからムッソリーニが自らの思想及び政党名として採用しました
それが、ドイツに輸入され「ナチス・ドイツ」が成立しました。
その後、同じような体制を取っている国を「ファシズム的」ないし「ファッショ的」などと言われるようになりました。
また、思想に関係なく「独裁体制」という意味で使用する人もいるようです。(批難するために言われることが多いよううです)

まず、その成立背景ですが、当時のイタリアは資本主義後進国で経済成長が急務となっていました。
そのため、WW1後のパリの講和会議でも軽視され、ベルサイユ体制に不満をもっていました。
その後、幾つかの紛争が起きますが、経済的基盤が弱くその為国庫も逼迫していたイタリアはその戦費を外債によってまかなっていました。
国内では、労使紛争が多発し、農村では小作農民が地主に対して農地を占拠するなど革命前夜のような様相を呈していました。
そんな中で、勢力を伸ばしたのがムッソリーニ率いるファシスト党でした。
字数の関係で細かいことは除きますが、ムッソリーニが反共産主義であったことから、それとは反対に位置する資本家・地主などで支持が広がり、また民族主義(ナショナリズム)的な思想から軍部へも勢力を拡大していきます。
その後、「黒シャツ隊」といわれるファシスト党の戦闘団が組織され、労働者・社会党支持者・共産主義者を暴力で弾圧していきました。
その一方で、良き労働・よき休日を建前に労働者を掌握し、各地で少年団・青年団などのコミュニティー結成を推進し、それを政治的機構に組み込む「協同体国家」建設を目指しました。
とはいえ、資源に乏しく経済的後進国であったため、そこから国民の目をそらすためにアルバニア併合など、対外進行政策で国民の不満の目をそらしました。
その後、ドイツで台頭しつつあったナチスと手を組み、枢軸国を形成しました。(後に日本も加わる)

以上から、ファシズム的な事柄として
・自由主義、平和主義、民主主義、共産主義、議会制政治の否定
・国家主義、国粋主義、対外膨張主義、民族主義、独裁主義の推進
が挙げられます。
また、個人の自由よりも国家や社会の利益が優先されました。

こうした本来的ファシズムは、当時のヨーロッパに特有の状況が背景にあると言われています。
植民地経営や民主主義の行き詰まり、貧富の格差の増大とそれに伴う社会不安、ロシア革命の成功による社会主義・共産主義の伸張、などが挙げられます。
こうした状況によって国家が分断され国力が衰退することを恐れ、逆にそれを強化するために国粋主義・民族主義・軍国主義が推進されました。
また、その手段とし独裁政治が支持され、ファシスト党やナチス党の一党独裁体制とムッソリーニやヒトラーの独裁者の登場を許しました。
しかし、ww2以後に民族主義と国家主義を標榜する右翼的な独裁体制を指して「ファシズム的」と称されることがあります。

>これからの主流ファシズムとは一体どのようなものか?

以下は教授の発言に対しての邪推ですが、
おそらく「先進国の資本主義の行き詰まり」「グローバル化による国家間の対立の激化」「資源獲得競争の表面化」等々を背景として、国家主義、国粋主義、民族主義などが台頭してくると言いたかったんだろうと思います。
特に、中国では高度経済成長の裏側で、都市ブルジョワジーと内陸農民との間の貧富の拡大、チベットや東トルキスタンに代表される民族問題、資源獲得競争を加速、などを引き合いに出して「中国危機論」なんかも昨今叫ばれていますので、こうした見方をする方なのかな~と思います。

ではでは、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます!特に
>これからの主流ファシズムとは一体どのようなものか?
に対する回答は非常に分かりやすいものでした。ここから知識を深めて、また教授に話しにいこうと思います。

お礼日時:2010/02/03 10:03

平たく言えば、独裁、ですよね。

日本では、野党の自民党が息絶え絶えだから、かな…。鳩山さんに、そんな力は無いと思いますし、将来、と言われれば、先のことは分かりません。現在生きている人が皆死んだ後とか、もっと先の将来なのでしょうか。いつぐらいの話なのでしょうね…。
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教授の本意は全く判りませんが、『ファシズム』と言う言葉に捉われ過ぎて、教授が仰る本質を見失っておられるんじゃないでしょうか?



私は、簡単に言ってしまえば「次の時代に向けての現状打破は、優れた指導者による人的革命だ!」と仰っておられる様な気がしますヨ。
言い換えると「アメリカの様な国で、大きく社会主義的要素を取り入れようとすれば、独裁者が現れないと無理だ!」とも言えます。
ここまで言うと、さすがに教授のご意向とは違うかも知れませんが。

資本主義や民主主義は、問題を指摘されていると言うよりは、むしろそれらの主義を先行採用した国々では、現在、膠着とか停滞し、部分的には崩壊してしまってるんです。
逆に、社会主義的な政体であったロシアや中国の様な大国が、開放政策に転換したところ、着実に力を付けています。

この事実が指し示すことは、
(1)富の集中が、アメリカ中心から旧共産圏へ流出が始まった。
(2)資本主義や民主主義は、永続的に繁栄し得るシステムでは無い。
(3)特に資本主義が先行した国々において、社会主義的な基盤整備には不備があったのでは無いか?
(4)と言うことは、社会主義と資本主義の中間点あたりに、正解があるのでは?
と言う様な辺りかと思います。

教授が仰るのは、この様な状況の打破・ブレイクスルーは何か?と考えた場合、次の時代は、天才的で強烈なリーダーシップを持つ指導者が、各国で台頭し、牽引する時代が到来する可能性を示唆されておられるのではないですかね?
即ち、人的な改革が起こるのではないか?

ファシズムは、皆さんが仰る様に、ムッソリーニやヒトラーを思い起こさせる独裁色の強い政治体制を指します。
しかし簡単に言ってしまえば、彼らは、全体主義的な富国強兵を論じたまでで、中身そのものは現在の右翼主義者とそれほど違いは有りません。

独裁と言えば言葉の響きは悪いですが、その時期の世相等から、『たまたま』国民が彼らの言を受け入れ、更にそれに陶酔し、最終的に絶大な支持と権力を与えた結果なんですよ。
その様な非民主的な権力の集中は、危険性も有りますが、極端に言えば、右翼体制を左翼体制に切り替える様なコトも可能なんです。
議会制民主主義だと、中間的な結論にしかならないですからね。

新しい価値創造は、議会では行いにくく、絶大な権力が集中するリーダーがいる国で行われやすいと言う点は、中国やロシアが証左です。
教授のご指摘は、資本主義国や民主主義国でも、同じ様な天才的リーダーが現れるのではないか?(或いはそうならざるを得ない)と言う予言かと思いますヨ。
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