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ヘラクレス・リッキーの幼虫が無事3令になりました。角曲がりしてないか確認するため、蛹室を暴いてみたのですが、角曲がりはなく順調のようでした。体長は、16cmほどあります。
ところが、蛹室の位置がケースの一番したにあり、ケースの下部が見えている状態で、底からも覗ける状態です。このまま羽化すると、羽化したときの水分が土中に吸収されず、羽化不全を起こす可能性が高いと思われます。できれば、人工蛹室に移さずに対処したいのですが、なにかいい方法はないでしょうか? 
例えば、蛹をちょっとどかして、下にキッチンタオルを敷くとか、あるいはペット用のおしっこシートを切って水分を吸収するとか・・・ ほかに何かいい方法があればどうぞ教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>羽化不全を起こす可能性が高いと思われます。


何かにそう書いてあったのでしょうか?
蛹室の底面の一部が、プラスチックになっているということですね。
そうなることは、下記の事情により少なくは有りませんが、サナギになるときに出る水分は多くはなく、必ずしも羽化不全とはなりません。
すでに露天掘り状態になっているということですが、マットが無くてケースが見えている面積はどのくらいでしょうか?100円玉程度ならまったく問題にはなりません。
しかし、面積よりも場所の方が問題です。まず16cmのサナギであれば蛹室は19~21cmくらいだと思われますが、サナギは上を向いて身をよじらすと、角の先が蛹室の壁に当たり、お尻のほうに大きな空間ができるようになっています。いざ羽化するときは、その位置で下を向き、頭部から脱皮していきます。羽化不全の危険が最も高いのは、お尻のあたりから、より後方の壁の範囲にプラケースの底が見えているときです。
その理由は、後ろ羽根(飛行するときにはばたく薄い羽根)を、いったん後ろに長く伸ばし、乾燥しつつ折りたたんで、さや羽根(硬い羽根=カブトムシの背中)にしまうときに、プラケースに水分があると、表面張力で、後ろ羽根がプラスチックに吸着するからです。
後ろ羽根がケースに吸着すると、たたんでさや羽根にしまうことが出来ず、そのまま固まって羽化不全となります。
ですから、その位置にプラケースが見えていないのなら、ほとんど問題にはならないということです。例えば、サナギの胸や腹の下に100円硬貨程度のプラスチックがあっても、腹ばいになって脱皮していく過程ではなんら影響はありません。
ということで、プラケースの露出している位置が、カブトのお尻より後方にある場合は、羽化不全の可能性は非常に高いといえますが、カブトの身体の下になるような位置(カブトで隠れるような位置)で、100円硬貨程度なら何もしないのが一番良いのです。問題なく成虫になります。
もし最悪の位置にケースが見える場合は、いったんサナギをよけて、水で練った微粒子マットで補修します。多い目の補修材を指で塗りこんで本物と均質化させます。作業中に指の体温で乾いてきますので、自然におさまります。補修部分の補修材の厚さは7~10mmくらいが適当です。その分蛹室は浅くなりますが問題はありません。

サナギを出すときは角を持たずに2本の大型スプーンを使うなどして作業しますが、思いがけずクネクネとあばれたりするので細心の注意が必要です。また、長距離を移動させず、蛹室のすぐヨコのスペースにそっと置きます。別のケースに移そうなどとすると必ず道中であばれて落下します。サナギの体位は、ヨコでも上向きでもうつ伏せでも関係がありません。ショックを与えないようにし、いじり倒さないようにしてください。
少々作業時間が長くなっても問題は有りませんが、温度が急激に変化しないようにしてください。

カブトムシは、やわらかい土の層と堅い層の境目に蛹室を作るので、底のほうのマットを固く突き固めておかないと、ケースの底に蛹室を作ります。蛹室が土中であれば羽化するときの水分は下の土が吸収してくれます。次回からは底のマットを7cmほど、カチカチに詰めることをお勧めします。

>角曲がりしてないか確認するため、蛹室を暴いてみたのですが、角曲がりはなく順調のようでした

サナギになってしまうと角曲がりを確認しても、「確認した」というだけで、曲がった角を直す方法はありません。要は手遅れだということであり、あばく意味がありません。
もし角曲がりを避けたいのであれば、前蛹のときに蛹室を発掘し、ケースに対する角度や位置、サイズを確認し、問題がなければそのまま露天堀とし、問題があれば前蛹を人工蛹室に移し、サナギになるときにキレイにツノが伸びていくスペースを確保しなければなりません。市販の人工蛹室は角のカーブも理想的になる様に設計されています。
ところで蛹室がケースの対角線上に作られていませんでしょうか?その場合は、ケースが小さかった可能性があります。うんと大きなケースなら、好きな方向に蛹室を作りますが、ケースが小さいと、出来るだけ長さがかせげるように対角線を利用します。かしこいものです。今回そのようなら、次回からはより大きなケースを使ってください。
16cmのサナギなら、成虫になると14cm近くになりますので立派なものです。
お尻に後ろ羽根を乗せて、出来るだけ蛹室の壁や底に触れないように伸ばして乾燥させて固めていき、その羽根をたたむときにお尻も縮んでいきます。10~20%くらい縮みます。
なお前蛹状態のツノは蛇腹のように縮めて収納されており、サナギになるときに、体液をポンプのようにツノに注入してニョキニョキと伸ばします。うまくなっています。
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この回答へのお礼

大変分かりやすい説明・かつ丁寧にお答えいただき、感謝いたします。ヘラクレスの飼育は初めて(クワガタはそれなりに経験がありますが)なので、へんに心配してしまうのです^^;

状況ですが、蛹部屋の長さはちょうど20cmほどで、対角線上ではなく、大ケースに平行してど真ん中に作られています。説明を間違ってしまいましたが、蛹になってから暴いたのではく、前蛹の段階で暴きました。ちょうど暴いたその日に蛹になり、神秘的な蛹への変態シーンを見ることが出来ました。

ではここで肝心の底辺のプラケースの露出ですが、残念なことに、100円玉を3つ並べたほどの大きさで、長い楕円形をしています。位置も、中心からお尻側に伸びていますので、羽化する際に、ちょうど羽を伸ばす辺りにかかってしまうと予想されます。ただ、お尻側の壁から、1,2cmは土がある状態です。しかし、プラケースが見えている楕円形状の長さは5cmはあるので、お伺いした話から推測すると、危険がかなり高いかと思うのです。

蛹を移動するのはとても緊張しますが、このままでは危険と判断される場合どうにか頑張ってみようと思います。ですが、今は蛹になったばかりなので、今すぐやるよりも、羽化直前(40日前後経過後)のがいいのでしょうか? 

お礼日時:2010/03/20 23:36

はっきり言って、ほっといてもいいです。


飼い主さんが、不安に思うだけです。

ヘラクレスの羽化を観察すれば、私の言うことが理解できますよ。
羽化直後に、ひっくり返った状態から背中を上に体勢を変えます。
このときは、羽はまだ縮んだ状態です。
起き上がった状態で一気に羽を伸ばしますから、ケースの底に蛹室が
あっても羽を伸ばすのに関係ありません。
人工蛹室ですと天井がオープンなので、羽化直後に足の爪を引っ掛ける
所がなく、人間が補助してあげないと起き上がれないので
かえって危険だと思いますよ。

ドルクスでは、アンテ系がケースの底に蛹室を作った場合は、
ほとんど羽化不全になってしまいます。
羽化のときにやたらと水分が出て、ケースの底がドロドロになって
羽がくっついてしまうんですよね!
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この回答へのお礼

返信が遅くなってしまい、すいません。しばらくここに来ていなかったので、今日書き込みがあることに気がつきました^^;
なるほど、そうなのですか…。まぁ、初めてなのでいろいろ不安が大きくなっただけなのかもしれません。でも、念には念を、ということで、質問させていただきました。

4/15現在現在、順調にきております。実は、ちょうどおととい、どうにかこうにか無事底面を土で補修に成功したところでした。

それにしても、人工蛹室のが危険とは思いもよりませんでした。あと、1~2週間で羽化すると思うので、気をつけてみていようと思います。
ありがとうございました

お礼日時:2010/04/15 22:16

なるほど、残念ながら最悪の位置に穴があります。


もちろん運が良ければなんとも無いこともありますが、サナギの移動はそう難しいことではないので、ちょいちょいとやってみたら安心です。
人間の指には雑菌やアブラがついており、これがサナギに付くと、病気やカビの原因になるので、使い捨ての手袋をするほうが良い。
スプーンなどの道具類もアルコールで消毒するほうが安心です。50%エタノールをスプレーするとよいです。新型インフルのお陰で入手しやすくなりました。ドラッグストアに行けば売っています。
サナギはスプーンを上手く使えば出すことができます。完全に空中に持ち上げる必要は無く、蛹室の側壁を利用して、それに沿って持ち上げて行き、縁まで来たら手をそえてゴロンとマットの上に静かに転がせばよいのです。その際蛹室が少々壊れても水とマットで修復できます。

>今は蛹になったばかりなので、今すぐやるよりも、羽化直前(40日前後経過後)のがいいのでしょうか? 

サナギ期間は長くて二ヶ月強ですが、気温が高ければ40日後くらいに羽化する可能性があります。それを考えると20~30日後がベストです。
サナギになってしばらくは、さわってはいけないのは言うまでもありません。

>蛹を移動するのはとても緊張しますが、このままでは危険と判断される場合どうにか頑張ってみようと思います。

一頭だけを飼育されてきたのでしょうか?
サナギまで来れたのは相当にうまく飼育された結果だと思います。
昆虫は、サナギまで来れないのもいれば、サナギのまま死ぬのもおれば、新成虫になって数日後に突然死するのもおります。
多分大丈夫だとは思いますが、サナギのままで死亡する可能性はもともと0ではありません。少々移動させたからといってそれが原因で死亡することはないので、万一のときには、その子の運命と割り切っていただくことも必要です。(余計なことを申しましてすみません)
なお新成虫が生まれると、うれしくて、早速マットの上に引っ張り出して、ケースをあちこちに持って回って他人に見せたくなりますが、ここが最後のがまんのし所となります。
まず20日間は、暗い場所にそっと置いておくことが必要です。
20日経てば、ゼリーを1ヶ入れて引き続き様子を見ます。ゼリーを食べたときに幼虫飼育が完了します。また、その日は書きとめておく必要があります。交尾させるときの成熟度の起算日となります。
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慎重に蛹を取りだし、少し周囲の土を蛹室の下に入れてあげる、いわば上げ底でいいのではないですか?



くれぐれも蛹の取り扱い、及び蛹室をむやみに崩してしまわないよう注意は細心に。
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この回答へのお礼

ご回答いただき、ありがとうございました。

蛹部屋の横幅がけっこう狭く、スプーンなどを両側から入れる隙間があまりなく、取り出すの困難に感じ、非常に緊張しますが、どうにかやってみたいと思います。No2の方もおっしゃられていますが、周囲の土で修復するのが最適のようですね。手で処理するのは人体の体温や、雑菌がよくないと聞いたので、避けるべきなんですよね。

お礼日時:2010/03/20 23:41

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