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岡井隆先生の、
「眠られぬ母のためわが誦む童話母の寝入りし王子死す」
とあります。
どのような意味で詠んだのでしょうか。
作者の心のゆれはどのようなものだったのでしょうか。

A 回答 (2件)

「眠られぬ母」は相当高齢で、しかも童話を選ぶということは、もしかしたら痴呆が始まって、子ども返りしているのかもしれません。


その母親の枕元で、かつて自分がそうしてもらっていたように、童話を読んであげている。
この「王子」はワイルドの「幸福の王子」ではないでしょうか。
さまざまな人に、幸福を分かち与えて、自らは死んでいく王子。
母は、幸いにも王子の最期に至る前に、眠りについた。
母の死期もそう遠いことではないのかもしれない。
作者は母の姿と王子の姿を重ね合わせつつ、王子の最期を聞くことなく眠りについた母に、安堵しつつ、たまらない寂しさを感じていることが読みとれます。
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ただのうち間違いかも知れませんが「寝入りし後王子死す」ですよね。

「後」がないと全然意味がわからないと思います。
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