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靖国神社などに関して

 Wikiによると靖国神社は宗教法人であります。ここに、「公式」参拝する事は
国家の宗教的中立性を保つための政教分離原則に違反しているのではないかと思う。
中国や韓国にツッコミ入れられて参拝するかどうか以前に、法的な筋を明確にする
べきではないかと思うところがあります。「私的」参拝ならば問題ありません。

 また、戦没者が祀られている施設でもありますが、戦没者を「英霊」と称えるのは
「国家のために」殉じたという事実を美化しているだけという印象を受けます。
少なくとも、戦争に踏み切った事を反省していないのは確かですね。勝ち目が無くなった
時点で、味方の犠牲を最小限に抑える義務を怠った事実から目を逸らしていないだろうか?
 結局、戦争は補給が確かな勢力が勝つのであって、そのデジタルな経済行為に、「靖国」
という軍事的浪漫をぶち込むのは、ある種、邪道と言えないだろうか?
戦況を正視眼で捉えられない原因の一端を担ったのは確かだろう。

 今後、日本が国防・軍事関連を戦略的に考察する過程において、こういう不純な要素を
持っている限り、妨げにしかならないと思います。アメリカの庇護を受けていますが、
これがある限り、精神的には独立国とは言えない。まあ、地理上の面では、戦争に踏み
切った時点で負け確定なのですが・・・。

 以上の点から、靖国神社の存在意義は無く、存続させる意味もないと考えます。
無宗教である事に胸を張っている日本が、死者に祈りを捧げるのに、わざわざ何らかの
宗教性を持つ事がおかしいのではないか。まあ、それは宗教という分野において、
日本が未熟である事の証ではないかと、全世界に喧伝しているようなモノである。

 この課題をクリアしないと、日本の戦後処理は終わらないような気がします。官房長官
の妄言にある補償の問題ではなく、今後の日本のための教育が必要ではと思います。


 皆さんのご意見をお待ちします。

A 回答 (5件)

あんまり出しゃばりすぎるのもなんですが


「宗教と政治が結託すると戦争率が上がる」とかを言い出すと
宗教国家から必ず「分離しているアメリカと宗教を否定している共産国家は我々より平和主義者なのか?」と問われるでしょう。

質問者さんが
どのような本を読まれて「神道が戦争に導いた邪悪な思想形態」と判断したかは存じませんが
神道がなければ別に大義名分を持ち出して戦争しただけでしょう。

教育としてこれからの子どもに伝えたい物として
「宗教に感ずる者はことごとく狂信者の類で、戦争を推進させ社会を破滅させる邪悪な思考形態の持ち主である」とすると、
その子どもは無宗教以外の世界(こっちが多数)を理解できなくなるでしょう。
できましたらもう少し完成度の高い理屈を考え出して欲しいものです。
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この回答へのお礼

何度もご回答を有難うございます。
俺も、自分の考え方が絶対的に正しいとは思っていません。

>>「宗教と政治が結託すると戦争率が上がる」
「率」ではなく、日本が戦中に行ったという事実をピックアップしたいだけです。
戦争に酔って降伏する時期を誤り、多数の兵や民間人を殺したのは、当時の軍上層部
である。'44年のうちに降伏しておけば、本土の大空襲も原爆も無かったかもしれない。

国家が、統治のために宗教を用いる危険性を危ぶみたい。
宗教観を持った政治を行えるほど、日本は成熟していないのではないか。
事実、「靖国」スタイルは、戦中においては、戦争のための手段として存在していました。

ただ、殆どの宗教は平和を望んでいるはず。宗教観を持った政治を否定するつもりは
毛頭無い。ただ、それを行うには、行政にも国民にも、それ相応のレベルが要求される。
確かに神道が存在しなければ、別のモノを持ち出したでしょう。ただ、それではダメ
なのです。日本がそこまで達していないからこそ、敢えて距離をとった方がいいのでは
ないかと思う。使い方を知らない調理器具で怪我をしないよう、子供に注意するのと同じ
である。

信仰を持って行動する人間を否定する事はしない。立派な人間だって多数存在する。
また、それが社会をバランスよく運営する道徳の一端を担えるのであれば、それは
結構な事でしょう。

日本は、近代以降、他国の模倣で生きてきた国です。それが功を奏する場合もありますが、
現状の日本には、宗教国家というスタイルは決定的に向いていない。また、戦争の象徴
としての「靖国」を反省もせず、放置しているだけのままの状態を見ていると、模倣する
事すら不可能である。

戦争で死ぬのは、敵に殺されるだけではない。無能な味方は有能な敵より怖い。
働き盛りの人間を無意味に大量死させたその象徴が残っている、その事が不気味だと
感じているだけなのです。


非常に有意義な回答を有難うございます。

お礼日時:2010/07/26 11:11

>歴史上、国家が宗教を利用した事があり、宗教が国家を利用した事もある。


>宗教の教義にかかわらず、憲法における政教分離の原則というのは、健全さを示す
>ものではなかろうか。

イギリス・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・オランダ・ベルギー・ドイツなどが不健全と勘違いしているようなものです。
これらは国教制度であったり、政治と宗教を分けて考えない国です。


法的な筋論をどう思うのかは個人の勝手ですが
それを普遍的な正義として教育に組み込むのは
他国から見ればカルトですよ。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

ヨーロッパの国々については考慮していませんでした。
ただ、これらの国々は日本と異なり、自前で運営してきたキャリアがあります。
俺も不健全とは思えません。っていうか、詳細は分かりませんが。

しかし、日本はどうでしょうか。現状の政治体系すら戦勝国からの貰い物であり、
未だに真の独立国として運営できていません。国防・軍事を自前で展開できないからです。
要は、己のスタイルを馴染ませる時間や経験値がまだまだなのだと思います。
そういった意味合いで未熟と表現しています。

しかも戦中には、国家神道を推進し、反戦を謳う者を次々と投獄してきました。
ボタンをかけ間違えれば、現代日本は北朝鮮のようになっていたかもしれません。

ある特定の宗教を信仰する事と、それなりの宗教観を持つ事は別だと考えています。
現代日本において、何らかの宗教を国教としてやっていくのは不可能です。
それは日本が世界では珍しい無宗教の国だからです。だからこそ、宗教観を持つ事も
困難な状態にあるのではないかと考えさせられます。まあ、方法が合わないだけですね。

結局のところ、「靖国」が存在するのは、ある種の未熟さの為せる業ではないでしょうか。
その段階をクリアしないといけないのだと考えています。したがって、俺も政教分離を
「普遍的な」ものとは考えてはいません。今の日本のレベルには必要ではないかと、
それだけです。

戦中の思想統制などを情報公開し、戦争した事を反省できるようになって初めて、
将来の国家戦略を考える事ができるのではないか。勝てない戦争をする奴は馬鹿です。
そういった意味合いにおいても、正視眼で大戦を認識しないといけないでしょう。


海外の例を挙げて頂き、有難うございます。

お礼日時:2010/07/26 07:25

shubalです。

ややこしい書き方をしてしまいましたが、あなたがおっしゃる通りだと思います。
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この回答へのお礼

すみません。俺は理解できていない事もあるでしょう。
どんどん突っ込んで下さいw

お礼日時:2010/07/26 11:14

>国家の宗教的中立性



日本の法学レベルではフランスのように厳格な分離を要請されます。

社会学で考えると、融合型とかコンコルダート(協定)型などがあります。
どっちかと言えば厳格な分離を強制する方に筋があるとは決まっていなかったりします。

法的な筋を明確にする必要もなければ
日本を未熟であるとも卑下することもありません。

どう思われるかはあなたも含め個々に信じる道と読んだ本に影響されればいいのですが
今後の日本のために教育の一環として厳格な政教分離しか認めないことを子どもに強制するのは勘弁願いたいですね。
しょせん社会学ではローカルな話題なんですよ。
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この回答へのお礼

法的な筋というのは、日本国憲法第20条3項にあります。
靖国神社は宗教法人である。そこに公式参拝するのは違憲ではないか。
「公式」(=公的機関)「参拝」(=宗教的活動)。

歴史上、国家が宗教を利用した事があり、宗教が国家を利用した事もある。
宗教の教義にかかわらず、憲法における政教分離の原則というのは、健全さを示す
ものではなかろうか。

まあ、公私混同するなと言う社会人の原則レベルだと思うんですがね。


ご回答有難うございます。

お礼日時:2010/07/25 07:27

論理的にはあなたのおっしゃる通りなのでしょうね。

私はつねづね「靖国」を否定することは、日本という固有の国家を否定することであり、なんとしてもそこは引けないと考える人たちがいるということだと思っています。したがって「英霊」として心から戦死者を本当に美化している日本人はいないと考えます。同窓会に毛が生えた程度ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

靖国参拝は票のためなのだが、ではその支持層はどんな者なのだろうか?
所謂、国「酔」主義に共感する者ではないだろうか?

戦死者を美化する事を建前にできるのは、主戦派の人間ではなかろうか?
反戦派であれば、少なくとも美化する事はできない。
「戦争をさせる人間の正義」に付き合わされるのも、与するのも御免被りたい。
そう考えただけなんですけどねw

ご回答有難うございます。

お礼日時:2010/07/25 07:10

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