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翻訳経験のある方、翻訳の仕方について教えてください。
私は現在、ある学術本の翻訳をしています。

皆さんは翻訳をするとき、最初から出来上がりのような文章を目指して本気で翻訳していますか?

ちなみに私の場合は、最初にほとんど直訳の下訳をつくり、そこから日本語を整えていきます。でも時間と内容的に、最初から完成文章を目指して翻訳したほうが良いのか迷っています。でもそうすると、文章が難しく内容を理解するのに時間もかかるため、1日で少しずつしか進まないことになります。

ご意見よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

こんにちは。

 英語で書かれた学術専門書を翻訳すると仮定して論を進めてみます。

●どなたかの依頼で翻訳されますか? それともご自身がこの分野の専門家ですか?
これによって仕事の進め方が大きく違います。

●専門用語『テクニカルターム』は既に業界で通じるようになっていますか?

●この翻訳の分量はどれくらいで、用途は何ですか?


私は30数年前、FIDICをベースに書かれた百ページ近い契約書を翻訳しました。 目的は契約条文から請負業者である日本側に免責を主張できる余地がどれほどあるのかを探り出すため。 因みに私が関係者の中で一番事情に精通していました。 

私はその時、契約書の条文の逐語訳はしませんでした。 各条項のサマリーを二行に纏める。 しかし、免責に関連する条項は詳細に。 すなわち、一番の専門家なら『目的に合った』訳が出来るのです。

この梗概訳文を持って、顧問弁護士と相談。 彼から追加にいろいろな文献を検索するよう指示を受け、これもサマリーをつけました。 

結果は追加工事の費用のうち、日本側は半分以下の負担に削減出来ました。 

●結論 : 一番の専門家を捕まえること。 彼のオリエンテーションを受けてから仕事を始めること。 その仕事(翻訳作業)の目的をいつもわきまえておくこと。 原書の書かれた文化と日本文化での物の見方、考え方の違いをいつも弁えておくこと。 『段取り八分に仕事二分』と言います。 この仕事の依頼主次第で成功出来るか失敗に終わるかが決まるということです。  いきなり詳細の訳を始めてはいけません。 依頼主と良く話し合われることです。  いきなり仕事を始めてしまうと第二次大戦で敗戦した日本軍になってしまいます。 すなわち、泥沼にはまってしまって暗礁に乗り上げてしまうという意味です。  いつも複眼的に物を見る習慣を身につけてください。 成功を祈ります。 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にします。

お礼日時:2010/12/27 07:14

翻訳を専門に勉強したことがあります。

答えとしては どちらでもありません。上級テクニックとして、
訳しやすいように英文を書き換えるといったこともやります。小手試しに ↓の英文を訳してみてください。添削しながら 翻訳のノウハウをお教えします。

A journey across America is a journey through a bewildering array of scenary and cultures that leaves the traveler with a host of conflicting impressions and opinions.
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この回答へのお礼

ありがとうございました。今回は見送りますが、皆さんのお蔭で翻訳が終わりました。

お礼日時:2010/12/27 07:17

やったことはありませんが、「下訳」という言葉があり、時として下訳する役割の人がいるわけですから(翻訳修行中の人とか)、一般的には最初から完成した文を目指してはいないんじゃないでしょうか。

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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にします。最初から完成した文を目指すのはやめることにしました。

お礼日時:2010/12/27 07:15

昔は翻訳もしましたけど、今はしていない者です。



> 最初から完成文章を目指して翻訳したほうが良いのか

それは無理だし無駄が多いです。どこかでひっかかると、全体の作業が止まってしまう。

具体的な手順は翻訳の目的に依存して決まります。たとえば同じ学術本を翻訳するにしても、学術目的と商業目的とでは、取組みがかなり違ってきます。

もしも商業的な仕事としてやるなら分量、納期、対価が予め決まっています。ですから、その枠内で労働生産性を高めることが主眼です。そのために使える道具は何でも使います。

たとえば、まず自動翻訳にかけちゃうことがあります。その目的は自分で入力する単語の量を減らすことで、翻訳の質は全く期待していません。

次に 2 つウィンドーを立ち上げ、一方に原文、他方に翻訳を置きます。この場合、モニタを 2 つ並べるよりも動画編集用のような巨大画面を使う方が便利です。

高性能のエディタを使って、ひどい所から順に修正します。必須機能は正規表現の検索置換と autofill です。機種依存の新しいものより、安定している de facto standard を使った方が機種変更の時に勉強しなおさなくて済み、ロスが減ります。Emacs は指使いが疲れやすいので、vi ないし vim をお勧めします。スクリプト言語が使えれば、更に強力です。

チェックは人力だけに頼らず、spell checker や grammar checker なども動員します。疑問点は知人、対象言語の Q&A サイト、対象分野のサイトなどで質問や検索します。

修正を重ねるうちに締め切りが来ます。そこで打ち切って納品します。

このような方式を取る利点は、翻訳対象の文献全体でほぼ一様な品質が保てることです。締め切りが来たけど未完成という最悪の事態を防げますので、短納期の場合、特に有効です。始めから高品質の翻訳を目指して端からやると、最初の方が高品質で後の方が低品質とかのまだらになったり、時間切れがよく起きます。

ここで述べた方式の欠点は、原文を読みながら訳すので、全体の論理構成を完全には理解しないうちに翻訳に手をつけてしまうことです。学術目的なら、こんな並行作業はしません。まず全体を理解し見渡してから戦略を決めます。

誤訳の責任を最終的に誰が追うかが問題です。商業目的なら普通、翻訳者の責任は限定的です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にします。

お礼日時:2010/12/27 07:13

図や数式、必要名詞について理解するように読んでいくといいらしいですね



よくわからない専門用語(名詞)とかなら、ウィキとかで調べると、英文の訳す範囲が狭まります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にします。

お礼日時:2010/12/27 07:12

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