木造住宅のルーフバルコニーについて
たまたまルーフバルコニーの漏水についての記事を見つけ、不安になってしまい、質問させていただくことにしました。
新築予定のルーフバルコニーの面積は38m2(2階の一部でL字型)です。
一方、最近のFRP防水性能は上がっており、しっかりとした施工、メンテをすれば特に問題なく、一般的に広く採用されているようでもあります。
一例ですが、
【住宅性能保証制度(平成16年版設計施工基準適用)においては「原則として10m2以内、追加仕様を遵守したものについては20m2以内」という取扱いをしておりましたが、まもりすまい保険(平成20年設計施工基準適用以降)では、その取扱いを撤廃しました。
跳ね出しバルコニーやルーフバルコニー(一部でもバルコニー下部に室内部分があるもの)に限らずバルコニーの面積制限はありません。設計施工基準第8条の基準を遵守いただければ、保険契約申込が可能です。】
といった記事を見つけました。
平成16年まではルーフバルコニーの面積が多い場合、保険の適用除外であったが、現在は面積に関係なく適用されるという意味であると考えますが、性能、技術レベルが向上した事が理由でしょうか?
どちらにしても、保険適用もされるくらい性能があると考えますと、過剰に心配する事もないのかも知れませんが・・・・?。
ただし、ルーフバルコニーの施工実績が多い工務店に以来すべきであるといった意見もあります。
上記を踏まえての質問ですが、
1.FRP防水のメーカーで推奨されるメーカーがございましたら教えていただきたいのですが。
あるいは、工務店にまかせるべきでしょうか?
ちなみに、当該建設予定地は法22条区域のため、屋根(ルーフバルコニー含む)面を
不燃材料とする必要があり、FRP防水の場合「DR認定工法?」と言うものを採用する必要があります。
2.雨水はパラペットを横引きドレインで抜くべきでしょうか?
漏水対策をした上で、下に抜いて天井裏を経由して梁をかわしたところで外壁に出す方法は避けるべきでしょうか?(結露、漏水の恐れがある・・・)
3.床はウッドデッキになりますが、緩勾配(必要最低限)の金属屋根の上にデッキを載せる方法もあるようですが、雨水の事を考えると無難であると思いますが、コスト(DR認定FRP防水との比較)、意匠面、その他注意点等がございましたら、アドバイスお願い致します。
4.外壁の通気層はパラペット笠木部分でどのように処理するのが一般的でしょうか?
(雨仕舞いが心配です)
いろいろ調べてみましたが、参考書を見ましても、ガルバリウム鋼板の笠木・・・と表記してある程度で、絵的にも水切り程度の表現になっています。これでは雨が吹き込むのではないかと心配なのですが、結局具体例は見つかりませんでした。吹き込んでも通気層に流れるようにすればよいのでしょうが?
以上、訳あって専門知識に欠しい身ですが、アドバイスの程よろしくお願い致します。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
私が使っていたのはKENZOのです。
それは大きなハウスメーカーでも利用されていました。元旦さんはもっと大きなものを頼むときに頼んでいましたが、防水屋根では依頼したことありません。
あまり普及していないのは高いからです。FRPの方が工程も少なく早く安い。仕上げ材がなくてもすみます。金属では熱くなりますのでどうしても仕上げ材が必要です。
瓦棒葺に木製すのこを置いて利用した25年物をおとといみてきました。柱のこしの大々的リフォームですが、バルコニーから雨漏りしてます。今回はFRPにしてすのこはしないそうです。
やはりどうしても緩勾配は雨漏りを引き起こしがちです。すのこを引くことによってさらに水の流れがのろくなることはさらに良くなかったようです。
屋根で使う場合も1.5/10はとるようにしていますが、金属自体は勾配が少なくてもいけますが問題は金属の重ねる部分の精度や仕組みの問題で雨漏りの隙ができます。人が作るものなので職人さんを信用しないわけではありませんがあまり無理な施工を期待しても結局建物に良くありませんからね。
最善を尽くしてさらに、よいハウスキーパーになれそうですね。では素敵なマイホームを。
金属防水を実際に採用されておられるのですね。
瓦棒葺の件も実例を挙げていただき、とても参考になります。
工務店が決まり次第、相談してみようと思います。
本当にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
すみません。
私はじめの回答で金属屋根と書きましたね。これが間違いです。良い工法といったのは金属防水。屋根工事とは全く考え方が違います。値段は高いです。
でも、屋根よりもずっと勾配を緩くできます。
瓦棒で緩勾配。ケラバの水切れが悪く下地が腐りやすくなりますし、水が少しでもたまれば雨漏りの原因になります。屋根は水をすばやくながすのが仕事。水の流れる方向には勾配を強くする程強くなりますがそれと垂直の方向や逆方向には至って弱い工法です。つまり一方通行にしか強くないんです。
水をしみ込ませない防水工事とは全く違うものです。
さっそく、金属防水の中でも
住宅木造バルコニー・屋根に適した商品として紹介されているものを、ピックアップしてみました。
スカイプロムナード(栄住産業)、プロムナールーフ エクセル(MAX KENZO)、
元旦スチール防水屋根(元旦ビューティ工業)等でしょうか・・・。
FRP防水より確実に防水できそうですが、それなりのコスト負担が必要かもしれません。
メンテコストがかからない分、トータルコストで考えれば有利であるとも言えます。
「金属防水・特殊平滑葺は、あまり普及していない工法ですが、弱点が少ない優れた防水工法なのです・・・」とも書いてありました。
もし上記(上記以外も含めて)工法等で推奨される工法、あるいは情報等お持ちでしたら、ご教授下さい。
念のため・・・
瓦棒葺きにつきましては、屋根工事完成後にデッキを乗せる考え方です。
建築家のHPを調べていましたら、FRP防水はリスクが拭えないため、敢えて屋根の上にデッキを乗せている・・・と言う方もおられました。(FRP防水が普及する以前はこのような方法が多かった?のかも知れません)
コスト、防水を考えた場合、もしかしたら一番良い方法なのでは?(デッキの取り付け方法、意匠的な問題はあろうかとおもいますが・・・)
その場合問題となるのが、屋根勾配かと思います。(デッキを乗せるため緩勾配としたい)
あるメーカーHPには[勾配1/10以上、芯木なしの場合1/20以上]となっています。
しかし、アドバイスいただいたのように緩勾配は望ましくない事から推察しますと、やはり1/20勾配は避けるべきでしょうね。
デッキの取り付け方法もよく分かりません。
そうなると選択肢は、FRP防水か金属防水になります。
住宅性能保証制度は終了していました。(すみません)
品確法の10年保証(瑕疵担保責任)についてですが、経年変化の場合は「瑕疵の対象外」とありますので、いざという時に保証されない事態も起こり得るのではと危惧しています。
(経年変化であるのか欠陥であるのかの判断)
そうなると、やはりアドバイスのように、保険にたよらず、施工、メンテナンスをしっかりとやってくれる施工業者を選定する事が大切であると思っています。
FRP防水は木造バルコニーにおいてかなり普及しており、自分でも当たり前のようにFRP防水と考えていましたが、実際にトラブルも報告されているようですし、
工務店が決まった段階で相談し、コスト、雨漏りのリスク、技術、メンテ等総合的に判断して決定しようと思います(FRP防水も選択肢のひとつとして)
本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
品確法により、性能表示制度ができ、瑕疵担保保険への業者加入義務ができました。
瑕疵担保保険の義務化により住宅性能保証(昔の木住協でいまの住宅保障機構)は終わりましたよ。
ちょっと前まで瑕疵担保保険の保険業者によって設計基準がバラバラでしたが今は統一されています。
なので、性能表示を受けずとも一般的な瑕疵担保保険加入があるので業者がつぶれても基本的には全ての住宅が10年保証の対象です。ですが、最近知ったのですが、業者の保険契約内容にやや差があるようです。それでは意味がないと思いますが施工業者の保険契約内容の確認を行ったほうがよさそうです。
おっしゃる通り保険なんてある意味無意味です。かつてより施工は2重3重の対策と設計の元施工され長持ちできる建物はできてきています。ちゃんとしてれば保険は不要。工事の設計監理がきちんとできていれば財団法人に金をとられずとも安心な建物はできるのです。そうすると11年目の不安なんていりませんよね。日本の小規模建築の建設技術監理の低下がこの制度を生んでいるとも言えるでしょう。
きちっとした知識と実行力のある業者を選び、自分はメンテナンスの目を養い維持管理すること。
変な業者でも保険入ってるから安心・・・ってことはないと思うべきです。
瓦棒?探すときは「金属防水」つまり防水工事で探してください。瓦棒はあくまで屋根。同じ金属でも防水工事とは違います。
No.2
- 回答日時:
1、アイカにFRPのDR認定工法があります。
防水材だけでなく下地構成も認定の一部ですのでご注意ください。2、基本的にはすぐに流れ落ちる排水状態が取れているかです。横引きが部屋上で長ければリスクも高いです。昨今のゲリラ豪雨のような雨があれば少ない抵抗で出来るだけ素早く下に流すラインを考えてください。それとドレインの清掃は確実に。
3、金属屋根はいい工法だと思います。お値段もいいです。基本的に22条地域ということは屋根面は飛び火認定以上が必要なのでウッドデッキを置くというのはあまり良い方向ではありません。もちろん仕上げ材でなく、エクステリアとしてお考えなので完全違法とは言い難いですが。しかし、それを考えればより燃えにくい仕上げ材を設定することは良い方向ではないかと思います。FRPのDR認定工法では下地は木材でOKです。けれど不燃材を下地に入れたり、金属屋根にすることで対策をするというのも良いのではないかと思います、
4、笠木の端の下側部分はイメージとして開放します。ここをコーキングで埋めてしまってはいけません。また、外壁下端も水切りを入れて速やかに外壁下に水が入っても切れるように設計し、通気をとって乾燥も促すように作ります。水が入らないようにと埋めるような工法はよろしくありません。
>1、アイカにFRPのDR認定工法があります。防水材だけでなく下地構成も認定の一部ですのでご注意ください。
近日、アイカのショールームに行く予定でしたので、質問してみる事にします。
>2、基本的にはすぐに流れ落ちる排水状態が取れているかです。・・・・・・
納得しました。
>3、金属屋根はいい工法だと思います。・・・・
この方向で考えてみようと思います。
>4、笠木の端の下側部分はイメージとして開放します。・・・・・
やはり雨が入る事を前提としているのですね。
通気層を確実に機能させて、乾燥が促進されるように注意が必要であると認識しました。
もし差し支えないようでしたら、「10年保証」について質問させていただきたいのですが、
住宅性能保証を受ける場合は、サッシ下端120以上、その他250mm以上立ち上げ、1勾配1/50以上等の基準がありますが、
品確法の10年保証(義務)の場合、何らかの基準を定めているのでしょうか?
また、あるHPのQ&Aで
Q:ベランダの塗膜防水やFRP防水等が原因で雨漏りした場合は
A:品確法ではベランダの防水の劣化は、通常の経年劣化による不具合にはいり(保証契約がなくても10年の保証を義務づける品格法の)瑕疵とみなされません。ただし建設業法に則して二業者間の契約により工法・予算を考慮した年数で保証することがあります。
つまり、10年保証を得るためには、住宅性能保証制度を利用する他ないという事でしょうか?
また、後半部分はメーカー保証の事かと思いますが、一般的に特別厳しい制約があるのでしょうか?
少々混乱ぎみで、申し訳ありませんが、お時間のある時にでもご回答いただけるとありがたいです
No.1
- 回答日時:
>しっかりとした施工
できればの話です
ここで、半端じゃないお金を掛ければ、メンテ費用は多少軽減できると思います
勾配がしっかり取れなくて水溜りが出来たり
結構トラブルを聞いたりします
>メンテをすれば
びっくりしますよ! これが想像以上にお金が掛かると思います
予想見積もりは、当てにならないと思います
>特に問題なく、一般的に広く採用されているようでもあります。
知り合いも2Fにルーフバルコニーを作りましたが
その予算捻出で・・・外溝に手が回らなかったそうです
>ここで、半端じゃないお金を掛ければ、メンテ費用は多少軽減できると思います
一般的にルーフバルコニーのある住宅は、おそらく半端じゃないコストを掛けているとは思えないですから、メンテコスト意識があまりないか、当面の建築費を抑えることを優先しているのもしれませんね。トラブル(雨漏り)も多そうですし・・・?
>勾配がしっかり取れなくて水溜りが出来たり
結構トラブルを聞いたりします
勾配は1/50確保予定です。
やはり木造住宅では無理(リスク)がありそうですね。
10年保証が受けられる仕様を守れば良いのでは・・・とも考えましたが、
補修工事に付随する工事までは保証してもらえないでしょうし、万が一基準を満たしていないために保証を受けられないなんて事も起こりかねないですし,あるいは11年目に雨漏りがあったら・・・?
いろいろ思い悩むよりも、FRP防水をやめて、ガルバリウム瓦棒葺きにする方が賢明かもしれないと言う気がします。
アドバイスありがとうございました。
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