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くも膜出血の原因のひとつに脳動脈瘤の破裂がありますが

この破裂するほどの塊りが形成される期間はどのくらいの時間なんでしょうか?

数年かけて形成?或いは、場合によっては3日間で形成されて破裂もありうるのでしょうか?

本格出血の前段階として数日前に偏頭痛のような症状が見られることもあるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

正しくお答えします。



くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂によるものなのですが、その動脈瘤がいつ作られ、どのくらいの速度で大きくなるのか、については全くわかっていません。

同様に次のような疑問が出てきますが、これもわかっていません。
脳動脈瘤ができるためには「脳の動脈に生まれつき弱い部分があって、そこからできるのか」「正常な動脈でも、高血圧や動脈硬化によって弱い部分ができてしまい、そこに動脈瘤ができるのか」?

けれども、20歳台で脳血管撮影を行っても脳動脈瘤はほとんど検出されないのに、60歳台以上での検査をするとある頻度で脳動脈瘤がみつかる。脳動脈瘤の破裂は40-50歳代でも生じる。

という事実から、おそらく30台くらいから徐々に大きくなってくるのであろう、という推測は一応、理屈としては考えられます。そうすると5-10年単位で形成される、くらいでしょう。
少なくとも風船が膨らむように、数日で「プ~ーっ、パン!」と破裂するのではありません。

本格出血の前兆での頭痛は、ネットでの検索や家庭の医学書に書かれていることがありますが、破裂をする人は高血圧の合併が高頻度なので、出血に関係したものか、高血圧に関係した頭痛なのか、実際には区別することはできません。くも膜下出血の頭痛は小さいものでも「表現できない、これまでに経験したことのない(激しい)頭痛」と言う患者さんが多く、偏頭痛とは基本的に異なるようです。

くも膜下出血ではない脳内出血は微小動脈硬化による血管の破綻と考えられていますので、くも膜下出血よりも先天性の要素(=生まれつき弱いところがある)は少なく、破裂までの期間が短いと考えられています。けれども、これも証明されていません。

いずれの脳出血も、高血圧が合併することで生じやすくなります。というより高血圧が無ければ脳出血をおこす確率はずっと低くなります。

本気で脳出血を事前に防ぐには:

(1)20歳台に1度、脳血管MRI検査をうけて、生まれつきの血管奇形が無いことを確かめる。
(2)その後は、高血圧と糖尿病にならないよう、なっても治療を受けて体調管理をすること。

この2つで(少なくとも老化で血管が弱くなる75歳くらいの年齢までは)ほとんどの脳出血は予防可能です。
「脳梗塞」はこれに該当しませんので、お間違い無いように。

これでよくわかりましたね。
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この回答へのお礼

よく理解でいました。
風船が膨らむように短期間ではないと考えるのが妥当だと思うとります。

また今度お金があれば脳の検査を受けんとアカンやろうと思うとります。


とても参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/16 11:08

おはようございます。



細かな事は脳外科に相談された方が確実と思いますが。。


ちなみに脳出血経験者です。MRIは退院まで全部で3回しかとられませんでした。
1回目が倒れた時の現状確認(これは私には撮影した記憶がありませんでした)、
2度目は良好確認(この写真は見せて貰えませんでした)、3度目は退院確認
という感じでした。

期間は3ヶ月。ちなみに退院後は1年に1回取れば安心でしょうと言っていま
した。

つまり大きな変化はそういう間隔(危険な最中でも1~2ヶ月)でしかおきな
いということなんじゃないかと思います(しかもこの場合、血の広がり方を中
心的にみてるようでした)。


脳出血と脳動脈瘤は厳格には症状は違いますが、頭の中の検査でもし脳動脈瘤
があれば発見されるはず(血管の異常が見つけられなかったら信頼性がた落ち
ですよね)、と思っています。

ちなみに倒れる前は頭痛が日常的にありました(頭痛薬を1日1錠ペース)。
今は全くありません。なので脳動脈瘤もあってもおかしくないかもしれません。

不安なら症状が症状なので脳外科いってMRI撮影をお勧めします。高いですけど。
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この回答へのお礼

頭痛と言う事前の予兆があるのですね!!!!!!!
また瘤が形成される期間もある程度の時間がかかるのですね。

とても参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/16 11:11

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