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どなたか分かる方具体的に分かりやすく説明していただければ幸いです。

A 回答 (1件)

まず、『中世の三法圏』ですが、


 
    (1):公家法
      大体、平安時代後期(鎌倉幕府の設立あたり)から
      江戸時代(公家書法度が出る)までの間、
      公家社会で成立していた法制度。
       
      律令制の時の法律を継承しているが、
      統治するためのものは弱い。
 

    (2):本所法
      一般に荘園を実効支配している荘園領主が、
      荘園を運営するに当たり、
      独自の裁判権を行使するために
      基本の法律たる律令制から独立した法制度。

      しかし、鎌倉時代に『地頭』が導入されたために
      『武家法』が主体となり、裁量が縮小され、
      『武家法』を補完するだけの存在となった。


    (3):武家法
      鎌倉幕府の設立前にできた、
      武士団を統制するのを目的とした法制度。
   
      鎌倉幕府設立により、『御成敗式目』として成文化され、
      武家政権における封建制度の基本となった。


の三法のことを指します。
 
 
 『中世の複合国家』についてです。
 
   平安後期あたりから武士の間に生まれた
   『御恩と奉公』と呼ばれる関係が、
   鎌倉幕府設立の基盤となり、
   江戸時代まで続きます。
 
   この『御恩と奉公』と呼ばれる関係が、
   中世ヨーロッパにおける封建制との類似点が
   多々あることから、『封建的主従関係』と呼ばれます。

  つまり、日本は、
  『封建的主従関係』の『武家』と
  律令制を継承している『公家』と
  荘園を実質支配している『本所』
  による複合国家と言うわけです。



自分の知ってることで説明すると
こんな感じなんですが、判るでしょうか?
 
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