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ある予備校の小論文の模試でこのような問題が出されてから考え込むようになりました。その問題とは、、
「健康増進法の施行によって私鉄の駅のホームが全面禁煙になったことに対する賛否ひついて」でした。

まず、他人の吐いた煙草の煙によって受動喫煙の被害に遭い肺がんになれば死亡する可能性があります。つまり受動喫煙の問題は人間の生命に直結する問題なのです。
他方、禁煙にすることによって喫煙者の煙草を吸う権利が奪われたりします。
ここで比較して考えると、受動喫煙の問題は人の生命という最高の価値に関することなんだから、全面禁煙もやむをえないという結論を取るとします。
さて、ここで質問なのですが、「人の生命を上回る価値は世の中には存在しない」という考えについては理由付け、論証が小論文を書く上では必要でしょうか?人の生命というものは最も大事なものなんだというのは当たり前過ぎて理由を書くようなことではないのでは、というふうに思ったのですがどうでしょう?
ある分野での小論文では公共性というものが大事だと言います。この公共性をもし世の中全体の利益というように考え公共性にそった結論をとるなら憲法の個人の尊重に抵触する氣もします。
人の生命健康よりも喫煙者の煙草を吸いたいという権利の方が優先するんだ、と考えた場合「なぜなのか」ということは書く必要あるのでしょうか?小論文上人の生命を上回る利益、価値は世の中に(少なくともこの戦争もない日本国内においては)存在しうるのでしょうか?
もし、ここで喫煙者側の権利が非喫煙者の生命健康よりも優先すると考える方がいたらその理由を教えてください。

A 回答 (5件)

下の方々の書かれた通りだと思います。

小論文を書く上で反証は当然必要です。個人的には、「論理トレーニング」「論理トレーニング101題」(野矢茂樹著)がお勧めですので、読んでみてはいかがでしょうか。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4782802 …
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この回答へのお礼

もちろん反証が必要なのは認識しています。挙げていただいた書籍は辰巳法律研究所で勧めてました。
私が今回お尋ねしたかったのは「生命を上回る価値が存在しうるのか」ということでした。そこに至るまでの論理構成については他に様々な考えがあるのももちろん分かっています。
ありがとうございます。

お礼日時:2003/09/05 23:17

以上のように喫煙が反対であると主張したいのであれば、私のような論理を展開した上で駅のホームで喫煙を禁止することには根拠がなく、喫煙者の権利のみを殊更に奪うことは反対であると結論付けます。



そして、もし賛成であると主張したいのならば(私もそうですが)、確かに喫煙マナーを守れる人はいるが、守れない喫煙者が非喫煙者にもたらす迷惑は計り知れず、それを規制するためにも一律禁止は止むを得ないとか、健康に敏感な者にとっては、僅かな煙であっても健康の不安を覚えるものであるからその不安を取り除くためにも規制が必要であるなどの説明を入れます。

その際に重要なことは反対派が何を言ってくるのだろうかということを考えながら論理を組みたてるということです。テレビのニュースを見るときにも、自分はどう思うかを考えた上で、自分の意見に反対する人はどういう意見を述べるだろうか、そしてその批判に対して自分はどのように反論すればよいだろうかということを考えながら見る必要がありますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ふと思ったのですが、喫煙者は上を向いて天井に向かって煙を吐けば、喫煙禁煙分かれていない飲食店でも両者が共存できる氣がします。禁煙席でないからといって隣にいる客の顔に煙がかかるのが認識できていながら煙草の煙を吐くのはわがままな氣がします。

お礼日時:2003/09/05 23:21

確かに、他人の吐いたタバコの煙によって受動喫煙の被害に遭うことは事実です。

場合によっては肺ガンのリスクが高まることも考えられます。

しかし、それは時と場合によるところが大きいのではないでしょうか。私達の至近距離からタバコをふかされるのならまだしも、数百メートル先からタバコをふかされた場合にも受動喫煙、間接喫煙の被害に遭うとは考えられません。
そして中にはホームで迷惑をかけるように吸う方もおられますが、マナーを守って吸われる方もおられます。にも関わらず、それらを一まとめにして一律でホームで禁煙にすることは正しいのかという問題が生じてくるでしょう。

それに、間接喫煙の被害についても検証する必要があります。ホームで間接喫煙に遭うと言ってみても、被害に遭うのは駅で電車を待つだけの間で、その時間はせいぜい10分を超えることはないのが普通です。そう考えてみると、いくら受動喫煙の被害が深刻だとはいえ、10分煙を浴びるだけでは肺ガンのリスクは高まらないのではないかという疑問が生じてきます。そんな人体に影響のない程度の煙を阻止してまで、喫煙者の利益を損なって良いのだろうかというのが、二つ目の論点でしょう。

そして、健康増進法が喫煙を禁止するのは喫煙者にタバコを吸わせないことによって、喫煙者の肺ガンのリスクを軽減させるためとも考えられます。確かに喫煙と肺ガンのリスクは以前から指摘され、タバコを辞めさせれば国民の医療費負担が軽減される、などと指摘されるところです。
しかし、この説明にも疑問があります。なぜならタバコを止めさせれば医療費が下がるという論理が少々安易にすぎるからです。

考えてみてください。私達は友人などがタバコを吸う姿を目にすることがありますが、彼等は日常のストレスを紛らわすためにタバコを吸っている場合が多いことに気付かれるでしょう。そして禁煙したくてもその高い中毒性のためにそれが困難になっているという事実に気付かなければなりません。タバコを止めることは非常に大きな決意が必要です。1週間も止めていると体の中からタバコを吸いたいという衝動に駆られて、精神的に不安定になり、自分を抑えられなくなることもあることでしょう。

そんな中毒性の高いタバコを禁止すればどうなるでしょう。喫煙者達のストレスはたまり、その溜まったストレスが社会不安を引き起こす可能性も否定できません。

そのストレスが暴力や婦女暴行、極端な例として殺人や自殺の方向に向かってしまったとしても、まだ禁煙を国民全員に強いることができるでしょうか。タバコを止めれば1人の人間の医療費が生涯で10万円下がるとすれば、タバコを止めることが正しいように思えますが、生涯で3億円稼ぎ出す労働者がタバコを禁止させられたせいで、ストレスが溜まって駅のホームから飛び降りて自殺してしまえば国民にとっては、医療費10万円ー生涯賃金3億円=2億9990万円の損失になってしまいます。つまり、目先の医療費が下がることのみを根拠として喫煙禁止を謳うのは疑問が残るのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
このような考えもあるということですね。

お礼日時:2003/09/05 23:11

司法試験に出てきそうな問題ですね。

おそらく小論文の問題からして法学系の試験なのだろうと推測していますが、質問者の方のように吸いたい人、吸いたくない人両者の意見を考えながら賛否を考えることは社会に出てからきっと役に立つことと思います。

しかし質問者の方の考えには少々物足りないものを感じます。それは喫煙者がタバコを吸うことについて、どのような利益があるかを考えられていないこと、そして喫煙者の吸う権利と人の生命健康とを比較してしまっていることです。つまり、人の生命という一番大事なものを喫煙者の権利を比較することにより、必ず喫煙反対派が勝てる仕組みにしてしまっているからです。少々人の生き死にを持ち出すのは大袈裟過ぎるのです。
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この回答へのお礼

まさに法学系です。
もちろん、煙草税収入がある等、、、そちら側の利益は答案上では配慮はしていましたが。
ありがとうございます。

お礼日時:2003/09/04 12:56

小論文というのは、それを書いた人物の人間性をみるものなんでしょうか?あるいは、その文章の論理性をみるものなのでしょうか?



私の時代は小論文という受験体制はマイナーだったので、その辺がよくわかりませんが。

現在、交通事故で一万人近くの人間が死んでいます。しかし、自動車の利便性のために、自動車の保有と利用は認められています。

物資の運輸ならば、100歩譲って許されるとして、レジャーとして自動車を使う分には、交通事故を減らすためにも自動車保有は制限するべきではないでしょうか?

さて、現在日本における大量交通手段はJRが行っています。そのJRの国鉄時代の赤字を補填するためにたばこ税が回っています。

安定したJRの運行のために愛煙家の払った税金が使われているのです。

レジャーに使うために交通事故が起こる危険性を許しているのであれば、産業や日常の通学・通勤の足を確保するための財源としてたばこ喫煙を全面禁煙する必要はない。

ってな 論理構成でもOKですかね。
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この回答へのお礼

私の受ける小論文は論理性の方が重視される氣がしてます。
もちろんこのような論理構成もありだろうと思います。小論文ですので。
煙草税がJRの運行という特定目的に使われるために徴収されているとは知りませんでした。
ありがとうございます。

お礼日時:2003/09/04 12:53

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