No.3ベストアンサー
- 回答日時:
民間宗教・土着信仰なのですが、日本は昔は山に神様が住んでいると思ってたんです。
富士山など敬虔あらたかなる聖なる山って今でもなっていますでしょ?
で、春になると山から風が吹き下りてきて、畑を芽吹かせていると考えており、神様が降りてきて食物を育てていると考えていたわけです。
だから収穫したら、山に取れた作物を感謝を持ってささげに上っていたわけです。
やがて、山に毎回行くのではなく、山のふもとに祠をもうけて、そこを神様の住まいとして、そこにお供えをするようになった。
その祠がやがて神社に発展していったわけです。
しかし、あくまで仮に住まいであって、神様は山に住んでいて、春になると生命を畑に与えると考えており、神様の息吹が食物となるって考えなので、神様の御魂が植物に入っているので、ご飯は一粒残らず食べろ となったわけです。
大和朝廷が支配する前に存在し栄えていた文明の宗教観だと思う。
日本は龍の文化の太陽の文化の両方があって、龍は風水などもそうですが風、偏西風が吹くと春だったかな?
それと太陽が蘇り食物を育てるという考え方があった。
旧暦が関係しており、春分点とか秋分点とかあって、それにあわせて種をまいたり育てたりうんたらかんたらしてた。
春分も秋分も太陽が関係しているので、太陽は食べもに関係があると古代からわかっていたわけです。
さらに 春一番とか吹くと、春だぁ 食物に息吹が吹き込まれたぁ となっていた。
まっ そんな感じで、龍(風)文化の名残だと思う。
ユダヤ教のアダムも神様が粘土に息を吹きかけ生命を誕生させたってなってますでしょ?
天使がふーーって息を吹いている絵画とかありますでしょ?
そんな感じで、何も無い大地に春になると生命が誕生するのかというと、神様がふーーーってやって御霊を植物に分け与えたって考えれていたわけです。
すごいですね・・・古来からの伝承が今日まで受け継がれている・・・。
私の知らないことがたくさんでてきてとても勉強になりました。
神社とか鏡餅とか、神を祀る祠とか、現代人なら絶対昔のヒトの発想をしないでしょうね。
神を神とせしめるのもまた、人間なのでしょう。
しかし、そういう宗教観、私は好きです。
No.8
- 回答日時:
大切なものだからでしょう。
当たり前の事ですが、その当たり前の事の大切さを忘れるな、という事でしょう。
豊かさに慣れて、ものの貴重さや大切さを見失いがちになっていると思います。
食べ物には、命を生かし続ける貴重さがあります。
人によっては、そこに神の如きものを感じる面もあるのでしょう。
食べ物の命を生かし続ける貴重さと、生かされている命の貴重さが共にある、という事ではないでしょうか。
沢山の命を摂取しなければ、人間という命を保つ事はできません。
そう考えると悲しい事になってしまいますが
生かされているという自覚から、食べ物も含めた周りの沢山の命に感謝をする事ができるようにも思います。
「食べ物を粗末にするな」とは、「食べ物によって生かされている自分を粗末にするな」というようにも聞く事ができます。
泣いたり笑ったりできる人間ならではの価値観ですよね。
慈愛というか、慈しみの心を以って食を摂る。
いただきますとか・・・残酷なまでに生命を殺しておいて食事のときだけ都合のいい真似をしているんですよね。
やはり人間は許しを請う生き物なのでしょうか。
No.6
- 回答日時:
親などは両方の意味で言っているようでしたね。
「食べられない人だっているんだから残さず食べなさい」なんて。
そんな時「だったらこれ送ってやりゃァいいじゃんか」と言い返したもんです。
私が考える真意は「食べ物は一朝一夕に出来るもんじゃないんだよ。」という事ではないかと思います。
昔から役にや政府が言っている事を聞いていると、生産するなと言って止めても、「作っていいよ」といえば翌日からスーパーに並ぶと思っているんだろうか・・・とさえ思えますね。
米なんか、一度作付けをやめたら、米が取れるのに何年もかかるというのに。
だから大切にして無駄なく食べなさいということではないでしょうか。
生産者に対する感謝や大地の恵みに対する感謝ですね。
しかしどうやら昔のヒトは違ったようです。
なにを信じるか、なんのために感謝を捧げるかはヒトそれぞれでいいと思っています。
ただ、私は色んなヒトの『教え』を大切にしたいと考えます。
教師や学者に説かれた知識や理論を鵜呑みにするのではなく、こういった精神的な問題はそういった色んなヒトの考えを参考にするべきだと思います。
答えを押し付けるよりも自分なりの答えを持て、信じるも信じぬもスキズキなのだから。
ご回答ありがとうございました。とても参考になりました。
No.4
- 回答日時:
人類社会には譲り合いの社会と奪い合いの社会があります。
譲り合いの社会では、「その粗末にした食べ物さえも食べることができないヒトがいるのだから、粗末にするんじゃない」と考えます。
しかし、奪い合いの社会では、
「食べきれない料理を出して俺が立派なんだ。食べきれるほどの量しか出さない人はケチなんだ」と考え、とにかく大量の食べきれない料理を出すことを良しとしている文化も有るのです。
神が怒るからではなくて、譲り合いの文化と奪い合いの文化の違いです。
つまりそれは宗教なのでしょうか。風土なのでしょうか。
日本とアメリカの違い・・・でしょうか。
私は古来からの教えを以って、いただきますという文化があるのだと信じてみたいと思います。
No.2
- 回答日時:
よく「食べ物を粗末にするな」と言いますが、これは食べ物には魂が宿っているから粗末にしてはいけないという意味なんでしょうか?
○ 意味的にはそれでいいんですよ。
正確には人間が生きるために他の生き物の命をいただいているという意味ですね。お肉の元は牛や豚、羊や鳥さんですよね。牛も豚もかわいい生き物ですよね。
羊や鳥もなれると家族のようなものですね。魚だってそうですよ。草花や植物も花は綺麗ですよね。
全てに魂は宿っているのですね。人間も同じですね。
このようなかわいい生き物の犠牲の上に霊長類の長としての人間の命があるわけですから、食べ物は感謝して大切に食べようね。ということなのです。
命をいただく、命には魂があり、それごといただく。
生きているものには感謝と祈りを捧げ、いただきますと言う。
しかし、魂というのは無機物にすら宿っていると考えるヒトもおられるようです。
とは言うものの、鏡やコップに魂があるなんて信じようにも無理があるというものです。
わかりやすいところで、食べる物には漏れなく魂があると信じ込ませ、食べ物を粗末にするとその魂がお怒りになられるのだと説いたのかもしれません。
いずれにせよ、いただきますという言葉の持つ意味は、そういった命や魂に対する謝辞がはじまりなのかもしれません。
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