風評被害と仏教の思想

Question

農産物などの風評被害から、人としての生き方について考え始めています。

自分の健康の心配だけをしている人や自分さえ良ければ良い人は、福島近辺の農産物を避けていると思います。一方、自分よりも他人に生きる人は、農産物を買っていると思います。人は、どちらかのタイプに分かれているんじゃないかなと思います。

うちは東北地方のものは少ないのですが、よく注意してみてみると、東北地方で作られている食品や製品も流通しています。パンを買うにしても、地元で安くたくさん買えるパンは買わないで、少々高くても福島で作られているパンを１つ買おうかな、と思うようになりました。

最初の頃は、東北の食べ物なんて怖くて食べられない、と思っていましたが、仏教の思想から考えてみても、自分さえよければ良いという生き方は、人の道を外れているように思い始めています。

神様や仏様だったらなんと答えるでしょう？いろいろアドバイスいただけたらと思います。

tilltill · Accepted Answer

仏教の思想は分かりませんが，おっしゃる通りだと思います。
自分さえ良ければ，自分の家族さえ助かれば，自分の家さえ大丈夫なら・・・

福島では放射能のある中で１０００人以上の従業員が今も毎日働いているのに
東京の放射線が心配とか騒いでいるし。

従業員の家族はどんな気持ちでいるのか，考えもせずに自分のことだけ。

色々とメディアに対して発言している人をみるたび人間の醜さを痛感します。

noname#156094 · Answer

失礼ながら
良心に基づく選択という道徳観と、宗教を結びつける必要はなくてもよいと思われます。
自らの道徳観に自信が持てない事を、宗教によって確かなものしようとする事は余りにも不安定のようにお見受けします。
神様でもなければ仏様でもない自分自身の選択を信じる事です。
他に頼らない、小さくても与えようとする心で決めればよいのです。
人が何個買おうが自由です。
ご自分も何個買おうが自由です。
また、買う事はできないが、義援金を寄付しようというのも自由です。
困っている人達に少しでも役に立つならば、という気持ちでお決めになればよい事です。
自分の気持ちに嘘をつかずに決めればよいのではないでしょうか。

信仰を持っている人は、神様や仏様と話合って迷いを解決してゆくのでしょうけれども
信仰を持たない人が、同じようになさろうとしても無理があると思います。
それよりも、自然な良心に従って無理なく判断すべきだと思います。

kenima9169 · Answer

もし、風評被害であることが確実であるならば、東北地方の農産物を摂ることは、問題はありませんし、復興支援の為にも積極的に購入することは良いことと思います。風評に惑わされないような知性と冷静さを持ちたいものです。

しかし、「自分よりも他人に生きる人は、農産物を買っている」とは、一概には言えず、冷静沈着に風評被害と判断して買っているケースも存在します。
問題は、本当に風評なのかどうかということでしょう。国民は政府の広報をおおむね信じるしかないわけですが、その政府の広報に疑いを持たざるを得ない現実が、今の日本の悲しさです。

「自分さえよければ良い」という考え方は、人間が社会的生物である以上仏教を持ち出さずとも、倫理的に、道義的に良くないことは明白です。
特定の宗教を持たない多くの日本人にとって、道義（人が生きるべき道）にすべき倫理観が薄いことも大きな問題と思います。

又、自分のことを優先するということは、自分さえよければ良いという意味にはなりません。
人間は誰しも自分のことを優先せざるを得ないものと思われますが、その一方で他人のことも配慮できるものです。
従って、できる範囲で他人のことを考え、協力して行けば良いと思います。
そういう考え方が、中道・中庸という考え方ではないでしょうか。

zakky74 · Answer

風評被害とは、どういう性質のものであるかを洞察する時に、真実・現実・事実・思い込みの違いについて考えさせられます。風評被害に限らないかもしれませんが、真実・現実・事実・思い込みの４つの違いを明確に理解する事で、風評被害などは起きる事はありませんし、起きても深刻ではありません。

風評被害が起きている事の意味は、そうした真実・現実・事実・思い込みの４つの違いを明確に理解出来る様に消費者一人ひとり、国民一人ひとりが知恵を持ちましょうとのメッセージであると僕は受け取っています。

この４つの違いととても相性の良い話を共有したいと思います。

人間は、知が完全であると思っています。
それを知の完全性と言います。

知っている事が言い事で、知らない事が悪い事、の様な観念がありますね。そして、知っている事から自由になれず、知ってる事を出発として、そこから○×や善悪などが始まります。知ってる事から自由になれないのが多くの人間が、知の完全性のワナにはまっているからです。

これでは、人と人が分かり合えませんし、協力したり団結する事が難しいです。

ある人が知っている事と、別の人が知っている事が必ずしも一致しないからですし、また、その知っている事が正しいとは言い切れないから余計にそうです。知は完全ではありません。

それを知の不完全性と言います。

知の不完全性に気付けば、自分が知っている事は自分から見てその様に見えるし思える事で、もしかしたら同じ様に別の人から見たら違って見えるし思うのではないか、というゆとりが自分側に生まれます。

知の不完全性を明確に理解していれば、自分が知っている事に束縛されないし知っている事から自由である為に、相手の知っている事、相手が見ている事、思っている事を、まずは聞いてみようとする心が生まれます。

そうする中で、知っている事はとても相対的である事を尚実感できますし、更にはどんな観点からの知っている世界も不完全である事に気付き、結果的に知っている世界だけでなく、知らない世界というのが観えてきます。

知らない世界、判断されない世界、部分ではない世界、境界線の無い世界、そこに完全性が潜んでいます。

それを無知の完全性と言います。

無知の完全性にまで明確に理解出来る事を通して、全ての知っている世界から自由になれますし、その意味は相対的な知からの自由であり絶対世界でもあります。全ての相対世界を含む絶対世界。そこがあるから、全ての相対世界を受け入れる事が出来ますし、理解・納得が出来ます。

また、その事の意味はお互いに補い合う事が出来ますし、更に上昇させる事が出来ます。

それを知の不完全性を補う、と言います。

全ての情報知識を統合的に理解する事が出来ますし、自由自在に活用する段階ですね。それだけでなくて、今までとは全く違った新しい知を生み出す事が出来ます。

人間は、知の完全性のワナにはまり、そこが絶対だと勘違いしていますが、絶対とは知の完全性にあるのではなく、知の不完全性・無知の完全性にあるんですね。そして、その絶対をもう一度相対の中に活用する時に、知の不完全性を補いながら、知を完成させる事ができる様になります。

そうしてこそ、真実・現実・事実・思い込みの４つの違いも明確になりますし、何をどの様に考えれば良いのかが明確になります。

３．１１東日本大震災の、大地震・津波・原発事故・風評被害は、今の時代、この日本から、知っている事から自由になりましょうとのメッセージである様に思います。

即ち、知の完全性⇒知の不完全性⇒無知の完全性⇒知の不完全性を補うところまで到達し、真実・現実・事実・思い込みの違いを明確に分かりながら、人間とは何なのか、生きる事はどういう事なのかの答を得て、今の時代、この日本で、これからどんな仕事をしようとするのか、新しい選択の時です・・・と。

その様に受け取っております。

o-sai · Answer

「風評」という言葉で現実を見据えない政府や人々に、惑わされてはいけません。
日本は世界で一番、危険で汚れた国になったのです。
これが現実であり、世界へ輸出できる生産国や観光国家ではなくなりました。

今後世界に向けて胸を張って輸出できる産業としては、ヨウ素やセシウムが付着していないモノを創る産業のみです。
つまり、文章とか楽曲とか絵画とか、そういったモノです。
（今でも日本を支えているのはアニメです）

工業製品は今でも、日本企画＋中国生産の品です。
今後はそれが徹底されるはずです。（ベトナム生産にはなりそうだけど）

日本の農作物は日本でしか消費されません。
セシウムは体内で蓄積されて濃度が上がり、次世代や次々世代では男性の出生率は下がります。
（y遺伝子は環境変化に対しての揺らぎが大きいので、奇形児や死産の可能性が高まるからです）

今の日本の農業を守ために自分さえ早死すればいい、子孫のことなんか知らねぇよ、という考えでしたら摂取は自由です。
いずれは中国やロシアでも原発事故は起きます。（もう起きてる可能性の方が高いでしょう）
それでも今現在は、日本製のセシウム付き農作物よりは輸入品や、遺伝子組み換え作物の方が安全です。

神様や仏様なんか居ません。
死んだらあの世なんてありません。
生物として何が正しいのかを考えて生きていくしかないんです。

米国の原発産業に配慮しすぎた結果に、こんな国になりました。
日本経団連と彼らが牛耳るメディアの先導で、安い造りの原発で安い電力にこだわった結果、
広島長崎の時より酷い状況になりました。

国民が選んだ自民党がそれを成し、国民が選んだ民主党が追認してきたからです。
国を売った、ということです。

この郷土を捨てて難民国家を目指すのか、はたまた寿命短く子孫は諦めて絶滅するのか、二者択一ですよ。
どうしたいのかはあなたたち若者の自由です。

僕は「この国は棄てろ！」と言いたい。
どんなに惨めで貧しくても、生き延びることが生物としての尊厳だからです。

imantarx · Answer

ダメでしょうね。「善人でありたい」という欲求に執着しすぎですから。
政府が説明責任を逃れるために流布した「風評被害」という言葉に乗っかれば、簡単に自分は善人であると思うことはできるかもしれません。しかし、問題の深層は見通せなくなるでしょう。
自分の身を案じるばかりの人と、自分が善人であることばかりにこだわる人は、同等に無明でしょう。

「犀の角のようにただ独り歩め」（スッタニパータ）

noname#150036 · Answer

神様や仏様は、たぶんこんなふうに答えると思います。
「善い心がけです。明日は我が身と知りなさい
　なぜなら、既に日本には食の安全など無いのですから」

sakurazz · Answer

それはそれで立派な考え方かなと思いますが。
だけど人を巻き込んでは価値がなくなるし、ましてや人に強要したりするものじゃないと思います。
自分の健康を考えることをほかの誰も指図するべきじゃないでしょう。
自分で選択したことなら「誰のため」なんて考えないでひとりでやるのが仏教の考え方では？
風評被害対策なんて称して、選択権のない子供にまで学校給食で一斉に食べさせようなんてことは、宗教的にも悪だと思います。

under12 · Answer

ただの偽善だろう？　馬鹿馬鹿しい。

安全ならば、国家なり担当部署なりを通して、映像込みで数値を出させて
情報公開すればいい。政府が情報公開できないのは既に判明済みだから、
NPOでも利用すればいい。カネを出して購入してもらうのであれば、
安全性を立証しろと言うのは、原発だろうがBSEだろうが同じ事である。

どこの宗派かも分からない、浅はかな「仏教思想」を持ち出されても
仏教徒が迷惑すると思いますよ。

風評被害と仏教の思想

仏教の思想は分かりませんが，おっしゃる通りだと思います。

この回答への補足

失礼ながら

もし、風評被害であることが確実であるならば、東北地方の農産物を摂ることは、問題はありませんし、復興支援の為にも積極的に購入することは良いことと思います。

風評被害とは、どういう性質のものであるかを洞察する時に、真実・現実・事実・思い込みの違いについて考えさせられます。

「風評」という言葉で現実を見据えない政府や人々に、惑わされてはいけません。

ダメでしょうね。

神様や仏様は、たぶんこんなふうに答えると思います。

それはそれで立派な考え方かなと思いますが。

ただの偽善だろう？ 馬鹿馬鹿しい。

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