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海岸によくいるフナムシですが
食性や素早い動きなどゴキブリのように都会で繁殖できるんじゃないでしょうか?
もちろん繁殖してほしくないですが
ただなぜ海岸の岩場にしかいないのでしょうか?

たとえば都内の各所に数万匹づつフナムシは放った場合(もちろんしませんが)
フナムシは一定期間後に全滅するのでしょうか?
または1部が繁殖して生存するのでしょうか?

生存または全滅の根拠も知りたいです

フナムシ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%8A% …

A 回答 (1件)

こんにちは、



フナムシは乾燥に非常に弱く、湿度が高くとも水そのものがなければ十数時間で死んでしまうそうです。
となりますと、ゴキブリのように都会のあちこちで、というわけにはいかないですね。
下水のような常に水のあるところならどうか……と考えてみても、今度は体内の塩濃度を維持できません。

例えば海水魚は体内の塩濃度(0.9%)よりも海水の塩濃度(3.3~3.5%)のほうが高いので、放っておくと体内の水分がどんどん海水へ移動してしまいます。
そこで海水魚は海水を飲んで塩類だけを鰓から排出することで水分を獲得する仕組みを持っています。
海水魚とは逆に淡水魚は放っておくと体内に水がどんどん入ってきてしまうので、大量の尿により水分を排出し、体内の環境を一定に保っています。

一方フナムシは体内の塩濃度が4%近くであり、海水とあまり変わりありません。
フナムシは塩分濃度を調節するのがめんどくさいからいっその事海と同じにしてしまえ! という進化をとげた生き物なのです。
つまり、フナムシは体内の塩濃度の調節がとっても下手です。
真水環境ではあっという間に体内の塩濃度が下がってしまい、死んでしまいます。
というわけで、下水でも暮らせません。

ただし、ヒメフナムシの仲間のように体内の塩濃度が1.2%程度と比較的低く、温かく湿った森に生息する種もいます。
こいつらならば、もしかしたら下水でも生きていけるかもしれません。
もっとも体は小さい(4mm~7mm程度)ので弱いし、環境の悪い下水は無理の可能性のほうが高いと思いますが……。
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この回答へのお礼

なるほど
でなければいまごろフナムシ地獄かもしれませんね

お礼日時:2011/09/06 18:18

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