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インドやその他の世界(中国やエジプトなど)の古代の人々による世界のイメージを教えてください。

例えば、ヨーロッパでは現存する最古の地図「バビロニアの世界図」があり、これを継承する形でホメーロスの地図が出来あがりました。その後、ヘカタイオス、ヘロドトスと世界はより詳しく語られるようになり、1300年ごろに有名なヘレフォード図が書かれました。粗く言ってしまえば世界は西ヨーロッパを中心とした3重構造を持つもの(キリスト教、異教徒、怪物/以前は、自由な市民、「隷属」の地域、怪物でした)として理解されました。

人が世界を理解するときには必ず自分達を中心に考えるような気がします。インドは象が支えて、その回りを自分の尻尾を咥えた蛇が囲んでいると言うものですが、これに秘められた思想など教えて下さい。よろしくお願いします。(出来れば地図のURLを示していただけると嬉しいです。)

A 回答 (1件)

こんばんは。


インド・中国・エジプトではないけどいいですか?
スラヴ人の世界観についてです。

地は宇宙的な大海に浮かぶ巨大なクジラの背に支えられています。そのクジラが重さに耐えかねて尾を動かすか寝返りをうつと地震がおきます。

また、ブルガリアでは地面がそれ自体の重みで割れるのを防ぐために、蛇が尻尾を咥えて輪をつくり、地面を絞めるようにして支えているという伝承がありますし、象が支えているというバリエーションもあります(インドの伝承と似ています)。


スラヴの場合は、キリスト教、民間信仰等(キリスト教以外の)異教的要素などさまざまなものが混ぜ合わさって、世界観が形成されています。

スラヴ人にとって大地は母であり、草は大地の毛髪、河川は大地の静脈、岩石は大地の骨だと考えられていました。

スラヴ人にキリスト教が伝えられたのが9世紀と比較的遅かったのもあり、アニミズム的な性格が非常に強いです(事実、ロシアにおいてはキリスト教と土着信仰がかなり長い間、二重信仰として行われてきました)。秘められた思想というか、生活と直結する信仰がそのまま世界観として反映されているのだと思います。

残念ながら、参考になるようなHPはありませんでしたが、参考になりそうな本を紹介しておきます。
もし興味がありましたら、ぜひぜひ読んでみてくださいね^^

「スラブの文化・講座スラブの世界」/弘文堂/平成8年
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

スラブのことははじめて考えました。
新しい世界を知ってとても得した気分です。回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/11/10 21:55

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