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楽しいことを想像すると楽しくなると思いますが、
脳の仕組みから考えるとなぜこのうような状態が起きるのでしょうか?

楽しいことを考えるとドーパミンが発生する、みたいな理解でよろしいんでしょうか?

A 回答 (1件)

こんにちは。


そうですね。楽しいことを考えますと、脳内で感情の機能を司る「大脳辺縁系」を中心に構成される「報酬系回路」というところに「DA(ドーパミン)」が分泌され、報酬反応の発生を促します。我々はこれにより、報酬対象に対する接近行動を開始することが可能となります。
但し、報酬反応といいますのは、基本的には脳内に報酬刺激が入力されない限り発生することはありません。ですから、考える、想像するというだけでは、これではまだ実際に報酬が得られたというわけではありませんので、本来ならばこれで楽しくなるはずはないのです。ところが、実はこれは「報酬系回路の予測機能」と呼ばれるものなんです。
我々が報酬を予測することができるのは、例えば美味しい物を食べたとか、人に褒められたといった、過去に実際の報酬体験を脳内に学習しているからです。このように、報酬系回路といいますのは過去の学習結果に基づいて事前に反応を発生させているという予測機能を持っています。これにより我々は、まだ与えられていない「未来の報酬」に対して積極的な行動を起こすことができるというわけです。ですから、報酬系にDAの分泌が続いているうちは目標に向かって鋭意前進をするわけですが、果たしてこの反応が終息するならば往々にして途中で放り出してしまいます。
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