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無味無臭の気弱な主人公「僕」が、周囲のいろんな騒動に巻き込まれたりする小説が
わりかし多いですが、こういう設定、小説技法はなんか名前があるんでしょうか?

A 回答 (4件)

庄司薫の「薫くんシリーズ」の影響力は侮れません。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
サリンジャー、庄司薫、村上春樹、その他亜流といった系列が
ありそうですね

お礼日時:2012/05/09 19:09

私はそういう「僕」には魅力を感じませんが、わりかしあるんですか?ライトノベルですか?近年の芥川賞だけみれば、超個性的主人公の設定に思いますが。



主人公の言動や心理は、物語を通じて読者を納得させられるような完成度が求められます。主人公を個性的にするとボロが出やすくなります。個性が強くて攻撃的な人物は脇役にしておいた方が物語をまとめるのは絶対に楽です。そんなのは誰だった分かっている事です。主人公を気の弱くて何も発揮しない安全な人物にするのは創作からの逃げですね。

お求めの技法は知りませんので勝手に創作します。

「僕」の個性を創らない訳ですよね。技法としては「主人公の人物造形放棄」です。帰属性を示さないのは匿名みたいに卑怯です。
「僕」を語り手にしている分量の多い小説じゃありませんか。技法としては「状況解説文」です。当事者意識がないのは無責任ですね。
総合しますと、「ワイドショー小説」です。
どうでもいいような司会者と、はやしたてる日替わりコメンテーターの組み合わせで、いくらでも話を膨らませる事ができます。
「事なかれ作家」が世に出て飯を食うための商法で、拒絶されずとにかく読者を増やす手法ではありませんかね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
わりとこういう小説は洋の東西を問わず多いです
ワイドショー小説というのは上手いネーミングですね

お礼日時:2012/05/09 19:10

いわゆる「巻き込まれ型」のことだと思います。

この言葉は技法、または登場人物のタイプを差します。主人公を平凡にすることによって、状況や周囲の人物の特殊性を際立たせる手法で、主人公を描くというよりは、主人公の目を通して周りを描くものです。

小説とは誰の視点によって描くかによって違った様相を示します。主人公を巻き込まれ型にするのは、積極的に動いている人物とは違った切り口で描くためのものであって、作者の意図が含まれているのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「巻き込まれ型」という名前があるんですね。

お礼日時:2012/05/09 19:11

bougainvilleaさん、こんにちは。



「巻き込まれ型」のようなモノを書いている立場から少しだけ…#3の方の補足を。

>無味無臭の気弱な主人公
 これを成り立たせるには、それ相当の筆力が必要です。主人公の心の綾をどう織っていくかが勝負。
 昨今の芥川賞作品を否定するわけではありませんが、#2の方の回答とは真逆で、主人公を個性豊かにすると非常に書きやすい。主人公が非日常的な人格の持ち主のなら、その世界を書けば済むこと。
 平凡な主人公を書くときは主人公以外のすべてに配慮しなくてはなりませんからね。あたりまえだけど、平凡な日常を覆しうる何かを創作しなくてはならない。
例)樋口有介「魔女」など、宮部みゆき「魔術はささやく」など、北村薫の諸作。
#1の方の回答の庄司薫を含めて、いずれも強靭な筆力の持ち主です。

あ、言っときますけど私は「のようなモノ」を書いているのです。筆力は・・・無い。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
書く方からしたら「巻き込まれ型」は書きにくいとのことで
ちょっと意外でした。

お礼日時:2012/05/09 19:13

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