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地球上の霊長類が何らかの理由ですべて滅亡し、犬がその後の地球を貪欲に開拓してゆき二足歩行もできるようになり、火をおこし、道具を使うようになり300万年の時を経過させると・・・

「犬」はどんな状態(外観、習性など)になっていますか?

その300万年の間の地球は人間が進化してきた時とほぼ同じ状態とします

A 回答 (2件)

 No.1です。



>平原でより遠くを見回す、手に食物を持って移動できるという観点から二足歩行できる進化に至ったということに妥協していただけないでしょうか

 妥協って、別に私が進化の法則を決めているわけではないですから・・・

 「平原でより遠くを見回す」と言っても、犬やその仲間のオオカミ(これらは種レベルで同じ)は別に「平原」に生息しているわけではありません。森林や山岳地方にも犬やオオカミは生息しますから、直立することが平原では仮に有利になっても、山岳地方では不利に働く可能性がありますよね。

 そもそも平原で「遠くを見渡す」ことがより切実に必要なのは、犬などの肉食動物ではなく、捕食される側の草食動物なのではありませんか?
 アフリカのサバンナで生息する肉食動物と草食動物をいくつか思い浮かべてください。どれも四足動物ですが「目の位置が高い」のはどちらですか?

 また、犬はそもそも視覚が優れてはいないので、立ち上がって「遠くを見る」メリットはほとんどゼロと言って良いでしょう。
 犬はその替わりに抜群の嗅覚を持っているわけですから、直立歩行をするメリットはないのでは。

 「手に食物を持って移動できる」についても、樹上生活に適応していた類人猿ならば手が「木を掴む」ためにモノを器用に掴める構造だったのですが、食肉目は四足歩行に徹した構造に進化してしまっているため、仮に二足歩行で手が空いてもモノを掴めるような構造にはなっていません。
 つまり霊長類と比較すると、「二足歩行をする」メリットが確実に小さいわけです。
 まして火や道具の使用ということになると、類人猿以外の手で可能になるとはちょっと思えません。

 ヒトがいなくなったからと言って、次の地球の支配者が直立二足歩行をして火や道具を使う必然性がそもそもないのです。
 ヒトの遙か以前に1億年以上も地球を支配していた恐竜だって種によっては直立二足歩行はしていましたが(ヒトのとはちょっと違うけど)、道具や火を使っていたわけではありません。

 まあ、類人猿が滅びれば、熱帯雨林の樹上生活のニッチは空くわけですから、他の何かが樹上生活に適応した進化をしてそのニッチを獲得するかもしれません。でもそれは犬ではない、ということは断言しても良いと思います。元々熱帯雨林に生息していないから、という単純な理由ですが。

 まあそもそも、犬は食肉目の中でも身体も堅く眼も良くないので、直立歩行~道具使用といった「ヒトのような進化」からは最も遠いところにいます。
 同じ食肉目だと、クマやネコの方がまだ手を器用に使えるし身体も柔らかいので、環境によっては「二足歩行をする」ような進化をする可能性が、犬よりはよほどありそうな気がしますが・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2012/06/23 21:45

 二足歩行や火を使うこと、道具の使用といった人類の特徴は、別に進化の最終目標でもなければ「普遍的にベストな形態」でもありません。

そもそも進化にはそういった普遍的なベストな形態や目標といったものはありませんし。

 ですから、犬が二足歩行をする、火をおこす、道具を使う、というようになる、という前提がおかしいです。

 逆から言えば、二足歩行をして火や道具を使う、という形質を備えるようになっているのならば、その形態は現在の人類あるいは霊長類と似たものになっているでしょう。ですが、四足歩行に徹した形態の犬がその方向に進化するとは思えません。

 人類の進化は、元々熱帯雨林で進化してきた霊長類というベースがあり、その熱帯雨林が地球の寒冷化によって疎林~サバンナに変化した地域で起きたとされています。
 元々樹上生活という二足歩行に移行するには適した身体の構造があり、それが疎林化という環境の変化に適応して直立二足歩行を獲得したわけですから、そもそも元々の生息環境が異なる犬が人類と同じような進化をする道理はないわけです。
 まあ少なくともこのような進化をした生物は人類以外にないわけですから、単に環境を同じにしても犬が同じ進化をすることはない、ということは断言しても良いでしょう。「元の素材」が違うので、同じ環境に適応するためには違う進化が必要になる、というわけです。

 まあ、犬が直立二足歩行をして火や道具を使うようになる可能性がゼロというわけではないと思いますが、それには「人類が進化したときとはまったく違う環境」が必要になるでしょうね。
 その時の犬の「状態」も、特に外観は想像も付かないですね。習性については、今よりかなり高度な社会生活を営んでいるだろう、くらいのことは言えると思いますが。

この回答への補足

なるほど、いろいろな条件が備わった上での必然としての二足歩行だったわけですね
平原でより遠くを見回す、手に食物を持って移動できるという観点から二足歩行できる進化に至ったということに妥協していただけないでしょうか

補足日時:2012/06/10 12:05
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2012/06/23 21:46

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