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天気予報では梅雨に関し次のように解説します。

南の暑い高気圧と北の冷たい高気圧の境に梅雨前線が出来る。
南の暑い高気圧が勢力を増し、前線を北に押し上げるので梅雨が明ける。

この説明では一年中日本付近に前線があるはずですが、昨日(7月19日)の天気図に前線はありません。また昨日は前線が無いのに西日本では雨が降りました。梅雨前線はどこにいったのですか?

A 回答 (1件)

 前線というのは、性質の違う大気が上空でぶつかることによって起こります。

つまり一種類の大気に覆われた時には、前線は起こらず、雨が降りにくくなります。

 梅雨前線は停滞前線と言って、質問文のように二種類の高気圧の勢力が拮抗している場合に起こります。冬の間は冷たくて乾いたシベリア気団の勢力が強いのですが、春になると次第に弱っていきます。そして暖かくて湿った小笠原気団が勢力を張ってきます。梅雨はその間のシベリアVS小笠原の勢力争いの時期になります。太陽が北半球を照らすようになると小笠原気団の勢力が強くなり、やがてはシベリア気団を北に押し上げ、寄り切ってしまうのです。これが梅雨明け、夏の始まりです。こうなると勢力の拮抗が崩れるので、前線は消滅します。

 前線以外に雨が振ることがあります。例えば夏の気温の高い時には、上昇気流が起こり、地上の水分が大量に蒸発し上空に水蒸気が貯まることになります。この水蒸気がある限界に達すると、雨になって降ってくるのです。山の斜面などでも空気が上昇する場合は、水蒸気が冷やされるので、霧がかかったり雨が降ったりします。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

>こうなると勢力の拮抗が崩れるので、前線は消滅します。

納得です。

お礼日時:2012/07/23 08:25

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