No.1
- 回答日時:
消化は、食物を分解して、食物に含まれる生理的な機能をもった化合物を小腸から吸収できるようにするのです。
もし、遺伝子組換えによって、人の健康に悪影響(例えば、アレルギー)を引き起こすような化合物が作物の中に作られてしまっていたら、これも消化によって小腸から吸収されるおそれがあります。現在の遺伝子組み換え技術は、数撃てば当たる下手な鉄砲みたいに、偶然に左右される技術です。意図した化合物以外の化合物を作り出す能力を作物に与えてしまうこともありますので、遺伝子組換え作物の開発に当たっては、人の健康に悪影響を引き起こすような化合物が作物の中に作られてしまっていないかどうか、厳重にチェックすることになっています。
現在、商品として市場に出ている遺伝子組換え作物は、微生物由来又は植物由来の遺伝子を組み込んだものです。動物由来の遺伝子を作物に組み込む研究は行われ、成果として特許も取られていますが、それが商品として市場に出るまでには至っていません。どちらかというと、人が直接作物を食べるというよりも、有用な化合物を作物に作らせ、それを抽出・精製して利用するのが主流のようです。
BSEの原因である異常プリオンの問題と遺伝子組換え作物の問題とに、直接の関係はありません。「異常プリオンは遺伝子組換えによって生み出された?」と思われているのでしたら、それは誤解です。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
食中毒には、感染型食中毒というものがあり、体内で増殖した細菌で不調を起こします。
またアレルギーの中には、生物由来のもの(卵、小麦、蕎、サバ、乳製品)もあります。消化酵素や抗体があるから、人間は大丈夫とはいかないで、中には体調不調になる人もいるのでしょう。食品は、一度分解されてから生体内で再利用されるには違いないのでしょうが、分解されて再利用されるもの以外は、やがて排出される、分解されて再利用されたもののやがては排出されるということがあっても、体調不調になることがたまにはあるならば、気をつけた方が良いのでしょう。
遺伝子組み換え食品でも、人工的に遺伝子組み換えをしていない食品でも、基本的には食品としては同じです。 ただし、遺伝子組み換えをするのは、例えば虫害に強い、病気に強い、農薬に強い、早く育つなどの特徴を持たせるためなので、そのような新種を作ったときに他にも特徴が出るかもしれません。 遺伝子組み換えで特徴を得た生物(いまは植物性食品が多いでしょうが)でも、それを食べても99人にとっては何の影響もないとしても、一人は腹を下す、咳が出る、めまいがする、発疹が出るなどの影響が出るのかもしれません。
http://www.jo-kan.or.jp/mamechishiki/idensi.html
自然界でも同じ種の生物でも同じ遺伝子を持つものだけではないし、人間に関しても同様です。その偶然の出会いで、その生物を食べたらアレルギーを起こす人が出ても不思議ではないです。自然界の中でも新しい種が出来たり、突然変異で若干変わった遺伝子をもつ生物が混じっても、それは自然のことなので、「そういうものだ」と納得する人が多いのに対して、人工的な作為の結果である人工甘味料、増粘剤、保存剤などが入っている場合は、とてもいやがる人もいます。そういう観点にたつ人は、農畜産業で作られる新種や遺伝子組み換えで作られた新種には不安を多くもつのではないかと思います。
BSEの肉粉粉は、遺伝子組み換え作物とは関係がないです。
http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/qa02.html
狂牛病、BSEは、遺伝子組み換え作物とは関係がないです。
http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/qa01.html
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/vcjd/
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