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クラシックの曲って著作権が切れているせいか、いろんな演奏者たちと言うかフィル?って言うんでしょうか?で演奏されると思いますが、もちろん交響曲やピアノやいろいろありますが・・定番と言うとカラヤン?と言う指揮者のクラシックが一番有名で名前が通っている感じがするのですが実際はどのCDが原曲?に近かったりどのCD最も売れていたり、評価が高かったりするのでしょうか?素人に教えていただけないでしょうか?それと現代にも映画音楽以外にこのような正統的クラシックで世界的に高い評価を得ている作曲家はいるのでしょうか?大きなテーマ2つで質問してしまってすみません。(^^;;よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

1.念のためクラシックの演奏における「原曲」のこと



 クラシックの演奏では、基本的に楽譜にそって演奏するのが大前提です。ジャズやポピュラーのように、演奏のたびに別なアレンジ(編曲)をしたり、アドリブ(その場で考えながら演奏すること)を入れたりすることは原則としてありません。その意味では、誰の演奏が原曲に近いかということはあまり問題になりません。

 ただし、曲によってはいろいろな理由から数種類の楽譜が存在し、どれを選ぶかが問題になることはあります。また、古い曲の場合には、同じ楽譜を使っても当時のスタイルに近いやり方で演奏する場合と、いまのスタイルで演奏する場合ではかなり違ったものになります。この場合は、単純にいえば当時のスタイルで演奏した方が原点に近いわけですが、いまのスタイルで演奏したほうが、現代の聴き手にとっては魅力的な場合もあります。

 とはいえ、同じ曲を同じスタイルで演奏していても、実際には演奏者によってかなり違った印象をうけるのは確かです。これは、楽譜に沿って演奏するといっても、実際にはかなり演奏者の裁量の余地があるためです。なかには明らかに裁量の範囲をこえた演奏をする人もいますし、独自に楽譜に手を加えて演奏する人もいますが。またもちろん、うまい下手もあります。

2.誰の演奏がよいか
 うえの点からすれば、初めて聴く曲の場合には、あまり特異な演奏ではなく、かつ一定の水準の演奏であるCDを選ぶのが一般的でしょう。その点では、指揮者であればカラヤンというのは一つの判断です。
 よく売れているCDとなると、大手レコード会社がプッシュしている人の演奏ということになります。指揮者なら故人ではカラヤン、バーンスタインなど。現役ではラトル、ゲルギエフ、小沢征爾などでしょうか。
 ただ、実際に聴いてどの演奏が気に入るかというのは人それぞれです。また、売れている人イコール正統的イコール評価が高い、ともいえません。

3.現在世界的に高い評価を得ている作曲家
 正統的クラシック、というジャンル自体があいまいになっていますから、あくまで印象ですが、最近の人では次のような方々が有名でしょう。これまた、有名と高い評価、聴いてよいと思うかどうかは別問題です。
 グヴァイドリーナ(ロシア)
 シュニトケ(またはシニートケ、ロシア)
 吉松隆(日本)
 ティペット(イギリス)
 ターネジ(イギリス)
 ブーレーズ(フランス)
 まだいると思いますが、とりあえず。
 
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ご質問の前半部分に関してのみ(後半は#2のかたのお答えがたいへん詳しいので)。



むかし、音楽学校を取り壊すと中から巨大なメトロノームが出現するというフランス映画がありました(笑)。管弦楽の規模が大きくなると音がそろわなくなる(とくに出だしが)という実際的な役割もありますが、指揮者の存在がそれだけではないことは明白です。

カール・ベームなどはモーツァルトの演奏をするときはテンポをどのくらいにするかにすこぶる神経を使ったようです。モーツァルトはロマン派の音楽と違って、途中で曲のテンポを変えるとダメなんだそうです。

ユニゾンであれパッセージであれ、一楽章の中では同じ速さで演奏する。それでいてベームのモーツァルトになっているのは不思議なことでした。

管弦楽団のほうもメンバー構成が変わると音の出方が変わるようです。とくに顕著なのは管楽器で、同じ楽器でも明るい派手な音で吹く奏者もあれば、くすんだ渋い音の出る奏者もある。これがフルートなど目だつ楽器だと全体に与える影響ははかりしれないものがあります。

これらは一例です。

この上にさらに、曲の解釈、演奏会の雰囲気、指揮者の年輪、指揮者と管弦楽団の組み合わせなどが加わるので、同じ楽譜から無限の音の違いが出てくるのだと思います。

ですから聴くほうとしてはこれが大きな楽しみで、たとえ聴き明かした曲であっても演奏者や指揮者が異なると、いったいどんな音が飛び出してくるのかと胸をわくわくさせることになります。
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クラシック(系)の作品が色々な演奏者によって演奏されるのは著作権が切れているからでは有りません。

No.2の方が挙げている現代作曲家の数々は今生きていたり、死んでも50年経っていない人たちばかりですが、だからと言って、それぞれの作品の定番の演奏というものが決まっていたりはしないものなのです。

クラシック音楽は、演奏者による作品の解釈の違いを楽しむという要素があります。どの演奏者も作曲者の書いた楽譜をもとにそれを再現するように演奏しています。演奏者は、それぞれ原曲に近い演奏を目指しているのです。その結果、カラヤンもいいけれどフルトヴェングラーもいいというようことになるのです。あとは、人それぞれ好きな演奏があっていいわけです。

もし定番の演奏というものがあるとしても、あなたにとってのベートーヴェンの定番はこれだというような感じでしかないでしょう。

現代音楽は質問者の言う「正統的クラシック」に当たるのかどうかがよく分かりませんが、音楽のあり方としてはクラシック(系)といってよい作曲家は、もちろん沢山います。かつて西洋だけで行われていたクラシックは、今では日本を始め、韓国、中国、フィリピンなどのアジア諸国も含む広がりを見せています。その一部は下記の回答にもある通りです。
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こんにちわ!


「レコード芸術」という音楽雑誌をご存じでしょうか?
この雑誌にお薦めのCDという部分があって、何人かの一流の音楽家や音楽学者が検討して、いいと思ったCDが推薦されています。推薦されたCDは非常に高く評価されたCDです。
バロック・古典派・ロマン派・印象派のCDの推薦版と現代音楽の推薦版とに分かれていて、今年の現代部門の「レコード芸術」の大勝はスティーブ・ライヒの「スリー・テイルズ」という作品が入ったCDでした。

正統的クラシックで高い評価を得ている‘今’生きている作曲家は、マクミラン、ベンジャミン、リンドベルイ、サーリアホ、サロネン、ラッヘンマンetcで少し前の時代になると、ブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティ、ノーノ、クセナキス、ルトスワフスキ、ライヒ、フェルドマンetcで、日本人の作曲家なら、武満徹、湯浅譲二、石井眞木、一柳慧etcなどがいます。

現代の作曲家が私がとりわけ好きな作曲家は、フィンランドのラウタヴァーラという人です。とってもきれいな曲を書きます。あとは、リトアニアのヴァスクスという人の「弦楽四重奏曲4番」は何度聞いても涙を流すほどいい曲です(これは「レコード芸術」にも推薦されていました)。
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難しい質問だと思います。

というのもクラシックのファンにとって定番を何にするかとなるとジャンルもそうですがなかなか決めにくいものです。
私がクラシックを良く聴いていた30年前だとやはりカラヤンが定番でしたが、なかにはフルトヴェングラーがいいだのカール・ベームがよいだの賛否両論となります。ただ、無難な演奏家やオーケストラというのも事実あるとは思います。でも一応CDを出しているプロですのでそんなにひどいものはないと思います。
原曲に近いということとなると古い録音のものがより原曲に近いと思います。テンポも近年だんだん遅くなっている傾向があります。でも作曲家の指示したテンポがはたして万人に受け入れられるかというとそれは違うと思います。モーツアルトやバッハなどは楽譜にほとんど指示を出していませんのでそれこそ演奏家の解釈はいくつでもありえます。それらの演奏は代々弾きつがれてだんだんと進歩しているのです。みんな同じ演奏スタイルだったらほんとにつまらないと思います。だからこそ1曲に対してCDが何種類も存在するのです。だからこそ芸術なのです。
ですから評価が高いのはよく売れるCD、もしくはよく再発売されるCDではないでしょうか。つまり廉価盤ででているCDがそうです。
次に現代の作曲家で高い評価を受けている人ですが、現在も活躍中という意味でしょうか?
そうなるとちょっとでてきませんが、ここ20年くらいということでしたら、「ウエストサイド・ストーリー」の作曲で知られるレナード・バーンスタイン、「カルミナ・ブラーナ」の作曲で知られるカール・オルフ、その他アーロン・コープランド、日本では芥川也寸志など大勢います。
映画音楽以外といわれますが、ジョン・ウイリアムスも立派な作曲家でバイオリン協奏曲なども書いております。
つまり、作曲家として認められているからこそ映画音楽の仕事があるといっても過言ではありません。
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