通常、人の心の能力、作用を表すのに「意志、理性、感情」という言葉を以て、三つの働きを表現していて、ほとんどの人は、この表現に疑問を持っていないと思います。
私も今、こうして質問として取り上げてみようと思うまでは、さしたる疑問を持つことはありませんでした。
でもよくよく考えてみると《?》と思ったので次のように提案してみたいのです。
“意・理・感”にはそれぞれに“性”という言葉を付けてみてはどうでしょうか。
“意性・理性・感性”というように。
そしてそれぞれの性に、意には志を、理には解を、感には情を、付けて「意志・理解・感情」として“思索”するというのが、言葉の使用を“共有”することになるのではないのか、と思ったのです。
どうでしょうか。
よろしくお願いいたします。
A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
No1からの引き続きです。
言葉は、多くの人が引っ掛かる問題だと思います。
学校で学んでいるからか、多くの人が共通認識として持っている前提で話しを始めます。
自分が知っている言葉の意味の思いこみなどは、通常によくあるトラブルです。
自分が知っている・思っていることは間違いない。
そこから個々が自身を見直せたら、もっと人間間のトラブルも減ることと思います。
>この質問を思い付いたのは、思い付いたころにあった質問、そして回答などに「悟性」という言葉が使われていて、その使い方、解釈の違いに微妙なずれがあることを知ったからでした。
>また私は常々「悟性」と言う言葉をどう解釈すればいいのか判らず、こんな曖昧な言葉を使う人の思いも判らず、それで「言葉の共有」なんて自分としては“気の利いた言葉”を使ってみたくなったのです。
悟性は、解釈として考えれば差異が生じるのが普通かと思います。
一つは世の中に抽象的な概念として受け止める考え方があるかと思います。
眼では見えない自身の内部を感覚で認識できるほど、自己と向き合うことができれば
自身の中に「悟性」が存在することが確認できます。
ただ、そこに存在しているものを認識して感覚的に理解できるということですが。
私は悟性など、意味が分からないものに大して興味も持ちませんでしたが
見つけた時も、まさかこれに名前がついているとも思ってもいませんでした。
昨今は、自己と向き合う人があまりみうけられないようで
自分の中に意志さえも発見できない人がおられるようです。
自分と向き合わない限り、自身を認識するという感覚さえ磨かれずに過ごし
自分を見失った状態で人生を歩いて行く。
それがいかに心細い道となるかは、誰しも一度は経験していると思います。
自分と向き合い自身を理解してこそ「悟性」は理解できるようになると思います。
感情が動く時、自分の感覚で理解できるのと同じく悟性も感覚による理解しかできないと思うのです。
yy8yy8azさんが、いつかそこまで自分を掘り下げられることができたらと思い書いた次第です。
存在の認識は、頭で理解することは叶わない話しですので
「悟性は機能的に備わっているもの」とだけしておきます。
私自身としては、悟性が確認できると人生の道に迷わないと思えます。
では、失礼いたします。
No.7
- 回答日時:
お礼ありがとうございました。
>でも、ひとつだけ疑問に思うのは「性能」という言葉です。
>辞書に依れば「機械・道具などの、仕事をする上での能力」とあります。
耕耘機があるとします。
耕すと言う性質があります。
その機械の仕事量と言う能力、つまりどれだけの能率があるかです。
それを性能と言います。
文字は重ねて使うことによって、意味が深くなります。
現実に落としこめるぐらい、言葉を調べて思索してみたらいいと思いますよ。
人間は機械ではありませんから、性能は当てはまりません。
「君の頭の性能は、そのくらいかね?」などと言われると道具扱いで見下されている事になります。
言葉は、特に日本語は知れば知るほど奥が深く楽しいです。
言葉をよく知らないで、考え出すのは創作行為です。
流行語を作りたいと言うならそれはそれでいいのですが、質問内容はそうではないようですから。
頑張ってみて下さい。
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
「文字は重ねて使うことによって、意味が深くなる」
こうしたことを教えてもらえるのは、“教えてグー”だからこそ。
この質問を思い付いたのは、思い付いたころにあった質問、そして回答などに「悟性」という言葉が使われていて、その使い方、解釈の違いに微妙なずれがあることを知ったからでした。
また私は常々「悟性」と言う言葉をどう解釈すればいいのか判らず、こんな曖昧な言葉を使う人の思いも判らず、それで「言葉の共有」なんて自分としては“気の利いた言葉”を使ってみたくなったのです。
思えば自分こそが曖昧、でしたね。
ありがとうございました。(2013/1/5 10:00)
No.6
- 回答日時:
思索の方法として人間は言葉を使います。
「意思」とは何か?という思索の方法のひとつとして「意」という字の持つ本来の意味、「志」という字の持つ本来の意味などを考え直し、また、それらがどうして現れたのか、どういう使われかたをしてきたのかという字の始原的な歴史を考えてみるというのも有効だと思います。それらの歴史からは人間と言葉との関わり方、どういうふうにその言葉が共有されてきたのかということを考えることに他ならないと思います。ですから「意性」というような、これまでほとんど共有されてこなかった言葉をここで作って考えるということは、私見としては特に役くにはたたないのではないかと思いますが、どうでしょうか。それとも>言葉の使用を“共有”する
ということの意味に何かこれとは別の観念をもっておられるのでしょうか。私には理解し難いことですが。
また
理性 を 理解 と置きなおして思索せよと仰っておられますが、これにはどのような意味があるのでしょうか?私見では理解は理性の一つの現れであり 理性 の中に理解力というものも含まれていると考えますが。
回答をいただいておきながら考える時間がなく放置してしまったことをお詫びします。
ご指摘のように“言葉”を正確に使うための基礎がありませんね。だからこうした思い付きを質問したくなるのでしょう。
質問で使った「性」に私は内容とか働きと云った思いを込めて使っていることに気づきました。
理の内容は解釈と判断(受と動)
感の内容は感覚と感情(受と動)
意の内容は・・・
前に、意性=意念と意力としましたが、これを
意の内容は意識と意志(受と動)
と、してみました。
こうした受け止め方は“共有”出来ますでしょうか。
ありがとうございました。(2013/1/5 9:45)
No.5
- 回答日時:
追加です
意性という言葉が一般でないのは、下の方も書いてますが、
意志は何かを目指す目印ですし、
最後にたった一つの目的ゴールに辿り着きます。
つまり、意志というベクトルの先はアーチェリーの的の中心である一点なので、大きさがありません。
大きさのないものは、有限の大きさとして存在しないも同然なのでそれに性質もありません。
点は点なので。
なので意性とは言わないんだと思います。
客観的には意志の性質をずらずら列記できるでしょうけど
主観的にそれと一体になってまさに意志を使ってる生身の時には、
意に対して、性質という言葉はそぐわないという実感があります。
ーーーーー
意を、意志というエネルギーよりも、意識の意として捉える時
性質とは、意を中心として、意識によって生み出される対象のようにも思います。
つまり人間の意識から見て、意識する=意識の光を当てることで、性質を捉えることができますし、
意識を使うことで様々な性質を見出すことができるとも思います。
意は性質を見出す基準原点だからという意味です。
性質が意識の産物であれば、母体である意に対して、産物である性質という言葉は繋がらないようにも思います。
ーーーーー
意志の場合は、的の一点に向かい集まりますが、
意識する、あるいは意識の光という場合は、矢印の向きが逆で、的の一点から全方位に向かって意識の光が放出されます。
意識と意志では、ベクトルの向きが逆ですし、集中か拡散かの違いを感じます。
・・・うまくまとめきれなかったですが、とりあえず書いてみました。
この回答への補足
気持ちを新たにして再度、いただいた回答を吟味しました。
sheep67さんは「意」と言う文字に“志”と“識”と言う文字を付けて「意」に二つの“性”(性質、あるいは内容、あるいは能力)が認められることを示唆してくれました。
意志、これには“力”という要素があるらしいことは、一般に意志が強いとか弱いとか云う表現のあることでわかります。このことをベクトル・方向性と表現されたのだと思います。
目的としての“点”については“結果”だと思うので、「意」とどのように結び付けたらよいのか思考中です。
また私の使った「意性」の“性”を性質と言う意味に捉えての回答をいただいてしまい、申し訳なく思っています。
「意」の働きの“意識”については意志が能動的だとすれば、意識は受動的だと言えるかもしれません。それをベクトルの向きが逆、と表現されたのだと受け止めました。
たとえが軽くなってしまいますが、意志と意識とはピッチャーとキャッチャーの関係に似ているのでしょうか。
ありがとうございました。(2013/1/19 16:13)
回答をいただいておきながら、考える時間が取れず放置したままにしてしまったことをお詫びします。
大まかな分類という事で、意を能動・感を受動・理を中庸と表現されましたが、なるほどと思いました。
また意識と意志では矢印の方向が逆である、と言う捉え方は私には新鮮な解釈でした。
意を能動・感を受動・とされましたが、この理屈を当てはめると意は能動的であり受動的でもある、と思いました。
今回私が使った「性」と言う文字を“性質”と言う意味で使ったのではないことを、いくつか回答をいただいて、やっと気づいたという始末で恥ずかしく思います。
これについては他の方のお礼で触れてみようと思います。
ありがとうございました。(2013/1/5 9:15)
No.4
- 回答日時:
こんばんは。
難しい質問で、読んでてよくわからないところもあるんですが、(言葉の共有?とか)
ひとつ取っ掛かりとして
仮に能動受動中庸という分類に当てはめると
能動=意
受動=感
中庸=理
という風にも思われるんですが。大雑把に。
中庸という言葉は、仮のもので、いい言葉がなく、ほかには、自然体とか、ありのままとか、中道とか
そういう言葉でもいいと思うんですが・・
そのままを見る理性は、、観察、観想、観ずるというニュアンスを元にして起こってると思います。
この分類は試しにやっただけで
たとえば理性と知性はどう違うのか? 的な細かい話はわかりませんが。
No.3
- 回答日時:
性に能力の働きは無いのではないでしょうか。
あくまでも性質を表す言葉です。
性
物事に備わった性質。「性能/悪性・磁性・属性・惰性・毒性・慢性・優性」
○性となった時に、すべてを含む意味となります。
感性=感じる性質すべて
理性=法則に対する性質すべて
つまりは、性がついた時に「感や理」の能力として扱うのが妥当かと思います。
ですから、理解を単純にするために表現を「能力」としました。
意は思いであり、方向性です。
それに性質が関与するから、方向性が定まります。
方向があるから、働きとして成り立つ訳です。
物理の方が解りやすいでしょうか。
理性と名のつく箱があったとします。
理性は、何もなくそのままでは動きませんから働きはありません。
理性に意という思いの台車に乗せて動かします。(方向性があるということは動きがあるという訳です)
動いた分だけ、箱に意という運動エネルギーが働きかけた訳です。
働きがおこるのは、意が関与した時のみです。
意と、理や感は最初から属性が違うのです。
これの説明で理解できないのでしたら、私はあなたのこの問題に立ち入らないようにしたいと思います。
>今回の質問は、“好き勝手に言葉を解釈し、作り替えて使おう”とは思ってないので、こうして知識人の皆さんに問うているのです。
そう思われるなら、まずはご自身で言葉を根底から調べてきちんと整理してからではないと
違いが分からないのでしたら、話しが堂々巡りになります。
意に性をつけたくとも、つけられる事実がないのを理解してもらえればと思います。
ご自身が言葉の意味を深く知ることが無ければ、言葉の共有はできないと思います。
それは人を頼るのではなく、自分で進めていく課題だと思います。
では、失礼します。
回答ありがとうございます。
回答No.6までいただいた時点でのお礼です。
ご意見ごもっともだと思いました。
でも、ひとつだけ疑問に思うのは「性能」という言葉です。
辞書に依れば「機械・道具などの、仕事をする上での能力」とあります。
決して揚げ足取りをしようとしているのでは有りません。
性質、そして性能。
更に考えてみたいと思っています。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
理(ことわり)=法則
性=生まれつき。本来の性質。
性質=その事物に本来そなわっている特徴。
理性
(1)感情におぼれずに、筋道を立てて物事を考え判断する能力。「―をはたらかせる」「―を失う」
(2)〔哲〕〔英 reason; (ドイツ) Vernunft〕(ア)感覚的能力に対して、概念的に思考する能力。
感=感じる機能
感
自らの意思に関わらず、自然と認識されること又はそのような認識。
意=思い
意
意向、何かをしたいとの思い。
私の単純にした理解は
理性=法則性をつかさどる能力
感性=感覚をつかさどる能力
意性は、言語としてありえない。
言葉の共有とは、今あるものを理解することから始まり
今までの言葉を、好きに作り変えるものではないと思います。
それをやると、言葉としての成り立ちが無視され、基本的言語形態が崩れて
共通言語理解の認識が崩壊して行くからです。
それは言葉の共有にならず、共有できているものを壊す行為にあたると思います。
これをやり始めると、人間間の意志疎通がより難しくなるでしょう。
ご自分だけで作り変えたいのは勝手ですが、他者との共通認識が崩壊し
互いが言ってることを理解できない状態に陥りますよ。
作り変えるより、まずは言語理解を深めることが必要かと思います。
でないと、東洋哲学は崩壊してしまいます。
漢字の意味があるからこそ、東洋哲学は成り立ち
意味を変えてしまうなら、哲学がでたらめになってしまいます。
釈尊の弟子が自分の解釈で書いた経典より、ひどい有様になるのは必至です。
この回答への補足
回答ありがとうございます。
「性」
今回ここで使われる「理性」とか「感性」とかの「性」に、“能力”という働きが含まれるとした場合、「意」にも“能力”があれば「意性」という言葉が使えると思うのですが、「意」には“能力”は無いのでしょうか。
“能力”を働き、と言い換えた場合、「理」の働き「感」の働き、そして「意」の働きと言えるように思うのですが。
今回の質問は、“好き勝手に言葉を解釈し、作り替えて使おう”とは思ってないので、こうして知識人の皆さんに問うているのです。
ご意見よろしくお願いいたします。
No.1
- 回答日時:
意・理・感は、それぞれにすでに意味があります。
理性と感性はすでに言葉として存在し、性質を持つ能力です。
ですが意は心の働きであり、能力ではありませんので意性と言う言葉は存在しません。
意
[1]心の働き。思っていること。気持ち。考え。
[2]意味。わけ。
[3]〔専門〕 仏 感覚を除いた、思考などの心の働き。
意志は、「いのこころざし」ですので意の向かう方向性を示しています。
失礼に聞こえるかもしれませんが、言葉の共有は
今一度、学び直すことからがよろしいかと思われます。
この回答への補足
回答ありがとうございます。
次の様な事を考えて見ました。
理性=解釈と判断
感性=感覚と感情
意性=意念と意力
こう受け止めて見るのはどうでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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