プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

リラという安価なワインをご存知ですか?

大変甘くてジュースのようです。


そこで質問。

日本製の安価なワインは、不味いものが多いのですが、リラはなぜこんなに甘いのでしょうか?

ラベル表記には『甘味料』などの表記はありません。


製法や材料を教えてください。

A 回答 (3件)

ワインビジネスに従事しています。

Relaの裏ラベルを確認いたしましたのでお知らせいたします。

1.材料について
裏ラベルに「輸入ぶどう果汁使用」と表示されておりますので、マストと呼ばれる濃縮ぶどう果汁を購入し、それを発酵させた商品です。日本ではひとつの品種を75%以上使用しない限り、個別の品種名を表示する必要はありません。ですから、少なくとも2つ以上の黒ぶどうの果汁をブレンドしたものと考えられます。どういった品種かは製造元にしかわかりません。1000円以下の安価なワインには同様に「輸入ぶどう果汁」を使用したものが圧倒的に多いです。国としてはチリ、オーストラリア、アメリカ(カリフォルニア)などが主流を占めます。

2.製法について
「果実酒」となっていますので、発酵終了後に液糖などを混ぜた「甘味果実酒」ではありません。従いまして通常の発酵手順で糖分を残したものと考えます。一般的には発酵前に測った糖分の約55%がアルコールに変換されます。このRelaはアルコール度数が10%となっておりましたので、計算上ぶどう果汁の糖度が18だった場合、残糖分がゼロになるまで発酵を続ければ10%ぐらいのアルコール度数となります。つまり使用したぶどう果汁の糖度は少なくとも18以上あったということになります。発酵中、アルコール度数、糖分、エキス分などは定期的に分析されますので、アルコール度数が9.5~10.5ぐらいになったところで発酵をとめて、甘さを残したということになります。オリジナルが濃縮のぶどう果汁ですから途中で発酵を止めればおのずとジュースの甘さが残ります。

尚、日本にはデザートワインのはっきりとした定義がありません。しかしはっきりとした定義があるアメリカ、ドイツといった諸外国のような製造方法であった場合、決してこのような安価での提供は出来ません(ものすごく手間と時間がかかるのでコストもそれだけかかります)。従いましてRelaに限らず、安価な甘口のワインは、「デザートワインとしても利用可能な甘口ワイン」というのがおそらく適切な表現かと考えます。
    • good
    • 12
この回答へのお礼

専門的なアドバイス、大変感激致しました。

紙パック入りのフルーツジュースがスーパー等で販売されていますが、あれらと同じ材料を使っている、ということなのですね?

ワインと言いますと、もぎ取った葡萄を潰し、樽に入れて発酵させる、、というイメージなのですが、『濃縮ぶどう果汁』は既に液体化されたものですよね?

それを醗酵させると甘くなるんですか? 

驚きです・・・。自宅でも作れそうな気分になりました♪

お礼日時:2013/02/06 21:47

ddeanaです。

お礼を拝見いたしました。
>『濃縮ぶどう果汁』は既に液体化されたものですよね?
収穫し、絞ったぶどうの果汁とほぼ同じだとお考えください。

>それを醗酵させると甘くなるんですか? 
いいえ、発酵させると甘くなるのではなく、甘いものを発酵させてつくるのがワインです。
ぶどうジュースが甘いのは果物が持ってる甘さに砂糖を足した為ですが、ワイン用に絞った果汁にも同じように糖分があります。ぶどう糖、果糖、ショ糖(=砂糖)の三つです。その甘さを残す為に意図的に発酵を止めることにより、甘口のワインが作れるということです。
    • good
    • 6

❤❤❤はじめまして❤❤❤



これはワインでも分類するとデザートワインになります
ですから甘口なのですよ決して合成甘味料なんて使ってません
ブドウ本来の甘さを引き出したワインです
イタリアのアスティースプマンテやフランスの貴腐ワイン、ドイツのワインなども甘口です
料理に合すと言うよりデザート向きに仕立てたワインです
イタリアのアスティースプマンテなんて発泡ワインなので
同じアサヒの三ツ矢サイダーより甘く感じますよ

製法は普通のワインとほとんど変わらないです
材料も同じだと思います

これをお飲みになる際にはこの甘さを生かしたような
ドライフルーツケーキにアイスをトッピングや
ちょっと「え~考えられない」と思われると思いますが
羊羹、大福などが結構合います
特に私のおすすめは、いちご大福、雪見だいふくですね
打ち消すようなしょっぱいものや辛いものは逆に甘さを引き立てると思いますので
私はNGです
    • good
    • 3
この回答へのお礼

なるほど、、デザートワイン、というカテゴリーがあるんですね。

アサヒのHPを確認すると、ジャムを足すと美味しいと、Relaの楽しみ方について、案内がありました。

あんなに甘いワインなのに、更に甘いものを合わせるなんて、新鮮です♪

確かに、料理を引き立てる味わいとは違い、食後やお風呂上り、或いは就寝前に飲みたくなるワインですよね。

大変参考になりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/06 21:51

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!