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語根で単語を覚えることを勉強中です。
inとintra,inter、exとextra、conとcontraなど
関係があるように思えるのですが
ラテン語か何かでの変化形だったりするのでしょうか?

inとinfraも気になります。

A 回答 (2件)

in は起源が非常に古くて、ラテン語にとどまらず、ギリシャ語や古いアイルランド語やウェールズ語、古教会スラブ語などにも見られ、要するに元となったのは各言語に分化する以前の汎ゲルマン語ともいうべきもののようです。



inter- は英語との関連ではラテン語起源といえますが、サンスクリットやペルシャ語やギリシャ語、ゴート語、アイルランド語、ウェールズ語などにも痕跡があるようですから、相当に古そうですが、英語との関係でいえば直接的にはラテン語とフランス語から入ったのかもしれません。フランス語で Come in. ということを Entre. (アントレ) といいますが、この e- が i- に変化して inter- という形になったと思われます。

そして intra- は inter- がさらに変形した形です。extra- の反対語として古典ラテン語で用いられていたとのこと。

そんなゴチャゴチャしたことは抜きにして、いずれも 「内部」 もしくは内部への動きに関連していることは明白なので、単語を覚える際に有用ならそういう解釈をしても何ら問題は生じないと思います。

in- という接頭語に関してだけは注意が必要で、「内部」 というニュアンスとは異なるものもあります。代表的なのが 「否定の in-」 で、たとえば inaccurate は accurate の否定になりますから 「不正確な」 という意味になります。

ex- も古いものですが、その説明は抜きにして、英語との関連でいえば、「外部」 あるいは外部への運動と関連があるといえるでしょう。exclude とか expel とか exchange とか excite とか (excite = ex- + ciere で、「外に動かす」 つまり内部の感情が 「外に」 流れ出るということになります)。

ただ、ex- で始まる語でも、起源の違うものもあるので、ごっちゃにしないようにする必要はあります。でも、大体は 「外」 に関係のあるものが多いと思います。

con- はある種の子音の前では com- と変わるのがラテン語での決まりだったようで、ラテン語やフランス語から入って英単語になったものもそのようになっているはずです。

contra- という接頭語も com- と無関係ではないみたいです。すなわち、contra というラテン語があったのですが、意味は against でした。against ということは、つまり対置されるべきものの存在が前提になります。A と B を比較する、みたいに。すると、A と B という存在が 「ともに」 あることが前提ですから、com- と結びつきがあるということらしいです。

infra- については、in- と混同してはいけない例の1つかもしれません。これは 「下に」 という意味のラテン語から来ています。反対語が super- であるといえます。日本語でも 「インフラ」 という語が用いられますが、あれをむつかしくいうと 「社会基盤」 などと訳されたりするようです。「基盤」 ですから、「下に」 あるものです。


語根だけで英単語を覚えられませんが、ラテン語系のものに起源を有する語の場合には、漢字の偏や旁のようなもので、覚える一助になります。覚えるのが目的なら、こじつけでもいいと思います。覚えられればいいのですから。

下記のサイトをあちこち見ましたが、私の理解に間違っている部分があるかもしれませんので、ここに書いた説明にはこだわらなくていいかと思います。

参考URL:http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_f …
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> 接頭辞に含まれるtraやterの意味



 質問のタイトルを忘れていました。

 inter- という接頭語の in- は 「内部」 ということと無関係ではないのですが、語としては inter という形のラテン語があり、その全体が英語の接頭語として採用されている、ということで良いかと思います。ラテン語の inter という語が 「間に (ある)」 という意味を持っていたのです。entertain のような語は enter + tain のように分けられる、という程度の理解でいいのではないでしょうか。あまり深く追求していくと英語の学習の一助というよりも語源学の分野に入り込んでしまいそうです。(ちなみに entertain という語は古いフランス語に起源があるそうで、-tain は現在のフランス語の tenir で英語なら hold ということになります。「互いの間に持つ」 ということで、それが娯楽につながるのではないかと思います)。

この回答への補足

No.1も含め回答ありがとうございます。

>あまり深く追求していくと英語の学習の一助というよりも語源学の分野に入り込んでしまいそうです。
単語の覚え方についての研究中なので
(年齢的に単語を暗記することは学生時代のようにはできない気もしますし…)
その手間がどのくらいかわからないですが少しであれば良いと思っています。
ラテン語(で文章を綴れるほどの)文法を覚えようとは思いませんが
多少の文法用語で説明できるようならお教えいただきたいです。

補足日時:2013/09/16 10:45
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