No.1
- 回答日時:
以下は、あくまで個人的な計算に過ぎない話である事を最初にお断わりしておきます。
旧ソ連のMIG21(1955年に初飛行)を基にして作られ、1966年に初飛行した(つまりかなり旧式)J-7戦闘機の実用航続距離は、改良型のJ-7II(1978年に初飛行)で約1740km。
J-7の拡大発展型であるJ-8II(1984年に初飛行で比較的旧式)の最大航続距離は約2200km。
主力戦闘機であり、ロシア製のSu-27SKをライセンス生産したJ-11の最大航続距離は約4000km。
高価なJ-11だけで数を揃えると費用がかさむため、比較的低コストで戦闘機の数を確保するために造られた新型のJ-10の最大航続距離は約3000km。
【参考URL】
J-7 (航空機) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/J-7_(%E8%88%AA%E7%A …
J-8II (航空機) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/J-8II_(%E8%88%AA%E7 …
Su-27 (航空機) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Su-27_(%E8%88%AA%E7 …
J-10 (航空機) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/J-10_(%E8%88%AA%E7% …
例え超音速戦闘機であっても、燃費の良い速度で飛ばなければ長距離を飛ぶ事は出来ませんから、戦闘機の多くは長距離を飛ぶ際にはマッハ0.7~0.8程度で飛んでいます。
また、空気の濃い所を飛んだのでは空気抵抗が大きくなって燃費が悪化しますから、殆どのジェット機は成層圏の下層を飛んでいます。
成層圏の下層の気温はほぼ一定の約-56.5℃で、その温度条件の下では、音は約295m/sの速度で進みますから、マッハ0.8は約236m/s(約850km/h)という事になります。
そうしますと、J-7IIは少なくとも約2時間は飛び続ける事が出来る計算となります。
同様に、J-8IIは最大で(「少なくとも」ではない事に注意)約2時間35分、J-11は最大で約4時間42分、J-10は最大で約3時間半飛び続ける事が出来るという計算になります。
尤も、兵器の性能というものは大抵の場合は、「敵国の兵器の性能を甘く見ていたのでは、戦争になった時に負けてしまうから、少し多めに見積もっておこう」という考えの下で推定された値に過ぎませんから、実際にはもっと短い距離しか飛べないという事もあり得ます。
とは言え、上記の4機種の内、J-11とJ-10に関しては3時間以上飛び続ける事も不可能という訳ではない様ですし、J-7IIやJ-8IIに関しても片道だけであれば飛べる可能性があります。
そして、片道と少しの距離を飛ぶ事が出来たならば、時間的な余裕のある帰りには、給油機と合流して空中給油を受ければ良いのですから、何も離陸の際に積んでいた燃料だけで飛ぶ必要は無いと思います。
No.2
- 回答日時:
中国本土から尖閣諸島上空まででも500km位、往復でも1000km位です。
マッハ1は大体時速1200km位に相当しますから、マッハ0.8で飛んでも1時間で往復できます。
・・・あと2時間何していたんだろう?
単純に国内向けに仕事しているアピールではないかな? と思う訳です。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
飛べません。
「Eco Flight 競技会」でも催せば A No.1 kagakusuki さんが回答されるように飛べる可能性が出てくる戦闘攻撃機もありますが、それでは「Scramble 発進と追跡」にはなりません。
そもそも Scramble 発進で「会敵」させるのでならば「追跡」する必要はありませんので「追跡」と明言する時点で「眉唾」です。
超音速戦闘機はあたかも超音速飛行を持続して相手に追い付くことができるかのように誤解されるものですが、超音速飛行は飛行時間が限られており、超音速飛行時には燃料消費率が跳ね上がるために経済巡航速度は Jet 旅客機よりも遅かったりするものです。
実際、西側諸国の供与機として Polular な超音速戦闘機であった F5E Tiger II では大型 Jet 旅客機の B747 に追い縋って追跡するなんてことができません。……追い縋る時点で燃料を大量に消費してしまいますし、巡航速度は B747 の方が高速ですので、会敵させるには B747 の予想進路に向かって経済巡航速度で進出させる「待ち伏せ」を行って Hit & Away するしかありません。……日本が通信傍受 Tape を公開した大韓航空機撃墜事件でも調べれば判る通り、戦闘機にとっては「ここで減速したり追い抜いてしまっては 2 度と会敵できないっ! 帰投燃料がなくなるので追い付き次第撃つぞっ!」と言うぐらい「追跡」は容易なことではないのです。
優秀な航空管制員が地上 Radar から相手の未来進路を予測して正確に Scramble 機を「待ち伏せ」位置に誘導しないことには Scramble など成功しようがなく「追跡した」なんて言う時点で「愚民向けの宣伝」と看破されてしまいます。
周囲が広く開けている島国で優秀な地上 Radar 施設と航空管制員がいる上に AWACS まで飛ばしていて、あちこちから「待ち伏せ」Scramble 発進できる体制を整えている日本では当たり前のように領空侵犯機の写真を撮って公開したりするものですが「待ち伏せ」Scramble を 2 重 3 重にかけられるほど航空基地が密集しておらず、地上 Radar の監視域も穴だらけ、AWACS も邀撃機も常時飛ばせるほどの稼働率がない中国にとっては侵入機を発見して邀撃機を発進させただけでも表彰ものでしょう。……当然「会敵」や「追跡」など無理な話であり、日本のように「証拠写真」を出してもいないのですから「信じられる話」ではないですよね。
「3 時間」ですが……中国は四捨五入どころか何でも好ましい桁で 3 の付く数字で宣伝します。……1 より大きい数字は 3 の付く好きな桁数の数字で良いのです(^_^;)。
数千人とか 1 万数千人の犠牲者であろうと「犠牲者 30 万人」と「餓死者 3 千万人」の国です。
1 時間 15 分後に基地に帰投しても「3 時間後に帰還した」で良い国なんです(^_^;)。
30 億の国民を配する国に 3 千隻の海軍艦艇と 3 千機の空軍戦闘機があって、艦艇はみ~んな 30 日、戦闘機は 3 時間、哨戒機は 30 時間飛べることになっている国ですので…… :-p。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/02/04 08:54
ありがとうございます。まったくの大嘘でしたか。こういう事を言うと、自らの首を絞める事になるのが、何故わからんのでしょうかね?何度も何度もです。その度恥をかき、世界で笑われています。
No.4
- 回答日時:
戦闘機が敵機を全く追跡する事が出来ないという訳ではありません。
例えば航空自衛隊の場合、スクランブル発進した迎撃機は、領空侵犯機を目視確認した後、領空侵犯機に対して無線警告を行ない、相手機が警告に従わない場合には威嚇射撃を行う事になっています。
領空侵犯機は自国の領土のある方向に向かって進んでいて、迎撃機は自国の領土から発進したのですから、もし、互いに真正面からマッハ0.8で接近し合った場合には、互いの距離は1秒ごとに472mずつ短くなって行きます。
目視した機が、たまたま近くを飛んでいた自国や友好国の機ではない事を、目視で確認するためには、数百mにまで接近しなくてはなりませんから、目視で確認出来る距離にまで接近してから3秒と経たずにすれ違ってしまう事になりますので、無線警告を発信する前にすれ違ってしまい、Uターンして追いすがる事が出来なければ、威嚇射撃をする事など出来ません。
例え問答無用で攻撃を行う場合であっても、目標機の後方から攻撃をした方が格段に有利になりますので、迎撃側に余裕がある場合や、正面からミサイルを撃っても当らなかった場合には、目標機の後ろに回り込んで攻撃を継続する事になりますので、いずれにしましても戦闘機には(余程特殊な性格の機体でもない限りは)「相手機に追いすがる」能力が必要になります。
勿論、領空侵犯機は時々刻々と自国の領土に接近し続けているのですから、何十分にも亘って追跡し続ける等という悠長な事は出来ませんから、追跡と言ってもせいぜい何分間かの事だと思われます。
それに、外国"軍機"とされているという事は、相手機も旅客機のB747では無い筈です。
もし、相手機がB747よりも速度の遅い機体であった場合には、 F5E Tiger IIでも追いすがる事が出来る可能性は無いとは言えませんし、そもそも、中国軍は米国製の機体であるF5E Tiger II を運用してはいない筈です。
以下の未確認情報に拠りますと、スクランブル発進した機は「スホイ30MKK」とされています。
【参考URL】
中国軍機が東シナ海で外国機にスクランブル発進 : JWSSNニュース(^з^)-☆
http://blog.livedoor.jp/misutiru7878/archives/36 …
Su-30MKKは回答No.1で述べたSu-27SKの原型となったSu-27を改良発展させた機体で、中国軍も使用しております。
Su-30MKKのデータは知りませんが、同系列であるSu-27の最大巡航速度(経済巡航速度ではないため、当然、燃費は悪い)はマッハ0.9であるのに対し、B747系列の機体の巡航速度はマッハ0.85前後ですから、Su-30MKKはB747を(少なくとも短時間は)追跡出来る事になります。
そして、領空侵犯機がB747よりも速度の遅いジェット機であった可能性もありますし、P-3C対潜哨戒機の様なプロペラ機であった可能性すらありえますから、Su-30MKKが追跡出来ないとする理由は御座いません。
3時間もの長時間に亘って追跡し続けた、という訳ではなく、単に発進してから3時間後に帰還したというだけの事ですから、空中給油を行いながら、その空域に留まって(追い払ったはずの侵犯機が戻って来ないかどうかや、別の侵犯機が現れないかどうかを)警戒し続ける事は、十分可能な事ではないかと思います。
尤も、空中給油中は回避行動を行えない無防備な状態となりますから、制空権を確保した安全な空域ではないと、一般的には行えません。
そのため、中国軍には実戦の際に空中給油を行う能力が無いとする意見もある様ですので、空中給油が実際に行われたどうかは判りません。(まあ、最大で4時間も飛び続ける事が出来るSu-27を、さらに発展させた機種であるSu-30MKKであれば、空中給油の必要は無かった可能性も無いとは言えませんが)
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