数式 F(±1, ±1, ±1)=constant の意味は,
F(α,β,γ)=constant,α=±1, β=±1, γ=±1 ということで,constant は実数の定数です.
α,β,γ は,以下の規則(1),(2),(3),(4)に従って,1 または,-1 の値を取ります.
(1): α=1, β=1, γ=1.
(2): α=1, β=1, γ=-1.
(3): α=1, β=-1,γ=-1.
(4): α=-1,β=-1,γ=-1.
α,β,γ の符号のみを書き並べると,
(5): [α β γ]
(6): [+ + +]
(7): [+ + -]
(8): [+ - -]
(9): [- - -]
となります.
(1),(2),(3),(4) のどの場合でも,F(α,β,γ)=constant が成り立つ関数 F を求めて下さい.
なお,(1),(2),(3),(4) で,それぞれ異なった constant でもよいのですが,
できれば,(1),(2),(3),(4) のすべてで同じ constant になる関数を求めて下さい.
例1.a(α^2)+b(β^2)+c(γ^2) = a+b+c. a,b,c ∈ R(実数)
例2.(αβγ)^2 = 1
No.2
- 回答日時:
例
F(α,β,γ)=|α|+|β|+|γ|=3
F(α,β,γ)=√(|α|)+√(|β|)+√(|γ|)=3
F(α,β,γ)=1/(|α|+|β|+|γ|)=1/3
F(α,β,γ)=√(|α|^2+|β|^2+|γ|^2)=√3
F(α,β,γ)=sin(|α|π/2)sin( |β|π/2)sin( |γ|π/2)=1
F(α,β,γ)=|sin(απ/2)sin(βπ/2)sin(γπ/2)|=1
F(α,β,γ)=|sin(απ/2)|+|sin(βπ/2)|+|sin(γπ/2)|=3
F(α,β,γ)=log(|α|)+log(|β|)+log(|γ|)=0
F(α,β,γ)=a*e^(|α|-1)+b*e^(|β|-1)+c*e^(|γ|-1)=a+b+c
…
ありすぎて限りがないですね。
この回答への補足
>ありすぎて限りがないですね。
確かに,その通りですね.
実は,絶対値があることを見落としていました.
絶対値を使わないで,考えてみて下さいませんか?
No.4
- 回答日時:
実は質問文をよく読むと
F(α, β, γ) = α
でもよかったりするんだよね.
この回答への補足
F(α,β,γ)には,必ずα,β,γの全てを含む事にしたかったのですが,言葉足らずのため,貴重なお時間を浪費させ申し訳ありません.
補足日時:2014/03/20 16:25No.5
- 回答日時:
No.2です。
ANo.2の補足について
>実は,絶対値があることを見落としていました.
絶対値を使わないで,考えてみて下さいませんか?
例
F(α,β,γ)=cos(α)+cos(β)+cos(γ)=3cos(1)
F(α,β,γ)=a cos(α)+b cos(β)+c cos(γ)=(a+b+c)cos(1)
F(α,β,γ)=cos(α)cos(β)cos(γ)=(cos(1))^3
F(α,β,γ)=cos(α)cos(β)+cos(β)cos(γ)+cos(γ)cos(α)=3cos^2(1)
F(α,β,γ)=a√(1+α^2)+b√(1+β^2)+c√(1+γ^2)=(a+b+c)√2
F(α,β,γ)=1/(α^2+β^2+γ^2)=1/3
F(α,β,γ)=1/(aα^(2n)+bβ^(2n)+cγ^(2n))=1/(a+b+c)
F(α,β,γ)=√(aα^2+bβ^4+cγ^6)=√(a+b+c)
F(α,β,γ)=2a sin^2(απ/2)cos(βπ/3)+4b sin^4( γπ/4)=a+b
F(α,β,γ)=sin^2(απ/2)+sin^4(βπ/2)+sin^6(γπ/2)=3
F(α,β,γ)=(sin(απ/2)sin(βπ/2)sin(γπ/2))^2=1
F(α,β,γ)=a log(1+α^2)+b log(1+β^4)+c log(3-γ^6)=(a+b+c)log(2)
F(α,β,γ)=a e^(α^2)+b e^(2-β^2)+c e^(3-2γ^4)=(a+b+c)e (e=ネイピア数)
F(α,β,γ)=a (1+β^2)e^(1+cos(πα))+b αsin(απ/2)+c log(1+γ^4)=2a+b+2log(2)
…
やはりありすぎて限りがないですね。
この回答への補足
非常に参考になるご回答です.私が思いつかなかった式もあります.
贅沢を申しますと,三角関数,対数関数,指数関数を使わず,かつ,α^(2k+1),β^(2m+1),γ^(2n+1),(k,m,n は非負整数)を含む多項式か有理関数で表現できないものかな,と考えているのですが,思いつかれた式がありましたら,ご教授下さい.
また,a√(1+α^2)+b√(1+β^2)+c√(1+γ^2)=(a+b+c)√2 の式にヒントを得て,
a√(k+pα^2)+b√(k+pβ^2)+c√(k+pγ^2)
+a√(m+qα^2)+b√(m+qβ^2)+c√(m+qγ^2)
+a√(n+rα^2)+b√(n+rβ^2)+c√(n+rγ^2)=(a+b+c)[√(k+p)+√(m+q)+√(n+r)]
という式を得ましたが,α^2,β^2,γ^2 を使っているのが不満です.
No.6
- 回答日時:
条件C: (C1)と(C2)の両方を満たす式。
(C1) α, β, γがどれも、偶数乗された形でだけ現れる。
(「偶数乗された形」とは、α^(2p), β^(2q), γ^(2r) (p,q,rは整数) ということです。)
(C2) α, β, γを全部"1"に書き換えたとき、どの分母も0にならない。
この条件Cを満たす勝手な式Fは、ご質問の条件を満たします。 ご質問にお書きの例1もCを満たしていますし、例2は
(αβγ)^2 = (α^2)(β^2)(γ^2)
であるから、Cを満たす形に書き換えることができます。
Cを満たす式の例は幾らでも作れますが、たとえば
F = (α^4) + (β^4) + (γ^4) + √((α^2)(β^2)(γ^2))
F = ((α^6)(β^8)+√(γ^2)) / ( 3 α^(-2) + 4 β^4 + 5 γ^6 )
F = (α^2)+(β^2)+1
など。この3つ目の例にはγが出てきませんけれども、Cを満たしていることには違いありません。(実際、γが1でも-1でもこの式の値は同じです。)なので、Cを満たす式のうちでもっとも簡単なのは、(ANo.1に示された通り)α, β, γがどれも現れない式ですね。たとえば
F = 1
はその例です。
絶対値ナシで、との追加注文ですけど、|f| = √(f^2) (ただし、fは勝手な式)という関係を利用すれば絶対値は除去できます。たとえば
F = |αβγ|
は、
|αβγ| = √((αβγ)^2)
であるから、Cを満たす形に書き換えられます。
しかし、条件Cを満たさない式にも、ご質問の条件を満たすものは幾らでもあります。たとえば、ANo.2, No.5にはCを満たさない例が沢山入っています。
この回答への補足
一般的な観点からの解釈が,大変参考になりました.当初,考えていた観念を文章にした質問ですが,書き足りなかった点が見えて来ました.例えば,F(α,β,γ)には,必ずα,β,γの全てを含む事.F(α,β,γ)は,多項式を用いた有理関数である事,(C1)を満たさない事,などです.
補足日時:2014/03/20 16:07No.8ベストアンサー
- 回答日時:
> (1),(2),(3),(4) で,それぞれ異なった constant でもよいのですが,
は幾ら何でも冗談ですよね。
じゃんけんぽん。
F = αβ+βγ-αγ
この回答への補足
ご回答いただいた式,
αβ+βγ-αγ=1
の両辺に,αまたは,βまたは,γまたは,αβγを乗じて整理すると,いずれも,
α+γ-β-αβγ=0
が得られる面白い性質があることに気づきました.
また,その後の計算により αβ+βγ-αγ=1 とは独立な式,
α+β-3γ+αβ+βγ+αγ+αβγ=3
を得ました.この式は,
(1): α=1, β=1, γ=1,
(2): α=1, β=1, γ=-1,
(3): α=1, β=-1,γ=-1,
(4): α=-1,β=-1,γ=-1
の(1), (2), (3), (4) について,すべて満たします.これらの3本の式,
αβ+βγ-αγ=1,
α+γ-β-αβγ=0,
α+β-3γ+αβ+βγ+αγ+αβγ=3
を組み合わせて,種々の式を導出できると考えています.
回答のご協力を下さり,本当に,有り難う御座いました.
お見事です.質問を閉めなくて,よかった!!
F = αβ+βγ-αγ
(1): α=1, β=1, γ=1,
(2): α=1, β=1, γ=-1,
(3): α=1, β=-1,γ=-1,
(4): α=-1,β=-1,γ=-1.
(1)の場合:F=(1・1)+(1・1)-(1・1)=1+1-1 = 1,
(2)の場合:F=(1・1)+(1・(-1))-(1・(-1))=1-1+1 = 1,
(3)の場合:F=(1・(-1))+((-1)(-1))-(1・(-1))=-1+1+1 = 1,
(4)の場合:F=((-1)(-1))+((-1)(-1))-((-1)(-1))=1+1-1 = 1.
よって,すべての場合で,
αβ+βγ-αγ=1.
全く,もって,お見事です.この F が欲しかったんです.
私も気がつきませんでした.有り難うございます.感謝します.
(・・・と言うことは! 他にも,似たような多項式や有理関数が存在する??)
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