絵画を評価すること

芸術に関しては完全に素人ですがご了承ください。

はっきり言って一般人に理解しにくい絵画を評価する人たちは本当にその作品の本質を理解してそういう判断を下しているんでしょうか。
自分はフェルメールなどの描いた作品を見た時、その色鮮やかさと美しさに衝撃を受けました。
理解出来たとまでは言えないにしても、それなりに鑑賞できたつもりです。
しかし、いわゆる前衛的で、わかりにくい作品に芸術的価値が見出されている事には素直に納得がいきません。
極端な例を言えば、ピカソです。（本当に申し訳ないですが）
自分がそういった評価にあまり共感を得られないのが原因ですが、理解しにくい作品を理解したと言っている芸術家たちは、本当は一般大衆に理解出来ない作品を理解したと主張し、体裁を立てて自己満足に浸っているだけなのではないかと思います。
あるいは、時代の流行を新たに生み出すために計算された評価なのではないのかとすら考えています。
絵画は、必ずしも見る側にその作品の背景を提示してはくれないですよね。絵画において、(古い時代ものならなおさら)作者が作品を創った心境や論理を説明しない限り背景が明確に示されることはなく、（提示されていたとしたらそれはそれで奥行きがなくなるでしょうが…）あくまで個人の推測と嗜好でしか作品を評価出来ないと考えます。
つまり、大多数が分かりにくい絵画の作品に対して高評価を示すことがあるのは、おかしな話だと思います。
これは単に僕がそういった作品が理解出来ない自分から目を背けて作品を批判的に見ているからでしょうか。僕の言っていることに一理あるでしょうか。
そして、本当に絵画を理解して評価することは可能でしょうか。

No.3 回答者： Tann3 回答日時： 2014/05/20 00:46

芸術の評価って、本当に分からないですよね。

私も素人の美術好きですが、よさの分からない絵はたくさんありますね。

「お金」に相当する評価は、結局は「需要と供給のバランス」であって、芸術としての優劣には関係ないのでしょう。きっと。

料理や味に好き嫌いがあるように、個人個人で好き嫌いもあるのでしょう。「好み」の問題。

この世にたった一つ、という「希少価値」。骨董品のような。

「有名だから」という理由で人気があるということもあるでしょう。（ピカソはこれに近いかな？）
芸術の最先端、前衛を切り開いたエポックメーキングな人、という歴史的な価値観もあるでしょう。（ピカソはこれもあるかな？）

20世紀以降は、絵画は写真と競うことになった。では絵画の存在意義は？　何を描くのか？　「本物そっくり」が上手い絵の条件ではなくなった。

「絵が分かる」ってどういうことなのかな、と思っています。
また、何故絵を観るのか、とも。
分かる必要はない、でも「良い悪い」「好き嫌い」という単純な、浅い判断ではつまらない、もったいない。
画家が、自分の人生を賭けて描きあげた絵には、こちらも真摯に向かい合わなければ申し訳ない。でも、ひょっとすると、適当に金を稼ぐために「一丁上がり！」と描いた絵かも。それは見れば判別できる？

という複雑な思いで、観ています。
でも、力のこもった絵とか、人を惹きつける絵というのがあるのは事実ですよね。理由が説明できないままに。
それでいいのかな、と思います。

質問者さんへの回答には、全くなっていませんね。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
面白いですね。鑑賞の仕方として参考になりました。

お礼日時：2014/05/20 22:25

No.2 回答者： guess_manager 回答日時： 2014/05/20 00:38

理解できないものは理解しなくていいんですよ。

誰も強制していません。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
でもやはり出来れば理解したいです。

お礼日時：2014/05/20 21:55

No.1 回答者： toshipee 回答日時： 2014/05/20 00:34

　キュービズムだけで判断されているわけではない。

ピカソのデッサンは幼少時に完成されているし、青の時代など全く違う画風もある。また、鳥肌が立ったが、一度彼がCMで透明なアクリルにさらさらっと水牛だったっけな、筆で一筆書きしたときは、それだけでもデッサンができていた。
　簡単にその絵がすごいかどうかを見極めてみるには、額に入れればわかる。ピカソの絵は何となくしっくりくるが、素人の絵は、同じように描いても、余白がへたくそなので位置的におかしいのが、「なんだかこちらの方が変」となってしまう。ある程度絵の知っている者が描けばそうでもない。やっぱり基本ってあるんだよ。

この回答へのお礼

基本があっての応用ですか。
ピカソの静物画を見たことがあります。やはり上手かったですね。
それなりに評価されるには才能と技術が必要不可欠だということでしょうか。

お礼日時：2014/05/20 22:33