プロが教えるわが家の防犯対策術!

1歳児が誤飲(プラスチック2cm)、レントゲン、CTの被曝

私が入院中に、子供が誤飲しました。
家族が病院へ連れていき
医師の勧めるまま、レントゲン(首~骨盤)、CT(腹部~骨盤)を撮ったそうです。
結局、不明コインは自宅で発見し、誤飲はしていませんでした。

家族、医師も必要な検査であったと思います。
被ばくデメリットよりメリットを優先したと思いますので、
そこの所は納得しており気持ちの上でも大丈夫です。
もう、どうしようもないし・・・。

知りたいのは、
1歳児の、レントゲン(首~骨盤)、CT(腹部~骨盤)の被曝量です。
プロテクターなしです。
(病院は、いちいち測らないから分からないと言われました)
また、発癌、白血病や、卵巣被ばくによる遺伝病(子供を持った時に)などの
リスクです。

辛いです。
どうか、よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

#4です。


私はこういった質問というよりも疑問あるいは不信感が
多々ある現状は理解しています。
そこには2つの大きな問題があると思っています。

1.「インフォームドコンセントて言葉だけが独り歩きしている・・・。」
近ごろでは確かにインフォームドコンセントが大事であると言われています。
昔々は診療にいっても、何も説明を受けず、どんどん治療が進行し、
さらにはいくら掛かるかも分からずに、領収書もろくに発行されない、
時代が長く続きました(領収書の問題は別な話しですが。)
そうやって、ある意味(悪い意味で)「荒稼ぎ」できた時代があります。
それではいけないということで、インフォームドコンセントなる考えが 出てきました。
例えば病院へ入院をして手術を受ける際に、
多数の書類を見せられて、通り一遍の説明がなされ、
患者さんにサインを求められますよね。
あれも本来はインフォームドコンセントのやり方です。
しかし現状でいえば、単に事務的にこなしていて、
仮に訴訟問題に発展した際に「サインがあるので、訴えは認められない」
という道具に使うためかともおもえてしまいます。

なので、本来のインフォームドコンセントととしての機能が、
残念ながら発揮されていないのが、現実です。

2.放射線の影響に関してですが、あまりにも恐がり過ぎている気がします。
結論的には何回か回答していますがX線検査のレベルであれば、
人体に対しての影響は「ほぼ0」です。
ところが特に日本人は唯一の原爆の被爆国といこともあり、
ことさら放射線に関して過敏になり過ぎると感じています。
中にはまじめに「頭に放射線をかけるとバカになる」、
「少しでも放射線を浴びるとガンになり、すぐ死んでしまう」
と思っている方も少なからずいらっしゃいます。

#4で回答した通り、X線撮影のレベルでは、一番気にしなくてはならないのは、
「遺伝的影響」です。
ガンやその他の影響は全くといっていいほど無視します。
(「全くといっていいほど」としかかけないのも現実ですが。)
さらにこの遺伝的影響ですが、短絡的に「放射線を浴びた両親から奇形児が生まれる」
と思っている方が多数を占めますが、実はこれは遺伝的影響ではありません。
もちろん「奇形児の出生」は放射線の影響は皆無とはいえません。
ただし放射線による「奇形児の出生」は次のメカニズムです。
母体が放射線を浴びる→卵巣内の卵子に放射線があたる→
その結果卵子のDNA等に異常が起こる→その結果奇形児が生まれる
となります。
つまりこれは遺伝的影響ではなく直接的な放射線の影響と考えます。
ただし次のことも忘れないでいて下さい。
仮に全く放射線を浴びないとしても「奇形児」は生まれる可能性はあります。
なので、奇形児=放射線の影響と考えるよりも、
それ以外の因子で起こる方が確率的には圧倒的に高いです。
仮に奇形児が生まれたとしてもその原因を図ることは不可能です。

では遺伝的影響とはなにかと言うと、
放射線を浴びた人体の「子供、孫、曽孫・・・・・・・」の子孫になにか異常が生じることをさします。
原爆後の被ばく2世、3世という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
これがまさに「遺伝的影響」です。

またまたこのことから考えれば、60歳以上で特に閉経をした女性であれば、
放射線による「遺伝的影響」は考慮する必要は全くないことはご理解できると思います。
数日前にここの質問に詳しくは見ていませんが、
たしか「70歳程のご自分の親が手術終了後にX線撮影をすると病院側に言われたのを、
拒否した」のような内容でした。
これまでのお話しでこのような発想は理にかなっていないことはご理解できると思いますが、
現実的にはこのように考えている方が多くいます。

大学では学生や研修医にこのことを話すのですが、そうすると
「患者さん(60歳以上の女性とします)はもう子供は生めないのだから、
放射線による遺伝的影響はないので、X線撮影を行っても、
なにも心配はありませんよ。」などという説明を使ってしまいます
実質的には正しいですが、やはりヒトとしての発言だと問題があるので、言葉を選ぼう、と説明します。

さて長くなってしまいましたが、こういった話の理解を深めるのに
いい本がありますので、ご紹介いたします。
確かに以前のご質問のICRPであれば、本道ですが、
あれを正しく理解するためには「放射線物理学・生物学」や
「放射線診断基礎学」等が分かっていないと無理でしょう。

a.「人は放射線になぜ弱いか-弱くて強い生命の秘密-」
本のカバーには「放射線を正しく怖がるために」となっています。
BLUE BACKS(新書)  近藤宗平 著です。
私の手許にあるのは第1版で、現在では第3版になっています。
この手の本としては、売れている本です。

b.「放射線をかけると言われたら-患者の疑問に答える」
三省堂で佐々木康人 著です。
この本は副題のように患者サイドの疑問に答えるものです。

この2冊ともAmzon にはありましたので、今でも購入可能でしょう。

長くなりましたが、参考までに
    • good
    • 0
この回答へのお礼

正に「恐がり過ぎている」その通りです。
子供さえ元気ならと、自分の体は諦めていた矢先、このような状況になり絶望しています。

前回は電話でしたが、入院中の大学病院から外出して
聞きに行ってきました。

総合病院の【市民病院】だったので、看護師でなく技師さんであったろうと思います。
(義母の勘違いだったと思います)
「たぶん、レントゲンは0.1ミリグレイ、CTは3ミリグレイ程。」
と言われました。
(この数値が大きいのか小さいの1歳児に適量なのか・・・?)

指示したのは、その市民病院の研修医の先生でした。
「ウンチにでないか1日でいいから様子見はしないのですか?」
と聞くと
「これが通常です。そんなこと気にするのはおかしい。」との事。
研修医さん、これから40年以上はこの市民病院で勤務するでしょう。
これから約半世紀、この市民病院へかかる子供たちはCTされまくるんだと思いました。

研修医の先生より
親身な、分かりやすい説明とアドバイスを本当にありがとうございます。
本は、早速読みます。

おそらく、またこのグレイとシーベルトについて
質問記事を書くと思いますので
どうか、よろしくお願いいたします。

心より深く感謝いたします。

お礼日時:2014/07/19 10:10

医療被ばくの影響で一番に考慮しなくてはいけない影響は「遺伝的影響」です。


それ以外の「発癌、白血病」その他のリスクに関しては、一般的な撮影の範囲では
起こりえません。
CT(腹部~骨盤)の撮影であれば、
ご質問のように、「卵巣被ばく」(女の子さんでしょうね)はあります。
それが1回のCTであれば、全くといっていいほど気にすべき被ばく線量ではありません。
ご心配には及びません。

ただし、次の病院側の発言が気になります。
(病院は、いちいち測らないから分からないと言われました)
もちろん一人一人の撮影時に被ばく線量の測定はしていませんが、
データとしてどの部位で、こんな検査であれば、平均的には
この程度の被ばく線量がある、というデータは知っていなくてはいけません。

私がかかわっている医療系の大学では、
「○○検査を□□に行った場合の被ばく線量は・・・・・・・・・・・・・・・・
確かに放射線被ばくにより影響は皆無とはいえませんが・・・・・・・・・・・・
なので、心配には及びません。」
という説明ができるような教育を行っています。

だからといって、私が「この検査では◎◎mSvの被ばく線量ですよ」とは、
言えません。
というのは装置が違えば線量は違いますし、
誤飲したものがプラスチック2cmということです。
これが金属であれば、不透過性(画像上で白くなること)が高くなりますが、
プラスチックだとすると、金属ほどは白くは写りません。
(そのために通常の撮影ではなくCTがチョイスされた気がしますが)
なので、専門用語的には管電圧や管電流を調整します。
そうすればやはり被ばく線量は金属を撮影するのとは異なります。
(もっともこの操作を撮影者が100%やっているかは不明です
ぼーっとした方ならば、ものが金属・プラスチックなど考慮に入れずに
撮影するかもしれませんが。)

bunncyou55 さんは以前私が「ICRP」関連の回答をさし上げた方でしたね。
これが病院とのトラブルの一つなんでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

誠にありがとうございます。
私の気持ちに寄り添ったご回答、感謝いたします。
(病院とのトラブルとは無関係で起こった、自分の事より悲しい出来事です。)

義母に聞いたら、「写真をとりますね。」
と言って、シロップ(睡眠薬)を飲ませられて
撮影室へ連れていかれたそうです。
レントゲンと思っていたら、CTまで撮っていて
正直、驚いたって言っていました。

どうでもいいですが、検査後に被ばくを知って心配する親はとても多いです。
様々な掲示板でも溢れています(特に転倒の頭部CT)。
なので、切羽詰まっていないケースでは
比較的被ばくの大きいCTは
簡単でいいので「おおよそ○○程の被曝があります。」と説明があり、
受けないデメリット、被曝してでも受けるメリットを30秒でいいので伝えるべきだと
思いました。
インフォームドコンセントて言葉だけが独り歩きしている・・・。
そもそも、ウンチで出る大きさなのに・・・。

何だかすみません、愚痴になってしまいました。
ご回答、誠にありがとうございました。

お礼日時:2014/07/18 22:13

リスクがゼロとは言いませんが、


気にしても仕方がない程度の上昇です。

例えば、大規模な疫学的調査で、
癌になる確率が、2倍になったとします。
この数字だけを見ると、とんでもない高い確率に思えます。
10人中1人だったのが、10人中2人になれば、
これは、すごく危険なことです。
では、100人中1人だったのが、100人中2人なれば、
どうでしょう。
さらに、1000人中1人だったのが、1000人中2人になれば
どうでしょうか?
日本における小児がんの確率は、1万人中1人の発生率です。
それが、1万人中2人になったとしても、
癌になるかもしれないと心配するのでしょうか?

現実には、2倍ではなくて、2,3割アップ程度。
10万人中3人の危険が増すということです。
つまり、CT検査を受けた10万人中3人になる危険が
あるということです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

確かにそうですね。

頭で分かっていても、自分がついていれば
せめて2~3日はウンチの様子を見ていたのにと
思ってしまいました・・・。
(入院中です)自分の検査にも、「無用な被曝の低減!」を常に考えていたので。

(結局、誤飲していなかったので)症状すらないのに、
説明すらなく、即CTまでされた事への後悔があります。
きっと、これからもこの病院に誤飲で行くママは
私と同じ後悔を感じるのであろうと思います・・・。

誠にありがとうございました。

お礼日時:2014/07/18 22:21

基本的に体の大きさに合わせて、線量は変えるはずですから、一概にどれくらいとは言えません。


レントゲンよりCTの被曝量が遥かに多いと思います。
安全性に関しては、阪大のホームページを貼っておき貸す。
http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-radio/ …

まあ、阪大の安全性ばかりをうたっているのは信用できないということなら、こちらのブログを。
CTと発ガンリスクに関して、詳しく書いてあると思います。
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2013-05-31
    • good
    • 0
この回答へのお礼

誠にありがとうございました。
参考になりました!

お礼日時:2014/07/18 22:22

ほとんど問題になる量ではないです、、どこにお住まいか、知りませんが、、、関東なら、、、そこに住んでいる方が、、、ずっと危険です、意味わかりますか、、福島の被曝は、、、深く静かに、広まっているのです、、、。

    • good
    • 1
この回答へのお礼

誠にありがとうございました。

そうですね・・・、鹿児島の原発も再稼働するそうで
ますます日本の将来が不安になってきました。
PM2.5も多い西日本、福島事故の東日本。
どうか、安心できる日本になってほしいです。
・・・話がそれました、ご回答、感謝いたします。

お礼日時:2014/07/18 22:25

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!