アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

彼女の大ヒット作「ジュピター」はホルストの組曲
「惑星」の中の「木星」に詩を付けメロディはそのものなのですが、

そこで素朴な疑問なのですが、彼女や彼女の専属する事務所は他者が作った曲を勝手に引用しているのでしょうか、

それともなんらかの許可が要るものなのでしょうか。

クラシック音楽の著作権料はやはり作曲者の継承者(家族など)に渡されるのでしょうか、

お詳しい方、教えてください。

A 回答 (6件)

ホルストは1934年に死去。


日本では音楽の著作権は著作者の死語50年まで保護されますが、
欧米の国々に対しては「戦時加算」(第二次大戦中は著作権を保護していなかったと見なされるため)で、
保護期間がさらに10年ほど加算されます。
ということで、ホルスト作品の著作権は'94年頃に切れました。(日本国内では)
ここらへんの規程は参考URL(JASRAC作成)にわかりやすく解説されています。

で、ホルストは自分の作品の演奏には厳しい注文を付けていた人で、
曲の構成やオーケストラの編成なども細かく規定し、
その規定に外れた形の演奏を一切認めませんでした。
彼の死後も、遺族がそれを守り続けてきました。
(富田勲については#5さんが書いている通りです)
著作権の保護期間が経過していなければ、
「曲の一部だけ・歌詞を付けて・ポップス調アレンジで」
なんてことは絶対に認められなかったはずです。

つまり、著作権の保護期間が過ぎたら、
著作権料も払わなくていいし、
作者の意向なんて無視して何でもやり放題、というわけです(悪い言い方だけど)。

実際、'90年代後半から、平原以外にもホルスト作品のアレンジやカバーがいくつか出てきているそうです。
また、'80年代後半から急にあちこちでエリック・サティ作品が聴かれるようになったのも、
その頃にサティ作品の著作権が切れたからだそうです。

参考URL:http://www.jasrac.or.jp/park/whats/whats_3.html
    • good
    • 2
この回答へのお礼

さっそくのお返事ありがとうございます、

そう言えば「木星」はかなり前ですが日曜洋画劇場に使用されていたような気がします。

お礼日時:2004/05/30 22:16

「惑星」の著作権の話が出てきたので 無駄話を(^^;



この著作権が切れる(ホルストの没後50年経過)前の 1977 年に、この組曲をシンセサイザーによってアレンジしたアルバムを発表するというチャレンジャーな人がいまして、それがかの冨田勲氏でありました。原曲の作曲者であるホルストは、この組曲の演奏にあたっては「必ず最初から最後まで演奏し、部分だけを抜粋しての演奏はしないこと」「アレンジは行わないこと」といった条件をつけており、この厳しい制限のため名曲であるにもかかわらずコンサートで演奏される機会は少なかったと言われています。そこへこの思い切った試み、当然物議を醸すことになりまして、結局このあたりの問題を完全にクリアできなかったため、冨田氏を「世界の冨田」として不動のものにしたとも言えるこの傑作は、日本とアメリカ以外では発売されないことになってしまったといいます。
当時の冨田氏のアルバムを感激して聴いていた身には、平原さんの「ジュピター」のヒットにこうした話が重ねて思い起こされます。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

富田氏の「惑星の」みならず、ドビュッシーの作品集、ムソルグスキーの「展覧会の絵」

など、クラシックをより身近にした功績は大きいですね。

Jポップシンガーとしてクラシックを題材にしたのは珍しいですよね。平原もチャレンジャーなのでしょう。

それにしてもウットリします、この曲には。

お礼日時:2004/05/30 22:25

平原綾香さんの出演していた音楽番組でもこの質問をされていました。


彼女のコメントとしては、
「かなり古い作品ですので、著作権の有効期間はすでに消滅してしまっていて、特に楽曲への支払いはしてないんです」と説明されていました。

壮大な曲の木星をアレンジしてしまうなんて、穴場なんですね!
    • good
    • 0

日本においては著作権は製作者の死後、50年まで保護されますが、アメリカでは70年保護されます。


しかしこれだと日本側に不利になってしまうため、アメリカと同じ70年にしようという意見がでてきています。
    • good
    • 0

私も50年だと思っていたのですが、違う国もあるそうです。



参考URL:http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime3.html
    • good
    • 0

著作権の多くは、作者の死後50年で著作権が消滅します。



http://itmuseum.hyogo-iic.ne.jp/cyosakuken.html

http://www.musiker21.com/clayawa002_1.html

参考URL:http://itmuseum.hyogo-iic.ne.jp/cyosakuken.html
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!