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水田が持つ水環境への影響を調べています。地下水涵養機能や洪水防止機能など、プラスの効果はわかったのですが、マイナスの効果にはどのようなものがあるのでしょうか?

A 回答 (4件)

こんにちは。


いろいろ専門的な解答もいただけているようですね。

また来ましたのは、もし、レポートなどでしたら、もう一点見ておくべきかな?と思う事がありましたので、それだけ追加しに来ました。m(__)m

つまり、「水田」の構造と作物である「稲」自体の変遷です。

構造は基本的には変わっていないハズ・・・ですが、実際、他の方の解答にあるように、水路をコンクリで固めたり、と使う材質により、意外な影響を出してる部分があったりします。

例えば私の知ってるだけでも、一部、一時期に限られたのだとは思いますが、保水力を保つ為に、地下にゴムシートを敷き詰めた水田などという物も存在しました。

また、大昔には、水田の分布は水の確保が容易な地域、つまり水田と乾田、畑などは、その地域の自然に応じて分布し、住み分けていたわけです。
それがいつしか、大規模稲作として定着、どこにでも田んぼを作り収量を競う事になりました。

そして、稲自体は、収量、味の向上の目的で品種改良が続けられていますが、ここで考えて欲しいのは、「人間にとっておいしいお米は、他の虫や病原菌にもおいしい」という事です。

それを抑え付ける為に農薬が開発され、多用されているわけですが、そもそも大昔の稲は収量もそんなに多くなく、病害虫にこれほど弱い植物ではありません。

近年、新たな品種改良法として遺伝子組み換えが実用化され、農薬なしで済みそうな稲が出現してますが、遺伝子組み換え技術自体が歴史が浅く、今後どんな影響が出るのかは未知数です。

さらに今日、水田を利用して、アイガモはいいとして、金魚やエビの飼育、出荷が行われているようです。
これらの飼育では、稲には使わない抗生物質などが使われます。

病原菌を殺す抗生物質をたくさん環境の中に放出すると、病原菌がその抗生物質に耐性を持ってしまい、いざ病気の時にその抗生物質が使えないという「耐性菌」という大変恐い問題も存在します。
今、話題のMRSAは主に病院での使いすぎでできましたが、アメリカで大騒ぎになったVREは、鶏に抗生物質をあたえて収穫量向上を続けた結果、蔓延しました。

こういった一般的に目に付かない部分に視点を当てると、もしレポートなら、素晴しいできになると思います。

※レポートじゃなかったらm(__)m
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この回答へのお礼

お気遣い大変うれしく思います。おっしゃる通りレポートです。他の人があまり書きそうもないし、大感謝です!!ところどころ水環境と交えながらレポート制作に励みたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/06/06 17:21

農薬の問題に関連して・・・


 農薬を使わない方法もありますが、水田を植生面からみると、単一の生物塊になります。ここで、病虫害が発生して、薬剤で防除しないと、爆発的に広がる危険性があります。多様な環境なら爆発するということはありません。

肥料に関連して
 水田では肥料を蒔かなければ、米は収穫できません。有機肥料といえどもリン・窒素は豊富に含まれています。これを含んだ水は下流に流れ出ます。つまり、下流域を富栄養化することと同じになります。
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この回答へのお礼

やはり安定した収穫量・生産性を考えると肥料を使わざるおえないみたいですね。主食の米を作らないわけにもいかないですし・・農薬についてもっと興味がわいてきます。回答どうもありがとうございました!!

お礼日時:2004/06/06 13:36

水田には「水」が必要ですが、水田のある地域に必ずしも十分な水源があるわけではありません。


そのために河川の水量のほとんどを水田のための農業用水として引水して水循環が破壊されている地域が少なくありません。

また、田んぼ周りの水路がコンクリートで固められ、さらにはパイプで計画的に配水されることにより地下水涵養機能は田んぼ内だけに限られたものとなってします。
河川、水路からの地下浸透が望めなくなってきています。
このために本来の地盤が持っていた地下水脈が遮断され、地表ではわからない地下環境破壊が行われています。
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この回答へのお礼

言われてみると、田んぼの引水用水路はコンクリートですね・・・水田はプラスの機能をたくさん持っているけれど、周りの水環境が破壊されていると思うと、なんだか悔しい気がします。回答どうもありがとうございました!!

お礼日時:2004/06/06 13:43

こんにちは。


現在の農業は農薬抜きには成立しなくなっています。
よって、農薬による環境汚染を考えないわけにはいかないでしょう。

ただし、これは水田の持つ根本的な問題ではありません。
近頃はアイガモ農法とかいろいろな無農薬・低農薬への試みが行われており一部は実用化されています。

ただ、単一作物がある程度大きい範囲で広がる為に、稲科植物の病気、害虫の発生という部分は避けることができません。
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この回答へのお礼

大変早い回答どうもありがとうございます!!
やっぱり農薬による環境汚染は考えないといけないですよね。さっそく調べてみます。

お礼日時:2004/06/05 21:52

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