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[問題]
ある植物では、球根の色に赤黄白の3種類があり、この形質は独立な2対の対立遺伝子R・rとY・yが相互作用する事によって決定される。
今、遺伝子型RRyyで赤い球根を持つ個体と、遺伝子型rrYYで黄色の球根を持つ個体を交雑したところ、次世代(F1)はすべて赤い球根を持つ個体となった。さらにF1を自家受精させたところ、F2では赤い球根:黄色い球根:白い球根=12:3:1の分離比となった。

(1)F2で表現型が黄色い球根である遺伝子型を挙げよ。
(2)表現型が黄色い球根となる遺伝子型は何通りあるか。
(3)F1と白い球根を持つ個体を交雑すると次世代の分離比はどのようになると予想されるか。

(1)~(3)は合っていました。
遺伝子の相互作用もわかっています。
質問したいのは(4)で、
(4)F2の個体の中で検定交雑を1回行っただけではその遺伝子型が決定できないものは、F2全体のうちのおよそ何%か。また該当するものをすべて挙げよ。

解答はRRYY RRYy RRyyの3通りで、25%ということですが、よくわかりません。どのように考えたらいいですか。

A 回答 (3件)

典型的な条件遺伝子の問題です。



F2の遺伝子型の分離比は,
RRYY:RRYy:RrYY:RrYy:RRyy:Rryy:rrYY:rrYy:rryy=1:2:2:4:1:2:1:2:1
になります。

それぞれの遺伝子型について検定交雑したとき,
RRYY(赤)からはRrYy(赤)のみ,
RRYy(赤)からはRrYy(赤)とRryy(赤)で結局赤のみ,
RrYY(赤)からはRrYy(赤)とrrYy(黄)が1:1,
RrYy(赤)からはRrYy(赤)とRryy(赤)とrrYy(黄)とrryy(白)が1:1:1:1で結局赤:黄:白=2:1:1,
RRyy(赤)からはRryy(赤)のみ,
Rryy(赤)からはRryy(赤)とrryy(白)が1:1,
rrYY(黄)からはrrYy(黄)のみ,
rrYy(黄)からはrrYy(黄)とrryy(白)が1:1,
rryy(白)からはrryy(白)のみ,

ということで,F2の表現型が同じでF1の遺伝子型の区別が付かないのはRRYY,RRYy,RRyyの3種類です。(表現型は,いずれも赤のみ)
そして,その割合は,1+2+1=4なので4/16=25%となります。

この回答への補足

お返事申し遅れました。
じつは、
>それぞれの遺伝子型について検定交雑したとき,
>RRYY(赤)からはRrYy(赤)のみ,
>RRYy(赤)からはRrYy(赤)とRryy(赤)で結局赤のみ,
>RrYY(赤)からはRrYy(赤)とrrYy(黄)が1:1,
>RrYy(赤)からはRrYy(赤)とRryy(赤)とrrYy(黄)と
>rryy(白)が1:1:1:1で結局赤:黄:白=2:1:1,
>RRyy(赤)からはRryy(赤)のみ,
>Rryy(赤)からはRryy(赤)とrryy(白)が1:1,
>rrYY(黄)からはrrYy(黄)のみ,
>rrYy(黄)からはrrYy(黄)とrryy(白)が1:1,
>rryy(白)からはrryy(白)のみ
までは出せたのですが、「F2の表現型が同じでF1の遺伝子型の区別が付かないのはRRYY,RRYy,RRyyの3種類です。(表現型は,いずれも赤のみ)」の意味がわかりません。何を問うているのか本質的な部分がわかっていない気がします。「」部分の意味・意図をもう少し詳しく教えてください。

補足日時:2004/06/24 00:02
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検定交雑とは,表現型がわかっているが(あたりまえ,見ればわかる)遺伝子型がわからない個体について,劣性ホモとかけ合わせることによって,その個体の遺伝子型を推定する方法です。



今回の場合,赤い球根(これが表現型)の個体を検定交雑したとき,親の遺伝子型がRRYY,RRYy,RRyyいずれの場合も,検定交雑したときに子の表現型が赤い球根のみになり,子の表現型から親の遺伝子型を推定することができません。親がその他の遺伝子型の場合,検定交雑をした結果,子の表現型の分離比から,親の遺伝子型を推定できます。
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この回答へのお礼

やっとわかりました!ありがとうございます!

お礼日時:2004/06/26 16:06

F2で赤の球根だけを考えます。



F2は赤:黄:白=12:3:1になって、そのうち赤の遺伝子型は
RRYY、RRYy、RrYY、RrYy、RRyy、Rryyの6通りで、これらを検定交雑すると、#1さんの仰ったとおりになりますよね。
だから、F2が赤のやつ(これは表現型はわかりますが、遺伝子型が上記の6つのうちどれかわからない)を検定交雑したとき、

 赤:黄=1:1ででてきたら、親(F2のこと)の遺伝子型はRrYY
 赤:黄:白=2:1:1なら親の遺伝子型はRrYy
 赤:白=1:1なら親の遺伝子頻度はRryy

ということがわかりますが、
この検定交雑では他に、すべて赤というやつがでてきます。
このとき親(F2のこと)の表現型はRRYY RRYy RRyyのうちどれか判別できません。

ということで、F2の個体の中で検定交雑を1回行っただけではその遺伝子型が決定できないものは
RRYY RRYy RRyy
ということになるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ようやくわかりました!ありがとうございます!

お礼日時:2004/06/26 16:05

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