プロが教えるわが家の防犯対策術!

若鳥もも肉は、なぜブラジル産が多いのか

A 回答 (3件)

ブラジルの鶏肉や安いから。

    • good
    • 0

かつて日本の輸入ブロイラー(若鶏)は中国産が断然トップで、


タイ、米国、ブラジルがそれに次ぐ供給国でした。

が、2003年頃からの鳥インフルエンザ禍で発生国からの輸入がストップされ、中国産やタイ産などのブロイラーが姿を消しました。
タイ産は数年前に輸入停止措置が解除されましたが、まだ過去の水準には戻っていないようです。
中国産は、薬漬け問題や賞味期限切れ問題などが発生し、輸入はほとんど途絶えた状態のままです。

その影響がほぼそのままブラジル産の増加につながっています(国産の供給量も増えているようですが)。
ブラジルは世界各国に鶏肉を輸出している大生産国で、食肉処理施設や検査体制なども整っているため、安全な鶏肉を安定的に確保できるということです。

参考までに、今でも鳥インフルエンザに伴う輸入停止措置は「56か国/地域」に及んでいます。
「家きんの高病原性及び低病原性鳥インフルエンザの発生等に伴う輸入停止状況」
(2016年10月14日現在、農林水産省 動物検疫所)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/ai …

グラフ:「ブロイラーの国別輸入量の推移」
(ALIC:独立行政法人 農畜産業振興機構の畜産統計データをもとに作図)
「若鳥もも肉は、なぜブラジル産が多いのか」の回答画像2
    • good
    • 0

ブラジルは、



・生産量が多い(鶏肉では世界3位以内)
・輸出量が多い(鶏肉では世界1位、生産量が多くても国内消費に回れば輸出はされない)
・日本よりも生産費が低い(国産鶏肉よりも高いと大量には売りにくい)
・上にプラスして送料ほか各種費用を上乗せしても国産鶏肉よりも安く売れる
・日本と関わりが深い(100年ほど前多数の日本人が移民したことからかかわりがほかの国よりある)

のすべてを満たす国だからです。
そもそもブラジルは世界の農畜産大国のうえに輸出のために農業・畜産を生産している国です。日本は世界トップクラスに食肉の輸入量が多い国です。
そういうわけで、日本人のほぼ全員が気がつかないうちにブラジルの農畜産物を口にしているはずです。
なので、輸入鶏肉でもここ最近ずっと、大半はブラジル産(これで半数以上)、次点がその半分ほどタイで、残りがぼちぼちというところです。

ブラジル鶏肉産業の現状と今後の見通しについてー農畜産業振興機構
http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/2010/m …
需給動向
http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/broi-b …
>2016年の輸出量は過去最高を更新する見込み

日本とブラジルの食肉貿易事情ーMEGA BRASIL
http://megabrasil.jp/20160304_28217/
>ブラジルが世界一の食肉輸出国とすれば、日本は世界一の食肉輸入国と言えるかもしれない
こちらなども。

個人的には、他にも
・ブラジルでも肉の消費量は非常に多いが、彼らは牛肉のほうが好きみたい(実によく牛肉を食べる、という印象があります)
・むね肉を見かけないのは、まず第一にはホワイトミートやライトミートと呼んでもも肉より好む欧米に輸出されている、
 次にはチキンナゲット等の加工食品になり、スーパーでは売られない。
(もも肉を好む=高く売れ、人口がそれなりにいる=たくさん売れる国、は日本以外だとあまり多くはないのでは?)
と思いました。

ただ、ブラジルってこの農畜産業の急発展のために、貴重な、地球の肺と呼ばれる熱帯雨林アマゾンを伐採して農場や牧場を作っているという面もあります。
しかもマフィアが金儲けのために熱帯雨林を違法に伐採しているから、保護派や反対派を容赦なく殺す、という話もあるので、安いからと言って素直に喜べないですね。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!