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(私は上智出身ではありません)

私はこの5年より前くらいまでは「早慶上智」というコトバをずっと自分の中に保っていた気がします。
つまり、早慶上はほとんど同ランクの私大であると。

ところが、最近のネット情報ではもうとみに顕著ですが、上智大学は完全に早慶の下に位置するようになってしまいましたね。
私が大学受験のころ(25年ほど前)は、早慶上の同学部同士(経済・理工は除く、ただし早慶に無い外語学部は別格)では、
完全に難易度が拮抗状態で、辛うじて受かったところに進学する、という状況でした。
ただし、伝統やら実績やら卒業生の弱さから、同系学部に受かった場合は、上智を避ける人も多数でしたが。
(それでも女の子は上智を選ぶ人が多かった気がします)
もちろん、東大京大一橋東工に受かっても、早慶上の上位学部に落ちる人は絶えませんでした。

しかし、今ではそんな様態はすっかり無くなってしまいましたね。
なぜなのでしょうか。
主に考えられる理由をお教えください。

A 回答 (10件)

元塾講師です。

私自身早慶上智の3大学に合格経験があります。その経験も踏まえて回答させていただきます。

 上智が近年早慶の完全下になったと考える理由は、私には大きく2つあると考えております。

 一つは、「複数合格者のほとんどが上智に進学しなくなったこと・合格者偏差値と実際に入学する人の平均偏差値には隔たりがあること」です。合格者偏差値はその名の通り合格者全員の偏差値になり、入学者の学力とは一致しません(ある程度の相関関係はあります)。一般的に受験生は合格した中から一番偏差値の高い大学に進学します。以前は早慶上智に複数合格した受験生が上智を選ぶことがありましたが、早慶に流れており、その状況だと合格者偏差値には変化がありませんが、入学者の質は下がります。
 たとえば、早慶でも同じ現象が起きています。以前の早慶は両方に合格した人はどちらを選ぶかはほとんど差がないか早稲田が有利でした。それが近年は慶應を選ぶ人の割合が上昇しています。両方合格者を100人とすると、前者では早慶で50:50になりますが、これが35:65程度になると、定員を埋めるために、片方しか合格していない学力の人間を早稲田は慶應より倍近く取る必要があります(定員が同じ場合)。定員も大きく違いますから早稲田には「慶應に不合格で早稲田にしか合格していない人」の割合が高く、学生の質が低下します。
 こうしたことが上智でも起きており(マーチとは明らかにレベルが違う早慶上智ですが)、早慶上智合格者の最下層が上智に進学している状況です。そのため上智は「早慶に落ちて上智にしか合格しなかった人」が多くなります。
 実際はそこまでひどく変化は起きなかったと思いますが、こうしたことから「上智のイメージダウン」が起きれば優秀な受験生は敬遠し、結果的に偏差値が下がることになります。また企業もそうした実態を肌で感じれば、就職活動の実績も落ち、評判が下がります。
 
 他には、上智そのものというより、周りの環境が変化したということが挙げられます。
 一つは早稲田等の国際系学部の注力です。以前は国際・外国語系というと私立では上智・ICU等が筆頭でしたが、慶應のSFCや、近年では早稲田の国際教養等が誕生しています。やはりそうなると、国内では抜群の知名度の早稲田と比べるとどうしても上智に軍配が上がることはありません。以前の強みである国際系が強みでなくなって、辛うじて対抗していた部分がなくなったというのが正しい認識でしょう。
 また、上智自体は変化していませんが、明治の就職活動時のフォローの良さや、勉強する学問ではなく就職状況の強さを志望校決めに重視する受験生が増えたこともあります。やはり就職状況はその人の能力はもちろん、大学別ではOBの強さがものを言います。他にも近年の文低理高(ここ2,3年は逆点していますが、ある程度の期間で見るとそうなります)により、ダメージを負うのは理工系が弱い上智です。
 他にも、(これは上智に限った事ではありませんが)「国際系学部出身者や帰国子女を企業が敬遠し出した」ことがあります。以前は日本人の国際コンプレックスから、彼らをもてはやしましたが、その企業も大半が日本人であり、国際感覚がありません。そのためそうした環境に帰国子女等が馴染めず、結果「使えない人材を採用した」となり企業が採用を敬遠し出しました。帰国子女でなくても国際系の人も「欧米流こそが正しく、日本の企業が間違い」という感覚を持つ人が他学部よりも多いです。そうした部分を強みにする大学ほどマイナスをもろに受けます。日本の大学ならともかく、国際系の感覚が欲しければ、近年では海外の外国大学出身者や、外国人を採用すればよく、わざわざ、日本にある国際系大学から日本人を取る必要がありません。「両方の感覚を持っている人がいい」…それなら、日本の大学に通う外国人でもいいわけです。アメリカの寿司屋さんが日本人を不合格にし、アメリカ人を雇う理由なんてありませんから。

 上智もそこを意識して、生き残りのためか、最近ソフィアタワーなるものを建てたようです。上智のシンボルと言うと、あの薄っぺらいビルですが、(私の感覚ですが)高さでは2倍、ボリュームでは5倍相当のビルができました。先日四谷に行き、たまたま見ましたがびっくりしました。
ご参考までに
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この回答へのお礼

たいへんお詳しいご回答、どうもありがとうございました。
特に第二の大きな理由はほとんど意識が行っていませんでした。
個人的にはどうにか以前のように「私大御三家」と呼ばれた状況に戻って欲しいものですが。
全国的知名度がどうしても伸びないですしね…
昔はまさか旧帝下位大学に見下される学校になるとは思ってもみなかったです。

お礼日時:2016/12/30 23:01

まあ、出身地が違うからそういう感想を持たれるかもしれませんね。



私の専門分野だと例えば、東北大のあるグループの教授が阪大に総長として行きました。
受験では阪大の方が難しいでしょうが、だからといって東北大が低いとは思わないんです。

また、九大で助手だった先生が長崎大助教授時代に業績を上げ、九大教授になりました。
この方はノーベル賞候補と今も言われています。

私は地方大学(非旧帝)で修士まで行き、民官研、公設研、国研を経て、大学助手になり
助教授を経て教授になっています。

18歳の時の受験のことや受験でどこが難しいとかいつまでもいうことはありません。
ちなみに私が受験したのは40年ほど前ですが、上智が地方旧帝大より難しかったという
意識はありません。早慶は確かに地方宮廷より難しかったと思いますが、経済的に厳しいので
早慶蹴り地方旧帝行きもいました。

私が思うのは40を過ぎた人がこんなことを熱心に主張していることが不思議だなと思うことです。
受験の難易度なんて高校生の人気競争で、大人が必死になることではないでしょう。

また、東京の人は早慶を蹴って地方に行く何座ありえないでしょうが、地方では早慶蹴って、地元
旧帝はいくらでもあり得ることです。

九大で東大以上の研究結果を出すことも可能性としては十分ありえますし。
ちなみに現在の上智の学長は私の高校の同級生です。
地方の出身です。
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この回答へのお礼

はい、まったくおっしゃる通りです。


>私が受験したのは40年ほど前ですが、上智が地方旧帝大より難しかったという意識はありません。

その頃なら、上智大はまだピークよりかなり前ですし、当然の認識だったのではないかと思われますが。

もう一度申し上げるのなら、上位(地方の中位くらいでも?)国立大学は研究機関として優秀であることはよく解っております。
そして大学院を出ている者として、受験云々よりも大学は研究力が大事だとも思っております。

必死に見えるのですね。まあそう思われるのならそうなのでしょう。
重ね重ね失礼いたしました。

お礼日時:2017/01/02 17:50

>昔はまさか旧帝下位大学に見下される学校になるとは思ってもみなかったです。



まあ、受験レベルでいうのは勝手ですが・・・
旧帝下位(?)大学の誰が見下しているとお考えですか?

旧帝下位(?)大学にたとえば東大助教から准教授として赴任して、
そこで、そこの院生ともどもと研究して、業績を出し、
その院生を引き連れて、教授として東大に復帰した人を知っています。
つまり、その引き連れられた旧帝下位(?)大学の院生は、今は東大助教で、
東大の院生を指導しているんですが。

いい年して、旧帝下位大学などと馬鹿なことを言わない方が良いんじゃないかなと思います。
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この回答へのお礼

本当に、自分でもいい歳して馬鹿なこと、不毛なこと考えているな、という気がしています。
こういう(ほとんど匿名同様の)サイトでないと訊けません。

まあ、ネットでいろんなサイト見てれば判ります。
どこから下位なのかもちろん決めつけませんが、Ky大、H大辺りは一般的にはそう見られている傾向がある気がします。
それに加え、非旧帝総合大のKo大、Ts大なども近い様子でしょうか。

でも私は、この4つくらいの大学辺りも尊敬していますよ。
ちなみに、私もこれらのいずれかの大学院出身です。
(が、結局アカポスに就くことは有りませんでしたが)

研究業績では、上智はもちろん、早慶も、これらの大学には敵わない部分が非常に多いことも当然知っています。
やはり日本では入学難易度とは必ずしも一致せず、上位国立大学が、研究機関として優秀です。

私としては、上位私立大学(少なくとも早慶上・I・同・関学・理科大くらい)も研究的に伍するようになればいいのになぁ。。という心中であるだけです。
まあ今の状況がよほど大きく変わらない限り無理でしょうが。

私は首都圏出身であり、また私大バブル期というのをリアルで渡りましたので、
中学~高校時より上智大学は超一流だという刷り込みがされているようです。
当時は東大京大以外の旧帝大では、ずいぶん大阪大というのが難しいのだな、
と難易ラインなどを見て初めて思ったくらいです。

ですから果ての地の旧帝大に行くくらいなら、だんぜん上智大がいいと思っていました。
もちろん周りの生徒の意識もほとんど変わらなかったはずです。
当時は旧帝蹴りマーチ、なんて奇妙なことも普通にされていたのですから。

その頃から考えると、上智もここまで来てしまったのだな、という一抹の嘆息から、あのような表現をさせていただきました。
不快であられましたのなら、深謝いたします。ごめんなさい。

お礼日時:2017/01/02 11:01

40歳以上になってこんなことを議論するんですか?



もうお子チャマが受験する時期じゃあないですか?
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この回答へのお礼

はい、馬鹿です。
すみません、こんな大人のかっこした中身は中二みたいのも世の中には居るんです。
おこちゃまはいませんが。

お礼日時:2017/01/02 10:17

やはり早慶の定員増(別館:所沢と藤沢)の影響が大きいんじゃないでしょうか。

それまでなら早慶に入れなかった人が入れるようになったので。

歴史と知名度、校風の差から国立の受け皿になりにくい(早慶に比べると敬遠される)というのもあるでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
慶應別館の藤沢は発足当時~しばらくは、物凄く持ち上げられていまして、英(数)・論のみの入試ですが
英語のレベルが外国のちょっとした論文クラスと言われてました。
少なくとも前世紀くらいまでは、発足より以前に早慶に入れなかった人が、通常の受験勉強で入れるところでは無かったはずです。
所沢はそういう風ではありませんでしたが。

とにかく上智は歴史や知名度が災いしてしまっていますね。
それからもっと定員数を多くし、外国語特化・国際特化・キリスト教色・何となくの男子の行きにくさ、
を弱めた方が良かったのかもしれません。
しかしそれだけですと、特色に欠ける普通の私立総合大学になっていたわけですが…

お礼日時:2017/01/02 11:29

> 早慶上はほとんど同ランクの私大であると。



偏差値が拮抗したり、出題傾向によってどこに落ちてどこに受かってとあったりしても、マインドの上で並んだことが果たしてあったのか。

少子化して、18歳人口はピーク時の6割になりました。
東大京大一橋も、従来の学力層は6割しかおらず、4割は従来なら受からなかった連中。
早慶も、従来の学力層が6割に減り、更に上位を東大京大一橋に持って行かれているはずです。
従来の学力層が半分に減ったわけですから、早慶二つは要らない、一つで良い、ということで慶応(とひょっとすると明治)が比較的レベルを維持できているだけで、他は全部学生のレベルが落ちているはずです。
上智はその下で、定員ベースでは早慶よりずっと規模が小さいのでは。
早慶に空いたその5割分の定員に、上智の上位層がごっそり持って行かれているだろうと想像します。
秋田の国際教養大学がどのくらい影響したかは不明ですが、しかし、早稲田のそっち系統は、おそらく影響しているだろうとも思います。
ひょっとすると千葉大学まで影響してくるかもしれません。
そもそも国立型の受験生がどれだけ居るかは疑問ですが、しかし居ないわけでは無いでしょう。
西千葉も四谷も総武線沿線ではありますし。
バブル期と比べれば、地元志向は強まったように思いますし、おそらく少子化で見えなくなっているだけで、国立志向も実は比較的強まったのでは、と想像します。私立に行ける人が少なくなったはずですから。
少子化で、従来よりは少々理数がバカでもどうにかなる大学が増えているはずですし。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
25年の経済の停滞、それに伴う私大忌避・上京忌避、また少子化による学力ある受験生の減少、
がやはり大きかったのだろうな、とはずっと思っています。
また首都圏私大ももちろん、地方私大も活性化すればいいのにな、とどうしても思います。

何せ日本は明治以来、教育に関しては官高私低で国を作ってきたのだから、覆る、いや並ぶのさえ本当に至難の業ですが。

お礼日時:2017/01/02 11:41

>私が大学受験のころ(25年ほど前)は、早慶上の同学部同士(経済・理工は除く、ただし早慶に無い外語学部は別格)では、


>完全に難易度が拮抗状態で、辛うじて受かったところに進学する、という状況でした。
>ただし、伝統やら実績やら卒業生の弱さから、同系学部に受かった場合は、上智を避ける人も多数でしたが。
>(それでも女の子は上智を選ぶ人が多かった気がします)

No.3さんの言う、偏差値だけならば拮抗していたけど格が違う、というのは、あなた自身が言っている、このことじゃないんですか。
つまり、模試の偏差値の上では「完全に難易度が拮抗状態」で、でも実際に進学するときには「伝統やら実績やら卒業生の弱さから、上智を避ける人も多数」=格の違いで入学はしない人がいた。
25年前といえば、女子の四年制大学進学率は今よりももっと低く、短大が凋落に転換する直前のピーク時です。トップクラスの最難関クラスへの進学率はもっと低かったはずです。ですから、その当時に「それでも女の子は上智を選ぶ人が多かった」というのは、早慶に対する上智の位置づけを物語ってもいるわけです。

もし、あなたがここ数年で、25年前よりも上智の凋落が著しい、と感じるのであれば、本当は以前からそういう「カテゴリ違い」での位置づけがあったのが、今になって具体的に数値に見えるようになってきた、ということではないでしょうか。
少子化は以前から言われていますが、大学全入時代と言われるようになった2009年以降から年々加速し、大学の受験偏差値の変動はより顕著になっているように思います。偏差値などの数値に変化が見られるのだとしたら、それは少子化による合格者の層が下方に拡大していっている(受験生がものすごく多かった25年前ならば受からないような受験生も、受かるようになってきた)ことが関係するのではないでしょうか。
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勘違いしてますね。


昔から、早慶と上智の間には溝がありましたよ。

偏差値だけで言えば、学部によっては、早慶と関関同立も拮抗してましたよ。
でも、格はまるで違うでしょ。
そういうことなんです。
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この回答へのお礼

とても主観性の強い意見に聞こえます。
例えばさらに大昔のお話でしたら、確かに早慶と上智の溝は深かったでしょうけど。
もしかして、No.2の方と同じ方?

お礼日時:2016/12/30 15:53

それは情報が間違っています、落ちたのは早稲田で、上智は同じ位置に居ます。

慶応だけが動いていない。
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この回答へのお礼

はい?
つまり早稲田が落ちて、
上智≒慶應 が現状ということでしょうか?

お礼日時:2016/12/30 15:46

こういう質問って、検索でヒットするじゃないですか、そうすると


悪評を描きこむ2チャンネルとおなじくらい、失敬だとおもうよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
この文章を書く直前に、検索していましたよ。
普段も1日で数十回くらいは、何かと疑問が湧くとすぐにググる癖は有ります。
それでも整理が付かなかったり、どうしても解らないことがある場合だけ、
こういったところでお訊きしております。

悪評ではなく、上智大が大きく易化したのは客観的数値を見て明らかだと思ったからです。
ちなみに私は上智大学は何となくですが、とても好きですよ。
だからこそ以前のような早慶と並ぶくらいに復活してほしいとの強い願いさえ持っております。

お礼日時:2016/12/30 15:41

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