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違法性阻却事由と責任阻却事由

って、いったい何が違うのでしょうか?

A 回答 (1件)

犯罪とは、構成要件に該当する違法かつ有責の


行為をいいます。

つまり、行為が次の条件を満たすのが犯罪です。

1,構成要件に該当すること
2,違法であること
3,有責であること

この一つでも欠ければ犯罪は成立しません。

違法性を阻却する事由が違法性阻却事由であり
有責性を阻却する事由が責任阻却事由です。

違法性阻却事由には、正当防衛、緊急避難、
正当行為などがあります。
つまり、人を殺しても、正当防衛であれば
違法性が阻却され、犯罪は成立しません。

責任阻却事由には、故意過失が無い事、
期待可能性が無いことなどがあります。
つまり、過失もなければ、責任が阻却され
犯罪は成立しません。

双方とも、犯罪が成立しない、という共通点が
あります。

違いは、共犯の成立や、錯誤論で出てきます。

共犯の成立につき、制限従属性説を採るか、
極端従属性説を採るか。

正当防衛になると錯誤した場合の故意の欠缺などを
想定してみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございますm(_ _)m

お礼日時:2017/03/09 04:42

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