プロが教えるわが家の防犯対策術!

推理小説や刑事もののドラマに登場する警察官僚、所謂「キャリア」の中には、所轄の刑事たちに混じって現場で捜査をしてる人がよくいますが、何か大きな事件が起こって捜査本部が設置された場合、30歳前後で警視あるいは警視正の階級にあるキャリアが、「指揮官」ではなく「一刑事」として現場で捜査をするということは実際にあり得るのでしょうか? うろ覚えなんですが、何年か前に読んだ警察関連本には「あり得ない」と書かれていたような気がするのですが…。
また、キャリアでも、現場研修中の新人や、研修を終えて間もない警部ぐらいだと(こちらもうろ覚えなんですが、キャリアは入庁後一年くらいで自動的に警部になり、その後ニ、三年下積みをして、二十五、六歳で警視になるというようなことを前掲書で読んだ記憶があります。)、現場の刑事たちと一緒に聞き込みや張り込みなんかをしたりすることもあるんでしょうか?

A 回答 (3件)

 こんにちは、アスカと申します。


 私の従姉妹の旦那さんが警察官僚で、そのことは説明してもらったことがあります。でもちょっと年数がたっているので変わっていたらごめんね。
 まず、採用されると警察大学校で3ヶ月の研修をうけ、大都市圏での9ヶ月見習い勤務。それから警察大学校に戻って1ヶ月の研修をすると警部になります。
 警部になると、警察庁で2年間の見習い勤務をし、その後警察大学校で1ヶ月の研修を受けると警視になります。
 警視になると都道府県の警察本部に課長待遇で行きます。このとき大体25歳くらいでしょう。その後はその人によるようです。
 従姉妹の旦那さんの場合は警視になるとすぐにイギリスの大学に留学しました。そして、帰ってきてから警視庁に配属されて車つきでした。
 そのときの仕事は会社の役員みたいな感じで、○○対策本部という犯罪対策に関する企画会議のメンバーになってました。
 ですから、現場の警察官のように捜査をするのではなく、彼らの仕事は警察組織の経営ともいうべきものですので、同じ警部、警視でも現場のための警察官とはまったく別で、本人も「警察官だと思ったことはない」と言ってました。あくまでも警察官僚で、それは別だそうです。
 ちなみに現場で捜査をするようなことはないそうです。
「現場を知らないとか,そういう批判に対しては?」と酔っ払って聞いたことがありますが、それについては「僕らがやっているのは現場の捜査とはまったく異質のことで、捜査の実態を知っているからどうこうというレベルではない。どちらが上ということではなく、フェーズが違う。現場を知らなくてはいけないというのは、それは現場指揮官の話で僕らではない。大きな事件で警察官僚が指揮を執っているのは、現場の捜査の仕方についての細かい指揮ではなくて、もっと政治的なもの。聞き込みの仕方を指示するわけじゃないし。だからその意見は、事務員の伝票処理を経験してないと重役の仕事ができないと言っているようなものだ」というようなことでした。今の発言は私の記憶から起こしたものですので、細かいところはあやしいです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、大変失礼しました。詳しく説明してくださり、ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/23 07:34

元警察官僚で、初代内閣安全管理室長の「佐々淳行(さっさあつゆき)さん」の話ですと、やはり最初は交番勤務をしたことがあるそうです。


(「いつみても波瀾万丈・日本テレビ系」で話していました)
それで地域の地理がわからず、迷ったことがあると話をしていました。
佐々淳行さんの著書を読まれた方が良いかと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、大変失礼しました。アドバイス、ありがとうございました。本、探してみます。

お礼日時:2004/09/23 07:34

警察のような階級組織のポストは階級によって決るので、年齢は関係ありません。

いくつになっても平は平です。

警視正は署長クラス、警視は課長クラスなので、いずれも一刑事として勤務することはあり得ません。一刑事として捜査の実務に従事するのは警部補まで、警部になれば捜査班長です。捜査班長は自ら現場にも出ることもありますが、その役目は現場指揮官です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、大変失礼しました。アドバイス、ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/23 07:35

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