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大至急教えて下さい
釈迢空(折口信夫)さんの短歌で
たたかひに果てにし子ゆゑ身にしみてことしの桜あはれ散りゆく
と言うなんですけど表現の工夫と区切れを教えて下さい!!!

A 回答 (4件)

短歌は、自然を見て、心を表す。

自分の内面を、自然に仮託するので、場面の展開があります。そうすることで、構築した世界を広げ、しみじみとした余韻を出す手法です。

この場合は、戦士なさったお子さんを思う、釈超空氏の内面が上の句に。

たたかひに 果てにし子ゆえ 身に染みて

場面が、内面から、散りゆく桜に作者の視線が移り、作者の悲しみを桜に託すことで、世界の広がりを感じさせます。

ことしの桜 あはれ散りゆく

これを、逆に、

あはれにも  散りゆく桜  身に染みて
    たたかひに果てぬ  いとし子ゆえに

としてしまうと、外界(春の光に散る桜)を見ていた目が、下の句で内面を見つめ、凝り固まった悲しみが強調されます。

折口氏の歌は男性的、逆は、女性的、と言えるかもしれませんね。
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万葉調(五七調)なので、


たたかひに果てにし子ゆゑ、(ここでしっかり切る)身にしみてことしの桜あはれ散りゆく
という音読上および意味上の区切れはあります。七五調で読むと意味の区切れもおかしいですが、全体の重く心が深く沈むような声調が失われます。
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No.1


訂正です。子の名は「春洋」が正しい。
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この歌に句切れはありません。

「桜が散っていく」というのが文の中心なるのですが、その「散りゆく」で切れますから。(五句切れとは言いません)
桜が散る様子はいつも悲しいものだけど、戦争で死んだ我が子を思い出すと、今年の桜がちるのはいっそう「あわれと」感じられるということで、実は死んだ子に対する憐憫の気持ちが中心になっている歌です。
 折口信夫には実子はなくて、この子(春海)は養子なのですが、愛する気持ちはひとしお深く、今も石川県羽咋市に一般の墓地とは違った地に二人の墓だけが残されています。
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