40歳独身男です。タイへの移住を考えています。貯金4000万、会社の役員報酬が月30万入ります。 遊

40歳独身男です。タイへの移住を考えています。貯金4000万、会社の役員報酬が月30万入ります。
遊んでくらせるでしょうか？詳しい方教えて下さい。

No.1 回答者： phj 回答日時： 2019/04/25 19:07

身内がタイで暮らしています。

遊んで暮らせるか、といえば「場所とやり方による」です。

まずタイに限らず外国に住む場合は、ビザか永住権などを取得する必要があります。
タイのビザは
・リタイアメントビザ　
資産要件：　下記①～③のいずれかを満たすこと
①80万バーツ(約275万円)以上をタイ国内の銀行に預金
②月々の収入が 6万5千バーツ(約22万円)以上
③預金と収入の合計が 80万バーツ(約275万円)以上
　条件は満たすけど、50歳以上なので質問者様はまだ利用できない

・投資家ビザ
タイのコンドミニアムの購入・タイバーツでの3年間以上の定期預金・タイの国債を購入
上記いずれかで又は合計1000万バーツ（3500万円）以上の証明書類が必要となり、1年間以上のビザ取得（要更新）

・ワークパーミット
タイで会社設立、資本金200万バーツ以上（700万円程度）、最低一人のタイ人株主と4人以上の従業員を雇うこと
仕事したいなら別ですが、遊んで暮らすには不向きですね。

・タイランド　エリートカード
50万バーツ〜200万バーツ（175万円〜700万円）
お金を支払えば、5〜20年間のビザが取得可能（要更新）
その他、条件いろいろなので、詳細はここをどうぞ
https://thai-elite.jp/

まあ、個人的には、これから数年かけて何度かタイにも行って、45歳から5年分のエリートカードを買って、50歳からリタイアメントビザに変えるのがよいかもしれません。

で、次は生活の話
タイと言っても広くて、日本人が多く生活しやすいのは
・バンコク　何と言っても一番多いし都会
・シラチャー　バンコクの次に日本人が多く、日系スーパーもあり
・チェンマイ　日本でいえば京都のような古都、少し行くと高原があり、気候が比較的穏やか、長期滞在の日本人が多い
・プーケット　有名な観光地　日本人も意外にいるし、日本食なども買える
この4か所には日本人会も存在します。

気候については、南国なのですが、気を付けるべきなのは「恐ろしく暑い時期が２回ある」ということです。つまり太陽が真上にくる夏が２回あるのです。１回目は４月でこの時期が最も暑い、ソンクラーンで水かけ祭りをするのは「暑すぎてやってられないから」です。次が１０月ぐらいでもう一度暑くなります。で５月から１０月までが雨期です。

生活費に関しては、どの街に住むか・どのような家に住むか・何を食べるか、で変わってきます。バンコクでセキュリティの高いマンションだと１０万円程度、キッチン付きだともう少し高いかもしれません。日本食材を買うと日本と同程度かちょっと高め（ということはタイの物価では高級品）日本食はリーズナブルな店もあるのですが、安くて定食が１０００円程度（これもタイの物価だと高級料理）です。逆に屋台で良いなら１００円ぐらいで麺類が食べられるでしょう。ただし、衛生面が心配ですが・・

バンコク以外だとこれらの価格が２割程度は安くなるのですが、問題は住宅、外国人向けのセキュリティのしっかりしたしかもプーケットなど観光地だと家賃が１５万円ぐらいしても不思議はないです。逆に観光地から離れた街中のコンドミニアムなら５万円程度になるかもしれません。光熱費は場所によって違うし、部屋代に含んでいる場合もあります。携帯代などは日本の格安携帯と同じ程度です。

なので、食費をどのように考えるか、にもよりますが毎月収入があるなら、２０万円程度でとりあえず生活はできるでしょう。

次に問題なのは移動手段などをどうするか、バンコクなら鉄道やバスを基本にすればいいので、車は要らないでしょうが、それ以外の都市なら「かなり必要」です。一人なら「バイク」という手もありますが、みんな運転が恐ろしく荒いので、事故する可能性を考えると車がいいです。
　近年は日本メーカーがタイで車を作っているので、1000ccクラスなら200万円弱で新車が買えます。

ですから、どういう生活をするか分かりませんが、よほど夜の遊びを堪能したい、というのではないかぎり、まあ暮らすことはできると思います。

で、問題はそれで何年やっていけるか、です。
役員報酬が30万円で固定されているとすると、日本がインフレになってその分上がるならまだいいのですが、タイは成長しているので、どんどんインフレが進んでいます。
実際10年ぐらい前のタイの物価は日本の1/3と言われていましたが、今はすこし差が縮んで1/2.5ぐらいだと言われています。つまり10年前なら30万円は90万円ぐらいの価値だったのですが、今では75万円ぐらいまで差が縮まっているのです。
後10年で1/2まで行くと、今よりも25万円ぐらい少ない価値になり、その状態が続くなら30年後ぐらいには日本とタイの物価が同じ担っているかもしれません。そうなるとちょっと苦しいですよね。