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小津はリアリスト、黒澤は理想主義者って言う認識であってますかね?
小津は諦めてた感じがします。友情、愛、結婚を、素晴らしいといいながらも現実的に冷たく観察してた。ひいては映画芸術さえたいして信頼していなかった。彼は興業性を結構重視してました。
一方黒澤は人間を愛し理想を求めたと思います。映画もとりたいように撮り、芸術性を追求しました。
今小津の素晴らしさが高く評価されるようになったのは、必然のような気もします、皆んな理想に疲れてしまっているんだと思います。

A 回答 (2件)

小津安二郎の映画の原節子って


どの映画でも「いいんです・・私、これで・・」って言いますね。
諦めのヒロイン・・。
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映画の鑑賞方法は人それぞれですから、質問者さんの見方は否定しませんが、私は小津はかなりの理想主義者だったと思っています。

それが原節子が演じるヒロインたちに凝縮されています。原節子は実際にはタバコも吸うキャリアウーマンでした。でも小津作品では、皆が求める、さまざまな形の理想のお嬢さんを演じています。それを見守る周囲の人たちも理想的です。世間は本当はもっと殺伐としています。でも小津は腰をいためてまで子供の目線の位置にカメラを据えて、理想的かつ家庭的な世界観を撮り続けました。

で、黒澤が求めていたものが「理想」かどうかは、そもそも「理想」をどう定義づけるかにもよりますが、私から見ればあれは「夢想」です。すべてが異次元すれすれです。

ここまで書いてみて、ふと思いました。小津も黒澤も、理想や芸術を追求していたのだと私は思います。ただし、軸となる現実世界の定義が異なっていたのではないかと思います。

で、小津は前から評価されていましたよ。少なくとも私が大学生で黒澤も減益だった1980年代にはじゅうぶんに評価されていました。ただ、小津作品は切り取りやすいのでテレビやネットで扱いやすいのでしょう。
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