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No.3
- 回答日時:
日本の競馬場について書きます
1
まず、競馬場の周回は競馬場の立地によって変わります。
陸上競技場のトラックのように、1周が400M程度であれば、土地をまっ平にならし、統一規格のものも作ることが出来ます。
しかし、競馬場は1周が1000M以上になるほど広い敷地が必要になります。当然、それだけの敷地の広さがあれば、土地に高低差などもありますし、それをすべて平らにならすことも出来ません。また、土地の形状などから、左右対称の楕円形のコースに、ということが難しくなることもあります。
そのため、土地の形状、コーナーの角度、土地の高低差、さらには交通の便……そういうものをすべて考慮し、安全性に配慮した形でコースを作ることになります。
例えば、阪神競馬場は上空から見ると1コーナー、2コーナーは急カーブをし、逆に3コーナー、4コーナーはカーブが比較的緩やかな涙型のような形の右回りコースです。
もし、これを左回りにしてしまうと、直線に入る前の位置取り争いが繰り広げられる3~4コーナーが鋭角になってしまうため事故などの危険性が高くなってしまいます。
また、中山競馬場の場合、右回りコースですと直線で一気に急坂を一気に駆け上がる形になります。
これをもし、反対周りにするとどうなるか、というと、その急坂を一気に駆け下る形になります。確かにスピードは出るかもしれませんが、一番の勝負どころである直線を加速しながら下ると、勢いがつきすぎてしまい、やはり危険です。
その地形などからなるべく安全な形になるようにコース設計をした結果、右回りか、左回りかが決まります。
現在、中央競馬の競馬場は10あるうち、左回りコースは新潟、東京、中京の3つ。地方競馬の競馬場はばんえい競馬をのぞいて14ある中、左回りコースがある競馬場は盛岡、大井、船橋、川崎の4つ。
つまり、右回りが得意な馬の方が圧倒的に有利になっており、平等を保つためではありません。
2
年間を通して開催が出来るようにするためです。
日本の競馬場、特に中央競馬はイギリス競馬を模範としてレース設計がされました。そのため、中央競馬の大レースは、基本的に芝コースが基本です。
ただし、その開催は、オフシーズンのある欧州とは異なり、1年間、ずっと開催がされます。そこで問題となるのが、芝の維持です。
芝というのは植物です。その上を馬が何度も何度も走れば、芝は剥げてしまいますし、季節によって芝の成長度合いなども異なります。もし、芝のレースばかりですと、芝が剥げてしまって、芝がボロボロになってしまいますし、その維持にも金が掛かります。
そのため、中央競馬では、芝とダート、両方のコースを作り、さらに一定周期でレースを行う競馬場そのものを変更することで、芝の保護を図っています。
実際、芝の生育が早い温かい時期と、遅い寒い時期では、寒い時期の方がダートレースの割合が高くなっています。
また、1990年代半ばくらいまでは、中央競馬では芝・ダートのレースは半々くらいでしたが、重賞レースの数は年間100レース近くありながら、ダートの重賞は一桁しかなく、ダートはあまり強くない馬の走るレース。芝は一流馬のレースという扱いでした。現在もかつてと比べれば改善されましたが、G1レース24戦のうち、ダートは2つしかありません。
また、中央競馬は10の競馬場を持ち、それを交代で使えますが、地方競馬は、それぞれの競馬場が独自に経営をしています。
そのため、維持費のかかる芝、というのは使いづらく、地方競馬の競馬場で芝コースがあるのは盛岡競馬場しかありません。
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