同時進行で物語が進む小説。

我孫子武丸の「弥勒の掌」を読み終わったばかりですが、

主人公達が同時進行で物語が進み、

そのうちにつながっていくというような本はありませんか？

「模倣犯」など宮部みゆきさんがこういう手法をよくとってるように思いますが、他にもいらっしゃいませんか？

できればミステリーが希望です。

No.6 ベストアンサー 回答者： dexteram 回答日時： 2005/06/11 01:05

恩田陸の【ドミノ】は２７の登場人物が入り乱れてますよ。

言うほど絡んでない人間もどうしてもいますけど。そこそこ爽快に読めますしね。
あとは、本当に動じ視点だって言うのなら赤川次郎に【死と乙女】というのがあります。上と下のに段組でパラレルの世界を描いています。
ほかには書いていらっしゃいますけど森博嗣ですね。【四季】と言わずほとんど全ての作品に別シリーズの主人公が出てきてにやりとすること請け合いです。また、密室トリックが中心のミステリですので、とっつきやすいとおもいます。叙述トリックも結構混ざっているのでご要望に添えるのではないかと思います。
あとは、乃南アサの結婚詐欺師は捕まえるものと捕まるもの、二つの視点からですので結構緊迫感がありますよう。
唯川恵にもありましたね、【刹那に似て切なく】これは主人公二人の同時視点なだけですけど彼女には珍しくミステリ要素の入ったサスペンスです。さすがに恋愛作家だけあり、感情の機微は細やかに描かれていますよ。
それから、桐野夏生。有名な【OUT】はまさに主人公が同時進行ですね。ただし、元から絡み合ってますけど。読後感の爽快さは請け合いですねでおすすめですね。彼女の著書ではもう一つ【柔らかな頬】こちらは最後まであまりすっきりしないんですけど思惑が絡み合う。というてんではとても綺麗に流れていく作品です。
山本文緒にも【落花流水】がありますね。これは、女性の生涯を五十年間綴った小説で（フィクションですよ）くっついたり離れたりする恋愛小説です。
貫井徳郎の【神の二つの貌】も年月を経るのは似ているんですけど、神に繋がるまでの一生という壮大なものになっています。
色々書きましたけど宮部みゆきや我孫子武丸が好きなんでしたら【ドミノ】か【結婚詐欺師】が読みやすいと思います。でも、他の本も良策ばかりですので、是非とも手に取ってみてくださいね。

この回答へのお礼

本当に丁寧にたくさんありがとうございます。

桐野夏生以外は読んだことがありませんでした。

ひとつひとつ古本屋さんで探して読んでみたいと思います。

まずは乃南アサかな？

ありがとうございました。

お礼日時：2005/06/14 10:22

No.5 回答者： jupiter_e 回答日時： 2005/06/10 15:29

伊坂幸太郎氏の「ラッシュ・ライフ」はどうでしょうか。

一気読み間違いなし！という謳い文句が誇張ではない、珍しい作品だと思います。

この回答へのお礼

伊坂幸太郎も気になる作家です。

他の本をアマゾンのウィッシュリストに入れて考え中でした。

「ラッシュ・ライフ」面白そうですね。

ありがとうございました。

お礼日時：2005/06/10 22:19

No.4 回答者： retoros 回答日時： 2005/06/10 14:16

京極夏彦氏の「塗仏の宴」(宴の支度/宴の始末)がまさにそれです。

しかし、氏の作品は全てそんな感じですし、「姑獲鳥の夏」から全作品のネタがどこかで繋がっていますので無理にオススメはしません。
なにしろ物凄い量の知識と難読漢字の嵐(ちゃんとルビはありますが)ですし、ソンナバカナ！(一言一句理解していったらそれが常識の思い込みにすぎないと解る仕掛け)と憤慨して中途離脱する人も多いので…

でも見た目の厚みとは裏腹に、読み始めたらあっという間に最新刊まで読みきって後が辛い(センセイは最近とても遅筆)エンタ小説でもあります。
あと１ヶ月で映画が公開なので、今が読み時かも。

この回答へのお礼

京極夏彦の小説は確かに厚さだけで敬遠してました。

ドロドロしたイメージがありますが、どんなものでしょうか？

横溝正史は好きですので、ドロドロも決して嫌いではありません。

挑戦してみようかな。ありがとうございました。

お礼日時：2005/06/10 22:12

No.3 回答者： ladybug0703 回答日時： 2005/06/10 14:01

貫井徳郎の「慟哭」はいかがですか。

連続幼女誘事件を「捜査官」と「犯人」の視点から描いています。
読者に仕掛けられたトリックが面白いです。

この回答へのお礼

貫井徳郎はとても気になる作家ですが、
まだ読んだことがありません。

あまり作品数も多くなさそうですが、
その分内容が濃そうですね。

ありがとうございました。

お礼日時：2005/06/10 14:31

No.2 回答者： orange001 回答日時： 2005/06/10 14:01

森博嗣の「四季」はいかがでしょうか。

ここで粗筋が紹介されています。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/indexjp …

参考URL：http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/indexjp …

この回答へのお礼

森博嗣も知っている作者ですが読んだことがありません。

「すべてはＦになる」は有名ですよね。

「四季」は壮大な物語のようで楽しみです。

ありがとうございました。

お礼日時：2005/06/10 22:04

No.1 回答者： onara931 回答日時： 2005/06/10 13:43

ミステリじゃないけど、

ジェフリー・アーチャーの「カインとアベル」は？
聖書の登場人物になぞらえた主人公二人が数奇な運命を辿ってやがて！

この回答へのお礼

「カインとアベル」ですか！

何年も前にビデオを借りて観たことがあります。
とっても面白かったという記憶だけで、
実際どんな結末だったか全く覚えてません。

小説も面白そうですね。ありがとうございました。

お礼日時：2005/06/10 14:28