
GW中に書棚の整理をしたところ、「平家物語」が出てきました。目次を見ると、巻の一から灌頂の巻まで各題も書かれており、少し読んでみると、もれなくきちんと口語訳されたものであることが分かりました。
「平家物語」の概略は知っているつもりなのですが、きちんと読んだことがありません。とは言え、全て読むのも億劫です。まずはここぞというところから読みたいと思います。その内、原文にも手が伸ばせればいいなと思っています。
そこで、「このエピソード(と言っていいのか疑問なのですが)はおもしろい」というエピソードを募りたいと思います。理由も併せて教えていただければありがたいです。

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
私は「敦盛最期」が心惹かれます。
ご承知のようにこの場面では、一の谷の合戦で敗れた平家は沖の船に逃れます。
敦盛も馬を海に入れ、沖の船を目指し逃れようとしたとき、源氏の熊谷直実に呼び止められ、一騎打ちに及びますが、歴戦のつわものの熊谷と若輩の敦盛では勝負は歴然、熊谷は組み伏せた敦盛の首を討とうとして、初めて相手が自分の息子ほどの年齢と気が付き、見逃してやりたい気持ちと、他人に討たれるよりは自分が討ってやろうという心の葛藤に悩みつつ、ついに首を打ち落としてしまう。
平家物語の有名な一場面ですが、人間の業と儚さに思わず涙が出ます。
私もこの場面大好きです。敦盛が笛を持っており、「昨夜、陣中から聞こえていたのはこの人物の笛の音だったのか」とか何とか直実が思うんでしたっけ?やはり、きちんと読みたい場面ですね。
ちなみに、うちの母がこの場面の歌をよく歌ってくれていました。「一ノ谷の戦破れ、討たれし平家の公達あわれ」ってワンフレーズのみでしたが…。
ともかく、こうやって解説付きで紹介していただくと自分の記憶も掘り起こされてきて感慨深いです。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
少し毛色の変わったところで、祇王・祇女・仏御前の出てくる段は如何でしょうか。
この巻もまた、「諸行無常」が根底にある話です。清盛に好かれて(?)寵愛を受けていた祇王、そしてその一家(母と、妹祇女)も豊かな生活を送っていたのに、ある日仏御前という、より若い舞の名手が登場。祇王とその母・妹は・・・、そして、その後の仏御前は・・・といった話です。清盛と周囲の女性たち、誰の立場で読むかによって、また、印象の違うお話になるかもしれません。
この話を読んだ若い頃(ハタチ頃)は、京都嵐山祇王寺の写真の仏像の並び方に、「??」と思いましたが、その数年後、年を重ね、現地を訪れた時に「ああ・・・」と思いました。
このエピソードについては私はほとんど知りませんでした。早速読みますね。
祇王寺の仏像の並びにも興味がわきました。訪れてみたい場所ができて、とても嬉しいです。
質問を立ち上げてから、目を引く題の部分を読んでみたのですが、登場人物が多いにもかかわらず、一人一人にきちんとスポットが当たっていて、「平家物語」っておもしろいと感じました。また、こうして回答いただくと、ますます読もうという気持ちが深まってきます。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
平家物語は小学生の頃にジュニアむけ漫画版と、中学生の頃に教科書で一部を読んだことがあります。
エピソードとして有名なのは、教科書に載っていた「扇の的」ですかね。
源氏側の那須与一という若い武士が、戦の休戦中に平氏側の船に掲げられた扇の的を射る話です。
戦といえども貴族の血を引く平氏の人々は雅な遊びを提案したと習いました。
あと、ダジャレが出てくる場面もありましたよ。
平清盛の台頭を快く思っていない男たちが集まって酒盛りをしているシーンなのですが、
とっくりのことを「へいじ」か「へいし」と当時は呼ばれていたらしく、
とっくりが倒れると、「あれ、平氏が倒れておるわ」と皆でダジャレを言って酒盛りを盛り上げていたと思います。
くだらないエピソードですみません。
私も扇の的を中学生の時に習いました。的を射た後、感に堪えなかった男が舞を舞って、与一に射殺されるんですよね。当時は、与一に「男を射よ」と命じた判官が義経のことだとは知らず、後になって知ったときには義経に少し幻滅したりしました。
ダジャレの場面は鹿谷の場面ですね。これまた、中学生の時に社会で習った記憶があります。きちんと読みたくなりました。まずは鹿谷から読むことにします。ありがとうございました。
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