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昨晩(正しくは5日の午前1時ごろですが)NHKでシャーロックホームズのドラマを見ましたが、私が原作を読んでないからいけないのですが、どうしても分からないことがあります。

 有名な「シャーロックホームズの冒険」の方のバスカビル家の犬とは少し違うところがありました。まず、主人公二人がいきなりお風呂に入ったあとの裸で現れましたのでビックリ。その室内を見て、「アメリカ人とアメリカのホテル、現代劇」の印象を受けてしまいましたが違いました。何回もテレビや映画になるたび少しずつ細かいところが変わるのは、日本の金田一耕助シリーズもそうですから気にしないこととして。

疑問は、ホームズが注射器を自分の腕に使うシーンが繰り返し出てきたことです。見たところ自分の採血をしていたように見えたのですが、何をしていたのですか?原作でもこのお話でなくともよく出てくるシーンなのでしょうか?気になるのですが‥。

それからついでに、ステイプルトンの奥さんは最後に殺されていたようですが、原作でもそうなのですか?今回底なし沼にはまったのはステイプルトンではなくホームズでしたがこれはどうでしょうか?

図書館が開いたら借りて読んでみようと思っていますが、ひとまず先に知りたいところです。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

ホームズがコカイン注射を常用していたというのは、No.1.さんの言う通りですが、ホームズがコカインを射つのは大抵刺激的な事件が無い時で、彼の頭脳はいつでも謎や研究に費やされていないと耐えられないのです。


それで、ワトソンにはしょっちゅう注意され、苦々しく思われている悪癖もホームズにとっては必要なものなのですね。
しかし、この新作「バスカビル家の犬」は事件の真っ最中ですのでコカインを何度も射つシーンが出て来るのには私も少なからず違和感を感じました。

私はもちろんジェレミー・ブレットのホームズが大好きですが、他の役者が演ったホームズ譚も好きなので(特にイアン・リチャードソンとか、クリストファー・リーとか・・)色々観るのは楽しみではあります。

それはそれとして、この新作ホームズはかなり原作とは違った演出やストーリー展開がありました。まず、ワトスンがやたら激情家で怒りまくるのは多少違和感がありましたし、途中にも色々異なったシーンが出ますが、ラストの犬のシーンと(バスカヴィル卿が襲われたり)、ダートムアの沼地のくだりはかなり違ってて少し驚きました。現代風にアレンジされてたと取りましたが・・・いままで、「バスカヴィル家の犬」は最も多く映像化されていると言っても過言では無いので、かなり大胆に変えたのでしょう。
新たにホームズ譚を作るにはそういうアレンジも必要かもしれません。

まあ、それはそれとして、ホームズがお好きなら是非原作は全てお読みになる事をお勧めします。
気が向かれたら、他の映像化作品も観られると良いでしょう。

ちなみに・・・余談ですが、ホームズがコカイン中毒なのはシャーロッキアンの間では有名ですが、それをテーマのひとつにしたパスティーシュもありますので、興味があれば読んでみてください。
「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」というタイトルでニコラス・メイヤーという人が書いてます。原題は「7パーセント溶液(コカインの溶液の事でホームズが好んだ量)」といいますが、映画化されたので
そういうタイトルになってます「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」というのがその映画でニコル・ウィリアムソンという役者がホームズを演じていて、フロイトとかも出てきて楽しいです。
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この回答へのお礼

 御礼遅れてすみません、同じテレビを見て同じような感じを受けた方がいらっしゃったのですね。ホームズのコカイン中毒については、イライラしたりお酒を飲むとタバコを吸いたくなる人がいますがそんな感じと思ってもいいかもしれませんね(^_^;)。ただ自国では子供までもが楽しみに見るシャーロックホームズのテレビシリーズで、主人公がヤク中というのはやっぱりず~~いぶんとまずいでしょう。グラナダTVがその設定をはずしたのは正しかったのでしょうね。今回の番組はその点で枠を越えたというか、やはり新しいホームズとワトソン像を狙ったのかもしれませんね。
 
 わざわざお時間をさいて詳しいご回答を寄せてくださり、大変楽しく拝見いたしました♪本当に嬉しく思います!原作その他の資料も読んでみたくなりました。ワクワクします♪本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/01/09 13:29

>ステイプルトンの奥さんは最後に殺されていた


>底なし沼にはまったのはステイプルトンではなくホームズ

 ステイプルトンもホームズの推理上でははまっていますけどね。原作も、御推察のとおりで良いと思います。
 厳格に言えば細部で違う部分もありますが、グラナダTVはストーリーに関しては原作にできるだけ忠実です。英国や世界中のホームズファンには評価が高く、今のホームズのイメージ像=ジェレミー・ブレッドという現象を作るくらいの影響力があります。
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この回答へのお礼

御礼遅れてすみません、私もグラナダTVのシリーズで初めてホームズに触れたものですから、どうしてもあれが「基本中の基本」といったような感覚になっているんですよね。ジェレミー氏が亡くなった時、すぐに日本のテレビニュースで報道したり新聞に載ったりしたくらいでしたから評判がいいとは知っていましたが、それほどとは思いませんでした。参考になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/09 13:11

シャーロック・ホームズが注射をうつというと、大半は、コカインをうっている時だと思います。

彼はコカインの常習者で、ワトソンにいつも注意されていました。
ホームズの原作者コナン・ドイルは医師だったので、医学的な知識を要する記述が多く、アヘン窟のシーンなど、麻薬の記載は少なくありません。
ちなみに、ホームズ研究者やファンが書いたの解説書も売っていますので、それも参考にしてみてください。
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この回答へのお礼

そうだったんですか。以前のジェレミー・ブレット主演のテレビシリーズのホームズにはさっぱりそういった設定はなかったので、あれは清く正しい?ホームズだったのですね。正義の味方にも色々隠れた部分はありそうですね(^_^;)。ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/05 11:14

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