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『あしたのジョー』という漫画で、力石徹が、矢吹丈と対戦するために、過酷な減量をしたということですが、
矢吹丈のほうは、力石徹のために体重を増量してあげなかったのでしょうか。
もしそうなら、なぜ体重を増量してあげなかったのですか?

A 回答 (3件)

矢吹丈がウエートアップして対戦に臨んだら、



「過酷な減量による力石の死」という、
この作品の最初のクライマックスがすっかり消えてなくなってしまうワケで。
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この回答へのお礼

さっそく、お答えを書いていただき、ありがとうございました。
なるほど、そういう作者の意図があったわけですね。
大変に参考になりました。

お礼日時:2007/03/02 20:03

ボクサーとしては力石の方が先輩なのと、少年院時代に自分の方が体重が重いという有利な条件で戦っているため、最終決着をつけるにはジョーのウエイトにして戦わねばならないと、ボクサーである力石自身にこの条件を課したことで、死に繋がるような過酷な減量を行いました。


所属する白石ジムでは力石の骨格(生まれ持った体つき)がジョーのいるバンタム級ではないと、力石に試合を思いとどまるように迫る場面もありましたよ。

またストーリーの中盤以降にはジョーがウエイトコントロールで苦しむ話もあり、作者がこのための布石を作っておいたとも思えます。
まあ普通だったら、バンタムからジュニアフェザーへ階級を上げれば済むところですが、階級変更を迫る丹下団平に「力石がバンタムへ体重を落としてくれたんだから、オレはこの階級でしかボクシングをしない」と決意のほどを語る場面は感動的でした。

話をより感動的に劇的にするために、減量苦に耐え抜いて、試合には勝利するという名誉を得るものの、その代償は死だった、ってことなんだと思います。
”OK牧場”で知られるガッツ石松さんもライト級のチャンピオン当時19キロも減量して世界戦に臨む、劇的な勝利を得てますから、こういう方がより感動的ですもんね。
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この回答へのお礼

お答えを書いていただき、感謝致します。
やはり減量苦の果ての死というのが劇的であるというのですね。。
大変に参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/05 17:49

まあ確かに2クラス落とすのは過酷ですね。


でもそれは対戦を決めるときにどの階級で戦うかを決めたためです。
白石ジム(力石自身?)が丈の階級で戦うことを望んだ以上しようがありません。
この場合、丈が体重増加して上のクラスになると、試合自体がキャンセルになりますのでできません。
また仮に中間の階級での試合を組んだとした場合
丈にとってベストな体重より上の階級にあげるのだとしたら
筋肉を作るためには数ヶ月の調整が必要です。
これは減量で筋肉を落とす以上に大変だと思いますよ。
まあ丈の体重が過酷な減量しないと今の階級にいられないなら別ですけどね
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この回答へのお礼

お答えを書いていただき、感謝致します。
体重を増やすと筋肉を作るのが大変なわけですか。
大変に勉強になる知識でした。ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/02 20:53

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