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 m7b5、dim7(全て短3度の関係の4音構成)、
dim(根音、短三度、減5度のトライアド)、dimMajor7(dimに長7度を追加)、dim9(dim7に長9度を追加)など、
似たような(定義の違いはわかるのですが)コードの使い分がわかりません。

 m7b5は、
ダイアトニック・コードのVIIm7b5だけでなく、
準固有和音であるIIm7b5も、
世に出ている楽曲や、作曲の中で理解しています。

 一方dim7は、(転回形を許容すれば)3つしかパターンがないということで、
適当に当てはめて気持ちよかったら使う、
という程度です。

 dim、dimMajor7、dim9は(難しそうなので)置いておいて、
特にm7b5とdim7の使い分けを知りたいと思っています。
助言等、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

特にm7b5とdim7の使い分けを知りたいと思っています。


「m7b5」は、旋律短音階
「dim7」は、和声短音階
の違い。。。ということではなくて? ですかね。。。

この回答への補足

 ご回答ありがとうございます。
大前提として言い忘れていたのですが、
質問は、長調の曲での使い分けでした。
失礼しました。


 ご回答の意味は、
平行長調のドミソで言うところの、
ソ#を根音とするm7b5とdim7が、
それぞれ旋律的短音階と和声的短音階、ということでしょうか。

 自然短音階以外の短音階でのダイアトニック・コード(augが出てきたりと、すごいことになっていますね。)を考えたことがなかったので、
非常に参考になったのですが、
具体的に、借用の考え方(どこからの借用)や、使い分けを教えて頂けると、
非常にありがたいです。
よろしくお願いします。

補足日時:2008/05/26 02:12
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学問的な意味でのコードの解釈なのか、実践的に使うときの使い分けなのか疑問点がはっきりしないので的外れな回答になる可能性がありますが。



>ダイアトニック・コードのVIIm7b5だけでなく、
>準固有和音であるIIm7b5も、
>世に出ている楽曲や、作曲の中で理解しています。

>一方dim7は、(転回形を許容すれば)
>3つしかパターンがないということで、
>適当に当てはめて気持ちよかったら使う、
>という程度です。

これで答えは半分出ているように思えます。特に
>世に出ている楽曲や、作曲の中で理解しています。
>適当に当てはめて気持ちよかったら使う
この部分が以外に重要です。

実際にどう使われるか、いくつかの例を挙げます(ハ長調・イ短調の場合)。

長調の場合
1.IIm7b5 - I (Dm7b5 - C)
2.IIdim7 - I (Ddim7 - C)
dim7 はいろいろなコードに割とつながりやすいのですがそれはともかく IIm - I の代用として使う場合この二つは構成音は似ていますが響きはかなり違います(ドとシの違いが大きい)。Dm7b5 は Fm6 と同じ構成で IVm - I (Fm6 - C) の代用と考えられ響きは長調的です。Ddim7 はシの音が効いており E7 (or E7b9) に響きが似ておりここだけ VI (Am) に続きそうなのに I (C) に続くという一種の違和感が演出できます。

3.IV#m7b5 (F#m7b5)
これは Am6onF# の代用表記のようなもので Am からベース音が F# まで下がっていった場合に見られます。
4.IV#dim7 (F#dim7)
ご存知のように Cdim7, Ebdim7, Adim7 と同じ構成音です。これは C にも G にも F にもつながりますがベース音の動きにが自然になるように選びます。

5.I#dim7 (C#dim7)
A7b9 の代用で Dm への橋渡しとして使われます。 IIIdim7 (Edim7) も同様。
6.IIIm7b5 (Em7b5)
もっぱら A7 へと続く(さらにその後 Dm へ)。

7.VIIm7b5 (Bm7b5)
これは C major でも A minor でも後続するのはもっぱら E7。6とキーの中での役割は違いますが2つのコードの関係は同じです。

8.VIIdim7 (Bdim7)
A minor では E7 の代用として使われることがあります。 C major ではあまり使われることはありませんが G7 - C の代用として Bdim7 - C が考えられます。しかし2同様 E7 的なのでここだけ短調っぽく聞こえます。このためベース音を G として Bdim7onG(実際には G7b9 と書く)とすると長調らしさがでて、さらに洗練された響きでもあります。

以上実際に使われた例から書いてみましたが何もこれが決まりというわけではありません。うまくいけば斬新な進行になりえます。
結局既存の曲を聞いたり自分で弾いてみた時にどう感じるかです。
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具体的に、借用の考え方(どこからの借用)や、使い分けを教えて頂けると、


非常にありがたいです。
■「具体的」なことは、2番さんがいろいろ書かれているので、その他のコメント
ですが。。。

・「借用の考え方(どこからの借用)や、使い分け」というのは、
「理論的」に、根拠を明確にしたいのだと思います。。。(^^;

私も、そういうタイプです。爆!
ただ、「借用」とは、「他の調」のコードを利用する。という考え方です。

確かに、「他の調」のコードなので、そう感じるのですが、
もう一つ、別の解釈があって、「偶成和音(変化和音)」という考え方があります。

いわば、「臨時記号」の和音版です。
「メロディー」に「臨時記号」が付くと、一見、「借用和音」や「部分転調」したと、考えがちです。

しかし、「経過和音」として一時的にできた和音は、他の調からの「借用和音」ではなく
「臨時記号」の和音版なので、「コードネーム」にすると、
「他の調(ノン・ダイアトニック)」のコード名になりますが、

本質としては、「基調」の解釈であり、要するに、一見「他の調(ノン・ダイアトニック)」も
「コードネーム」が、たまたま、他の調にもあった。。。ということです。

特に、「ディミニッシュ系」のコードが多いですし、その代理には、「○7(b9)」のテンションにもなります。
ということで、「★偶成和音」の関係も勉強してみると、解釈のヒントがつかめると思いますよ。
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