ディミニッシュコードについて（ピアノ）

“接続詞的なコード”と言われているみたいですが・・・
どういう場面で使用するかが、イマイチわかりません。

No.5 ベストアンサー 回答者： trgovec 回答日時： 2008/02/03 00:37

いくつか例を挙げます（ハ長調・イ短調）

1. | C C C#dim C#dim | Dm Dm Dm Dm | G7 G7 G7 G7 | C C C C |

2. | C C Ebdim Ebdim | Dm7 Dm7 Db7-11 Db7-11 :||

3. | Am Am Ddim Ddim | F F E7 E7 :||

4. | C C C C | Edim Edim Dm Dm | F F F F | G7 G7 G7 G7:||

１．と４．は実質同じで、ベース音が「ド－ド＃－レ」か「ド－ミ－レ」かの違いです。これらは I - II と進む間に II にとっての V7 にあたるコードをはさむことがありますが

C - A7 - Dm
（ニ短調の V7 は A7 です）

この A7 のところはメロディでシが半音下がることがよくあり、このため A7 も A7-9 となることがあります。 A7-9 は「ラド＃ミソシ♭」でラの上に C#dim が乗った形になっていて C#dim に響きが似ています。そこで A7(-9) の代わりとして C#dim (Edim) を使います。

３．においては Ddim の構成音は E7-9 に近く（「レファラ♭シ」「ミソ＃シレ」）代理として使われていますがベース音が「ラ－レ－ファ－ミ」となり E7(-9) より動きがあります。
これは１．４．とコードの働きこそ違いますが「どんなコードの代理に使うか」という考え方は同じです。

２．はまったく別で何かの代わりというより dim そのものの響きを生かしたもので同じ dim でも明るく響くように感じます。またベース音が「ド－ミ♭－レ－レ♭」と狭い範囲で動いています。Db7-11 は G7-9,-12 としたりもっと単純に G7 でも同じことです。

とりあえず上記の例を鳴らしてみてください。 dim を使うときと使わないときの響きをどう感じるかは自分次第です。

この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。
例はわかりやすかったです。
さっそく弾いてみました。
確かに、１と４は実質同じですね。
やはり、流れで覚えた方が身につきやすいのでしょうか・・・

お礼日時：2008/02/04 01:52

No.6 回答者： trgovec 回答日時： 2008/02/03 00:57

＃５です

訂正があります

Db7-11 → Db7+11

失礼しました

No.4 回答者： tom0120 回答日時： 2008/02/02 22:25

思い出しましたので・・・追加。

「経過和音」意外にも、
「刺繍和音」で簡単なものなら・・・

「I-Idim-I」
「C)C-Cdim-C」

「V-Vdim-V」
「C)G-Gdim-G」

なら簡単な利用ほうですね・・・

この回答へのお礼

追加回答ありがとうございます。
EX1は、
Cを弾いてる間に、ちょこっと入れる、ということですか？

お礼日時：2008/02/04 01:15

No.3 回答者： noname#49614 回答日時： 2008/02/02 22:15

私の場合はギターですが…

ディミニッシュはそもそもドミナントから派生したらしいのですが、単独ではどうにも使えないほどの不安定なコードです(なにしろ三全音まみれ)。
「接続詞的」というのは、ダイアトニックの間に経過音的に挟んで使うといった意味ですね。
CメジャーでDm→D#dim→Emとかがよくあります。
他にも色々ですが接続詞の話についてはそんなところですね。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
Dm→D#dim→Emは
弾いてみてしっくりきました。
この流れ自体覚えちゃいます。

お礼日時：2008/02/04 01:12

No.2 回答者： tom0120 回答日時： 2008/02/02 22:12

ちょっと高度なら・・・

「dim7」は、転回しても、
各構成音程は、短3度でかわらない「異名同音(和音)」の
特殊なものです。

なので、これを「ビボット(軸・共通)」として、
曲の途中で「移行型」の「転調」としても、有効です・・・。

この回答へのお礼

→を転回とすると、
Bdim→Ddim→Fdim→A♭dim
みたいなことですよか？
覚える時はそうやってましたが、
これを曲の中で使うのですか・・・

お礼日時：2008/02/04 01:56

No.1 回答者： tom0120 回答日時： 2008/02/02 22:05

例えば、

「バッシングdim」とか・・・。
ダイアトニックの間に挟む・・・

「I-II」→「I-#Idim-II」
「II-III」→「II-#IIdim-III」

のように、経過音のコード版です・・・
ディミニッシュは、いろいろ使い方があります。その他にも・・・。

この回答へのお礼

素早い回答、ありがとうございます。
それは例えば、
「C-D」→「C-D♭dim-D」
となるということですか？

お礼日時：2008/02/04 01:04