とっておきの手土産を教えて

↑の通りです

回答お願いします

A 回答 (3件)

「移調譜」に対する反対語が「実音譜」ですので、「移調譜」を用いるのが普通なのに、あえて実音で譜面を書くことを「実音記譜」と言います。


一般に、楽器の譜面は、その楽器奏者が、譜面を見やすいように(ひんぱんに使う音が五本の線にだいたいおさまる)、また、演奏しやすいように「移調譜」を使います。
譜面の音と、それを見ながら演奏している楽器から出ている音がピッタリ一致する楽器はむしろ珍しく、ピアノがその代表となりますが、これを「実音楽器」と呼びます。
しかし、「実音記譜」という言葉は、もっぱら「移調譜」を用いるが、実音で書かれているほうが具合がよいときに、あえて実音で記譜するときに使う言葉です。
それは、どのようなときかというと、まず作曲・編曲の途中のとき。
これは、楽器編成が多いとき、段数が多いスコアをタテにサッと見たときに、ハモリやコードなどが見たとおり瞬時にイメージできるので都合がよいのです。もし移調譜で書いてあると、いちいちパートを確認して頭の中で実音に置き換えてその響きをイメージしなければならない、書き間違いを発見しにくい、などの不都合が生じます。
そのため、作曲や編曲の現場では、完成までは「実音」または、「オクターブ違い」の表記で作業を進め、すっかり完成してから、ソフトの機能を使って、移調譜に書き直して、「スコア」として完成させます。
昔と違い、今は、楽譜を書くソフトが移調を瞬時に機械的にやってくれますのでずいぶん楽になりました。
このように作曲・編曲の作業中のときに、「実音記譜」で作業を進める、という言い方をします。
それから、指揮者の使っているスコアは、実音記譜になっている場合があります。これは、作曲・編曲と同じく、そのとときの「響き」を譜面から瞬時にイメージするためには、実音またはオクターブ違いで書いてないと不都合です。
また、指揮者の中には、絶対音感の人も多く、絶対音感の人は、実音記譜でないと、まったく響きがイメージできないという人も多いので、そのような指揮者が使うスコアは「実音記譜」となっています。

移調楽器
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E8%AA%BF% …
    • good
    • 0

#1 は,いわゆる移調楽器 (管楽器に多い) のことを書かれていますが,たとえば,ギターだって,本当は実音記譜されていません.


楽譜上,本来は,ト音記号の第2間の音 (いわゆるラ) は,物理的には 440Hz 程度 (音楽の種類や表現の考え方で±5Hz くらいは変動する) を意味します.これが本当の実音での表記です.
しかし,たとえばギターの場合,440Hz になるのは,1弦5フレットの音です.なので,この通りに記譜するとト音記号では大変見にくくなります.そこで,ギターの場合は1オクターブすべてずらして記譜することにして,つまり1弦5フレットの音は上1線上に来るようにするのです.これは一種の移調表記です.もし実音で記譜すると通常の楽譜の1オクターブ下で書かなくてはいけないのです.
同様に,ベースではヘ音記号を使っても下の方に線をさらに足した領域に音が固まってしまうので,これまた1オクターブ上げて記譜します.
一方,ピアノの場合は記譜と実際の音程が一致しています.本当に実音記譜されているわけです.
金管楽器の場合,菅の長さで決まる構造上の最低音 (特殊な機構を組み込んだ場合は除く) が,たとえばトランペットやトロンボーンなら B♭ なので(いわゆるB菅の場合),ここから移動ドでドレミファと振って,5線譜上もそう書いていく方法(移調記譜)と,その最低音はあくまでもB♭であって,その全音上のところからドレミファと見て5線譜に振っていく実音記譜があります.ふつうはトランペットは移調記譜し,トロンボーンは実音記譜されます.この辺は音程を変える機構の問題が大きいのでしょう.ただし,楽器の音域によっては,ギターなどのようなオクターブずらしはあるかもしれません.
木管楽器も事情は同様です.ただ,本来 F菅であるアルトリコーダなどは,移調記譜してもいいのですが,中学校とかの学校教育では実音記譜され (といっても,本当はソプラノは2オクターブ,アルトは1オクターブ下げて書かれている),ソプラノリコーダとは5度ずれた運指で教えられます (どうするのが正式なのかは知りません).一方,クラリネットやサックスではそういう記譜/運指で対応することはほとんどありません.調はずれたまま記譜され,管長によってはさらにオクターブのシフトも使われます.
    • good
    • 0

ええっと…疑問のバックグラウンドなどが何も分からないので、どのような回答をお望みかわからないのですが…



一般に楽器の楽譜は「移調記譜」といって実際に出る音のとおりでなく演奏しやすいように音を変えて記譜されていることが多いです(特に管楽器の楽譜に顕著)。

たとえばアルトサックスの楽譜は実際には「ミ♭」の音が楽譜上「ド」として書かれています。また、バンド楽器でも、ギターやベースは一般に実際の音より1オクターブ高く書かれています。

それらに対して、実際の音のとおりに楽譜に記すことを「実音記譜」と言います。代表的なのはピアノ楽譜。

…という感じの回答でよろしいでしょうか?オーケストラや管楽器に接していないと、「移調記譜」のほうをご存じなくても全然不思議ないですが、移調記譜を理解しないと「実音記譜」という表現の持つ意味もわかりませんから…
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報